放射線源

放射線源(ほうしゃせんげん、radiation source)とは放射線照射するための放射線発生装置である[1]。単に線源(せんげん、source)ともいう[1]

放射線を発生させるには放射性物質は必ずしも必要でなく、放射性物質そのものから出る放射線を利用するものと、原子炉加速器[1]宇宙線[2]を用いるものがある。

放射性物質から出る放射線はエネルギーは放射性物質の種類によってエネルギーや放射線の種類も一定であるが原子炉などを用いることによって放射性物質からは出ないような放射線やより強力な放射線を利用することができる。例えばレントゲンなどで用いるX線は放射性物質ではなく制動放射によって作り出され、中性子も原子炉から出るものがよく利用される。

また放射性物質起源の線源は密封線源と非密封線源の二種類があり取り扱い方法などが異なる。

参考文献

  1. ^ a b c  小田稔ほか編、『理化学英和辞典』、研究社、1998年、項目「radiation source」より。ISBN 978-4-7674-3456-8
  2. ^ 加藤貞幸、『放射線物理学』、培風館、〈新物理学シリーズ26〉、1994年、1頁。 ISBN 4-563-02426-0 C3342

関連項目

外部リンク

  • 放射線源 理科ねっとわーく(一般公開版) - ウェイバックマシン(2017年10月2日アーカイブ分) - 文部科学省 国立教育政策研究所
  • 表示
  • 編集
単位
  • 放射線量の単位
  • 放射能の単位
測定
  • 放射線・放射能計測機器
放射線の種類
物質との相互作用
放射線と健康
基本概念
放射線の利用
放射線と健康影響
放射能被害
法律・資格
関連
  • カテゴリ カテゴリ
  • コモンズ コモンズ