田中雅博

曖昧さ回避 田中昌宏」、「田中将大」、あるいは「田中正大」とは別人です。
たなか まさひろ

田中 雅博
生誕 1946年3月
日本の旗 日本栃木県益子町西明寺
死没 2017年3月21日(70歳没)
日本の旗 日本栃木県益子町西明寺診療所
出身校 東京慈恵会医科大学
職業 医師、僧侶
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田中 雅博(たなか まさひろ、1946年3月[1] - 2017年3月21日[2])は、日本医師僧侶

経歴

栃木県芳賀郡益子町の西明寺で生まれる。栃木県立真岡高等学校卒業[3]。父親の勧めで医師を目指し、東京慈恵会医科大学医学部を卒業。国立がんセンターで研究所室長[4]病院内科医として勤務。大正大学に進学し、仏教を7年間学び、西明寺を継いだ。住職を務めながら、1990年境内に入院病床を備えた(緩和ケアもおこなう)普門院診療所や介護施設を建てた。2014年10月、末期の膵臓癌が発見された。その後肝臓に転移[5]。30年間「病院にもスピリチュアル・ケアワーカーが必要」と訴え続けた[6]

死去

2017年に入って昏睡状態になるなど病状が悪化し、同年3月21日午前7時20分に死去した。70歳没[2]。その後、寺の住職は同じく医師である妻の貞雅が引き継いだ。

著書

  • 『般若心経の秘密』電気情報社、2015年、ISBN 978-4924513082
  • 『進行がんになった医師で僧侶が語る「がんで死ぬのは怖くない」仏教と医療の再結合・スピリチュアルケア』阿吽社、2016年、ISBN 978-4907244255
  • 『いのちの苦しみは消える』小学館、2016年、ISBN 978-4-09-379883-9
  • 『軽やかに余命を生きる』KADOKAWA、2016年、ISBN 978-4041041437

出典

  1. ^ 『現代物故者事典2015~2017』(日外アソシエーツ、2018年)p.363
  2. ^ a b 田中雅博師死去 僧侶兼医師、医療と仏教の協力目指す 産経新聞 2017年3月21日付
  3. ^ 栃木県教育委員会. “朝日新聞青春スクロール3/14版・政界特集”. www.tochigi-edu.ed.jp. 2023年8月11日閲覧。
  4. ^ ““医信同源”の診療所(後編)”. 全国曹洞宗青年会. 2022年11月26日閲覧。
  5. ^ 『いのちの苦しみは消える』著者プロフィール欄と14頁。
  6. ^ 『いのちの苦しみは消える』18頁。

外部リンク

  • 彼岸寺 末期がんの医師・僧侶、田中雅博さんが語る「いのちのケア」とは
  • 産経WEST 「ついに自分の番。生ききりたい」がんで余命数カ月の僧医 緩和ケアに宗教を
  • 朝日新聞デジタル いのちのケアとは 末期がんの内科医・僧侶 田中雅博さん
  • 中外日報 現代医学から見た真言宗の臨終行儀
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