甲良町

こうらちょう ウィキデータを編集
甲良町
西明寺
甲良町旗 甲良町章
甲良町旗 甲良町旗
日本の旗 日本
地方 近畿地方
都道府県 滋賀県
犬上郡
市町村コード 25442-8
法人番号 8000020254428 ウィキデータを編集
面積 13.63km2
総人口 6,035[編集]
推計人口、2024年4月1日)
人口密度 443人/km2
隣接自治体 彦根市犬上郡多賀町豊郷町、愛知郡愛荘町
町の木 ケヤキ
町の花 フジ
甲良町役場
町長
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寺本純二
所在地 522-0244
滋賀県犬上郡甲良町大字在士353-1
北緯35度12分15秒 東経136度15分41秒 / 北緯35.20419度 東経136.26133度 / 35.20419; 136.26133座標: 北緯35度12分15秒 東経136度15分41秒 / 北緯35.20419度 東経136.26133度 / 35.20419; 136.26133
地図
町庁舎位置
外部リンク 公式ウェブサイト

甲良町位置図

― 市 / ― 町・村

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甲良町中心部を望む。5月中旬のため、黄色い農地は小麦である。
甲良町総合公園
在士高虎公園

甲良町(こうらちょう)は、滋賀県の東部(湖東地域)にある犬上郡に属す。滋賀県内にある地方自治体のうち、豊郷町に次いで面積が小さい町でもある。

地理

近江盆地東部、鈴鹿山脈の麓に位置する。犬上川の扇状地で、町域の大部分が低地帯となっている。

主要な地形

山地渓谷などで特筆すべきものは無い。

過去に近隣地域と水戦争が起こるほど、排水性に優れた土地である。犬上ダム建造により、田畑への水不足は解消された。

古墳群が多く、現在の道の駅せせらぎの里こうらは、建設予定が決定したのが1990年代だが、遺跡が発掘されたため、工期が大幅に中断された。古墳公園となっているもののほかに、遺跡に指定されているため未発掘で手つかずの土地もある。

平地
水域
  • 犬上川
  • 福溜、若宮溜、西蓮溜(さいれんだめ)、長溜、新溜、新右衛門溜、ほか[1][2]。犬上調整池。

気候

甲良町が属する犬上郡の気象データは観測されておらず、地域は彦根地方気象台管轄区域に属しているため、西隣にある彦根市のデータが最も近い。よって、「彦根市#気候」を参照のこと。

生物相

隣接する自治体

町内の地域

  • 西部地域 :在士(ざいじ)・下之郷(しものごう)・尼子(あまご)・呉竹(くれたけ)・小川原(こがわら)の5つの大字からなる。甲良西小学校区。
  • 東部地域 :北落(きたおち)・金屋(かなや)・正楽寺(しょうらくじ)・池寺(いけでら)・長寺(おさでら)・法養寺(ほうようじ)・横関(よこぜき)の7つの大字からなる。甲良東小学校区。

歴史

下之郷遺跡が発掘調査されたところ、古墳時代のものと分かり、そのころから集落があった。

法養寺遺跡も発掘調査により飛鳥時代の集落であった。

桂城神社(甲良町下之郷)の名や甲良神社(甲良町尼子)の祭神が武内宿禰であることから、古代は葛城氏の支配地であった。

その後、犬上氏の領地となる。

平安時代初期、三修上人が西明寺(甲良町池寺)開山。

鎌倉幕府滅亡後、有力御家人二階堂貞藤蟄居させられた屋敷が下之郷にあった。

南北朝時代初期、近江源氏佐々木道誉(京極高氏)が甲良荘に勝楽寺城を築いて本拠地とした。以降、京極氏の支配地となる。

その子孫が甲良荘尼子郷で尼子氏を称し、出雲国へ下向して戦国大名となった。

応仁の乱の頃には、京極高数が下之郷城を築城。その次男・多賀高忠が下之郷城主となった。

織田信長により、近江攻略戦で下之郷城落城・二階堂寶蓮院の破壊、比叡山延暦寺焼き討ち時に西明寺焼き討ちなどが行われる。

(二階堂宝蓮院の本尊・阿弥陀如来坐像は、信長により安土町浄厳院に移される。)

戦国時代末期には、甲良荘藤堂村(現・甲良町在士)から藤堂高虎を産している。同時期には、日光東照宮の造営を始めとする土木工事を江戸幕府に任された宮大工で、甲良氏の祖である甲良宗広(甲良豊後守宗広)が、甲良荘法養寺村から出ている。

豊臣時代は佐和山城石田三成江戸時代彦根藩に属した。

沿革

人口

甲良町と全国の年齢別人口分布(2005年) 甲良町の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 甲良町
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性

甲良町(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より


行政

歴代町長

  • 北川豊昭

役所・支所・出張所・町民会館等

町役場

  • 甲良町役場 :甲良町大字在士353-1に所在。

税務

  • 彦根税務署 :彦根市犬上郡、愛知郡を管轄。彦根市立花町5-20に所在。

町民サービス施設

甲良町立図書館。甲良東小学校旧校舎を保存・活用している。
  • 甲良町立図書館
  • 甲良町保健福祉センター
  • 長寺地域総合センター
  • 呉竹地域総合センター

警察

消防・防災・救急救命

消防

救急救命

医療圏は湖東保健医療圏(彦根保健所管内。彦根市多賀町・甲良町・豊郷町愛荘町の1市4町で構成)に属している。

救急告示医療機関

救急告示医療機関(救急指定病院等)は以下のとおり。

  • 彦根市立病院 :彦根市八坂町1882に所在。
  • 彦根中央病院 :彦根市西今町421に所在。
  • 友仁山崎病院 :彦根市竹ヶ鼻町80に所在。
  • 豊郷病院 :犬上郡豊郷町大字八目12に所在。
滋賀県災害拠点病院

防災

防災システム
災害時応援協定

水道事業

上水道
下水道

清掃事業

姉妹都市・友好都市

立法

町議会

選挙区

司法

裁判所

検察庁

郵便事業

  • 横関郵便局 :甲良町横関742-4に所在。 ※集配業務は高宮郵便局(彦根市)が行う。

経済

産業

工業団地と企業・工場
  • 北落工業団地 :総面積13.4ha
    • 日立物流西日本 関西物流加工センター
  • 在士工業団地
  • その他の地域
    • 古河AS株式会社 本社
    • 永楽屋 尼子工場
    • 第一化成工業 滋賀工場
    • 近泉合成繊維

地域

教育施設

中学校

  • 甲良町立甲良中学校

小学校

  • 甲良町立甲良東小学校
  • 甲良町立甲良西小学校

特別支援学校

  • 滋賀県立甲良養護学校

幼稚園

  • 甲良町立甲良東幼稚園

保育所

  • 甲良町立甲良西保育センター ひまわり園
  • 甲良町立甲良東保育センター あおぞら園

マスメディア

特記事項なし。

交通

尼子駅
道の駅せせらぎの里こうら

鉄道路線

路線バス

自動車道

高速道路
国道
県道
道の駅

名所・旧跡・観光地・行楽地・娯楽施設・祭事、ほか

名所・旧跡・観光地

近世以前の人工物

  • 下之郷遺跡:古墳時代の集落跡
  • 法養寺遺跡:飛鳥時代の集落跡
  • 西蓮溜 :元禄13年(1700年)頃に建造されたため池[1][2]
  • 若宮溜
  • 甲良神社
  • 桂城神社
  • 在士八幡神社:藤堂家の氏神。藤の名所としても知られる。
  • 西明寺 :湖東三山の一つ。
  • 勝楽寺 :佐々木道誉の墓所。

近現代の人工物

  • 甲良豊後守宗廣記念館

祭事・催事等

文化財

その他

  • 犬上川沿岸土地改良区
  • Kモール

著名人

出身著名人

室町時代
戦国時代 (日本)
安土桃山時代江戸時代
現代

ゆかりある著名人

南北朝時代 (日本) 
  • 二階堂貞藤(道蘊):鎌倉幕府御家人、武将・官吏。建暦元年の反乱に加担したとして、甲良荘下之郷の二階堂屋敷で蟄居、のち六条河原で処刑された。
  • 佐々木道誉(京極高氏) :武将、官吏(近江、若狭出雲上総飛騨摂津守護。政所執事)。京極氏。甲良荘に勝楽寺城を築き本拠とした。
  • 尼子高久:京極氏家臣、武将・官吏(近江国守護代)。佐々木道誉の孫。甲良荘尼子郷に館を構え、尼子氏を名乗った始祖。
室町時代
  • 京極高数(高員):武将・官吏(守護大名(山城・出雲・隠岐守護。加賀守))。多賀高忠の父。下之郷城を築城。

脚注

  1. ^ a b “滋賀のため池50選”. (公式ウェブサイト). 滋賀県農政水産部 (2008年4月1日). 2012年12月23日閲覧。
  2. ^ a b “甲良町国土利用計画(第三次)” (PDF). (公式ウェブサイト). 甲良町. pp. 33 (2007年3月). 2012年12月23日閲覧。
  3. ^ “彦根市消防本部”. (公式ウェブサイト). 彦根市. 2012年12月23日閲覧。
  4. ^ “消防団の組織概要 - 滋賀県” (PDF). 消防団(公式ウェブサイト). 消防庁 (2010年4月1日). 2012年12月23日閲覧。[1]

参考文献

外部リンク

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