汎用ドッキングモジュール

汎用ドッキングモジュール(Universal Docking Module、UDM、ロシア語:)は、国際宇宙ステーションへのドッキングが計画されていたロシアのモジュールで、S.P.コロリョフ ロケット&スペース コーポレーション エネルギアクルニチェフ国家研究生産宇宙センターが製造を行うとされていた。当初のデザインでは、ズヴェズダモジュールの地球側のポートにドッキングし、2つのロシア研究モジュールミニ・リサーチ・モジュール2に結合する4つのドッキングポートを備える予定だったが、資金の不足のためロシア研究モジュールとミニ・リサーチ・モジュール2の製造が中止となり、このモジュール自体も中止となってしまった。

現在の計画では、ズヴェズダの地球側の位置には多目的実験モジュールが設置される予定である。さらにミニ・リサーチ・モジュール2の製造計画も復活しているが、その設置場所は、科学電力プラットフォームが予定されていた地球の反対側になった。

ISSのロシア提供要素の製造者であるS.P.コロリョフ ロケット&スペース コーポレーション エネルギアは、ドッキングポートを4個から6個に増やして改良したナーダルモジュールと2つの科学/エネルギーモジュールを2013年から2015年の間に打ち上げて、ISSを当初の計画と近い姿にすることを提案している[1][2]

外部リンク

  • NASA assembly sequence - Updated December 8, 2006
  • Space Events diary July-September 2001 .pdf - There is a paragraph stating the UDM was cancelled and to be replaced with the 70% complete FGB-2, with modifications
  • FGB-2 module - An article written in Aug. 10, 2001, discussing the plans for UDM and FGB-2

出典

  1. ^ “Russia Needs Billions More To Complete It's ISS Segment”. Space-Travel.com (2008年4月14日). 2009年1月29日閲覧。
  2. ^ Sergei Shamsutdinov (2008年7月). “Program for Development of the Russian ISS Segment” (Russian). Novosti Kosmonavtiki. 2009年2月15日閲覧。
概要
構成要素
  • ザーリャ(基本機能モジュール)(FGB)
  • ズヴェズダ(サービスモジュール)
  • ユニティ(ノード1)
  • ハーモニー(ノード2)
  • トランクウィリティー(ノード3)
  • デスティニー(実験用)(USLab)
  • コロンバス(実験用)
  • きぼう (PM, ELM-PS, EF)
  • クエスト(エアロック)
  • ラスヴェット (MRM 1)
  • ポイスク (MRM 2)
  • レオナルド (PMM)
  • キューポラ
  • 統合トラス構造 (ITS)
  • ナウカ(多目的実験モジュール)(MLM)
  • 欧州ロボットアーム (ERA)
  • プリチャル
支援機材
  • カナダアーム2 (MSS/SSRMS)
  • デクスター (SPDM)
  • ストレラ・クレーン
  • きぼう(ロボットアーム)
  • 船外保管プラットフォーム (ESP)
  • エクスプレス補給キャリア (ELC)
  • 与圧結合アダプタ (PMA)
  • 電気系統(英語版)
  • 生命維持システム
複数回使用
  • 多目的補給モジュール (MPLMs)
  • きぼう (ELM-ES)
  • ピアース(エアロック / ドッキングモジュール)(DC-1)
キャンセル
  • 推進モジュール
  • セントリフュージ実験モジュール (CAM)
  • 居住モジュール
  • 乗員帰還機 (CRV/ACRV)
  • 汎用ドッキングモジュール (UDM)
  • ロシア研究モジュール (RM)
  • 暫定制御モジュール (ICM)
  • ロシアのノードモジュール (NM)
  • 科学電力モジュール (SPM)
  • ノード4
補給機
現行
予定
過去
  • カテゴリ Category:国際宇宙ステーション
  • ポータル Portal:宇宙開発