非武装地帯

曖昧さ回避 この項目では、軍事関係の非武装地帯について説明しています。コンピュータセキュリティ用語の非武装地帯については「非武装地帯 (コンピュータセキュリティ)」をご覧ください。
かつての南北ベトナム間の軍事境界線と非武装地帯(灰色)。ベンハイ川を挟んで両側に広がる。「17度線」という俗称であったが、軍事境界線のうち北緯17度線上に位置するのはベンハイ川の河口付近のみで、それより西では境界線のほとんどは17度線以南を走っている。

非武装地帯(ひぶそうちたい、DMZ英語: demilitarized zone)とは、戦争紛争状態あるいは停戦状態にある2つ以上の国家(または軍事勢力・同盟)の間に、平和条約休戦協定などによって設けられる、軍事活動が許されない地域のことである。

多くは、事実上の国境である停戦ライン(軍事境界線)の周辺に設けられる。

非武装中立地帯(ひぶそうちゅうりつちたい)、中立地帯(ちゅうりつちたい、英語: Neutral Zone)ともいう。

非武装地帯は、居住したり開発したりするには危険であることから、手つかずのまま放置され、いくつかの非武装地帯は意図せずして野生生物保護区のようになっている。

詳細は「軍事境界線 (朝鮮半島)」を参照

現在の非武装地帯

アフリカ

ヨーロッパ

アジア

南極

南極条約第1条により、南極大陸での軍事活動は禁止されている。ただし、軍人や軍用器材が平和目的で使用されることはある。

著名なかつての非武装地帯

関連項目

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  • 公文書館(アメリカ)