藤阪太郎

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藤阪 太郎(ふじさか たろう、1994年6月6日 - )は、日本柔道家大阪府出身。階級は66kg級。身長174cm。血液型はO型。組み手は右組み。段位は四段。得意技は足技。弟は66kg級で活躍している藤阪泰恒[1]

経歴

柔道は5歳の時に明武館田邊道場で始めた。その後に臥牛館道場へ移った[1]小平第六中学から八王子学園八王子高校へ進むと、3年の時にはインターハイ66kg級に出場するも3回戦で敗れた[1]

2013年に国士舘大学へ進学すると、2年の時には体重別団体の準決勝で東海大学と対戦するが、髙市賢悟上四方固で敗れてチームも3位に終わった[1]。全国体育系学生柔道体重別選手権大会では決勝で東海大学1年の浅利昌哉に敗れた[1]。3年の時には学生体重別決勝で大学の1年後輩である磯田範仁一本背負投で破って優勝を飾った[2]。体重別団体では決勝で東海大学と対戦して髙市と引き分けたが、チームは2位にとどまった[1]講道館杯では準々決勝で鹿屋体育大学4年の竪山将背負投で敗れるも、その後敗者復活戦を勝ち上がって3位になった[1]。国際大会初出場となったグランプリ・チェジュでは、準決勝で2013年の世界選手権2位であるカザフスタンのアザマト・ムカノフ送襟絞で破るが、決勝では2014年と2015年の世界選手権2位であるロシアのミハイル・プリャエフ背負投の有効で敗れた[1]。4年の時にはグランプリ・ブダペストで3位に入った[3]。学生体重別では5位に終わり2連覇はならなかった[4]。講道館杯では昨年に続いて3位となった[5]

2017年には大阪府警の所属になると、体重別では3位になった[6]アジア選手権では準決勝で韓国のアン・バウルに敗れて3位にとどまった[7]。講道館杯では3年連続で3位になった[8]。2018年のグランプリ・チュニスでは準々決勝でロシアのアラム・グリゴリャンと対戦すると、終了間際に技ありを取られたがすかさず抑え込んで一旦は一本勝ちした。だが、その一本を技ありに格下げされる不可解な判定を食らうも、GSに入って再び抑え込みで技ありを取り、結果として合技一本で勝利した。しかし、その後の決勝ではウズベキスタンのシャフラム・アハドフに指導2でリードしながら、GS含めて11分を超える戦いの末に技ありを取られて2位に終わった[9][10]。11月の講道館杯では決勝で国士舘大学教員の磯田を小外刈で破って優勝した[11]グランドスラム・大阪では準決勝でミキハウス丸山城志郎に反則負けすると、3位決定戦でもグリゴリャンに敗れて5位に終わった[12]。2019年3月のグランドスラム・エカテリンブルグでは準々決勝でイスラエルのタル・フリッカーに技ありで敗れるなどして5位にとどまった[13]

戦績

(出典[1]、JudoInside.com)

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i 「柔道全日本強化選手名鑑 2020」近代柔道 ベースボールマガジン社、2020年4月号
  2. ^ 「全日本学生柔道体重別選手権大会」近代柔道 ベースボールマガジン社、2015年11月号
  3. ^ Budapest Grand Prix 2016 - Hungary
  4. ^ 平成28年度全日本学生柔道体重別選手権大会
  5. ^ 平成28年度講道館杯全日本柔道体重別選手権大会
  6. ^ 平成29年全日本選抜柔道体重別選手権大会
  7. ^ 高藤、芳田らが優勝 アジア選手権/柔道 サンケイスポーツ 2017年5月26日
  8. ^ 平成29年度講道館杯全日本柔道体重別選手権大会
  9. ^ 男子66キロ級の藤阪が2位/柔道 サンケイスポーツ 2018年1月20日
  10. ^ Tunis Grand Prix 2018, Tunisia - DAY 1 FULL RESULTS
  11. ^ 男子73キロ級、立川がV3 柔道講道館杯 日本経済新聞 2018年11月3日
  12. ^ Grand-Slam Osaka 2018
  13. ^ Grand-Slam Ekaterinburg 2019

外部リンク

  • 藤阪太郎 - JudoInside.com (英語)Edit on Wikidata
  • 藤阪太郎 - 国際柔道連盟 (英語)Edit on Wikidata
  • 藤阪太郎 - Alljudo (英語)Edit on Wikidata