鑑賞

曖昧さ回避 この項目では、観照の審美的用法について説明しています。
  • 仏教用語の観(ヴィパッサナー)の瞑想としての観照については「ヴィパッサナー瞑想」をご覧ください。
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鑑賞

鑑賞かんしょうとは、芸術作品などの視覚、あるいは聴覚を通して自己の中に受け入れ、深く味わうことである。対する表現とは異なり、能動的とはいえないものの、対象に直接的なおかつ積極的に関わり合うことによって、対象の中から具現化された美的なものを見出すことのできることから、受動的な美的体験でもない、という特徴も持っている。

近代美学の主要な理論として観賞論があった[1]。そこでは、正しい観賞の態度として「美的(aesthetic)な」態度が語られてきた[1]。それは《行動と結びつかない、ひたすら観賞的な》ということで、例えば、静物画のなかのりんごを食欲の対象しない、舞台の上の悪役を射殺しない、ということである[1]

観賞は、芸術作品としての認定が難しいものや、主に視覚的に楽しむことであり、観賞植物観賞魚のように用いる。

観照とも書くが、一部の学説では観照鑑賞区別するといった考え方もある。[要出典]

脚注

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出典

  1. ^ a b c 佐々木健一 2004, p. 142.

参考文献

  • 佐々木健一『美学への招待』中央公論新社〈中公新書〉、2004年。ISBN 4-12-101741-2。 

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