JPモルガン・チェース・タワー

JPMorgan Chase Tower
地図
旧名称 Texas Commerce Tower in United Energy Plaza
Texas Commerce Tower
別名 Chase Tower
概要
現状 完成
用途 商業オフィス
所在地 600 Travis Street
Houston, TX, U.S.
座標 北緯29度45分38秒 西経95度21分50秒 / 北緯29.760556度 西経95.363889度 / 29.760556; -95.363889座標: 北緯29度45分38秒 西経95度21分50秒 / 北緯29.760556度 西経95.363889度 / 29.760556; -95.363889
着工 1981
完成 1982
建設費 U.S. $20億
所有者 Prime Asset Management
高さ
構造 305.4 m (1,002 ft)
屋上 305.4 m (1,002 ft)
最上階 296.8 m (974 ft)
展望 268 m (879 ft)
技術的詳細
階数 75
床面積 2,243,013 sq ft (208,382.7 m2)
エレベーター数 52
設計・建設
建築家 I. M. Pei & Partners
Ziegler Cooper Architects
開発業者 Hines Interests Limited Partnership
構造技術者 CBM Engineers
主要建設者 Turner Construction
ウェブサイト
www.chasetower.com
脚注
[1][2]
テンプレートを表示

JPモルガン・チェース・タワー(英文表記: JPMorgan Chase Tower)は、アメリカ合衆国テキサス州ヒューストンにあり、75階建て・305メートル(1002フィート)の高さを誇る超高層ビル。以前は「テキサス・コマース・タワー」として知られていた建物であり、テキサス州において最も高く、また5面体の建物としては世界で1番高い建物である。

当初、タワーはテキサス・コマース・タワーとして、1981年にトラヴィス・ストリート600番地に建設された。建物は著名建築家イオ・ミン・ペイ建築設計事務所(イオ・ミン・ペイ・アンド・パートナーズ)によりデザインされた。また、地元建築設計事務所3D・インターナショナルも携わっている。初期の設計図において、建物は80階まで建てるよう計画されていたが、連邦航空局は近隣に位置するウィリアム・P・ホビー空港飛行機が離着陸する際に危険が伴うとして、建物の高さに懸念を示したことから現在の高さになった。

建物の竣工に際し、タワーはカリフォルニア州ロサンゼルスにあるAONセンター(英語版)を抜き、ミシシッピ川以西で最も高い建造物となった。その後1990年に建設され、現在はU.S. バンクタワーとして知られるロサンゼルスの「ライブラリータワー」の高さが、この記録を塗り替えることとなる。

JPモルガン・チェース・タワーはまた、ヒューストン・ダウンタウン地下街 (Houston Downtown Tunnel System) にも接続している。この地下街は室温が調節された歩行者用地下道で、街の全25の区画と連結している。JPモルガン・チェース・タワーのロビーは建物の高さだけでなく、近接するジョーンズ・ホールの柱廊(ポルチコ)とも調和するようにデザインされている。そのため、ステンレスの鉄製スペースフレーム構造で支えられている5階建てのガラス壁は、85フィートの幅があるエントランス部前面にかかっており、ロビー区画を明るく風通しの良いものにする他、外側の広場へ空間を開いている。

「展望台」としても知られる建物上方のスカイ・ロビーは、60階に位置している。このスカイ・ロビーはそれより上階の61階から75階まで行く乗り換え地点として機能しているが、ロビー自体は月曜から金曜の午前8時から午後5時の間のみ一般に公開されている。また、高速エレベーターに乗ることも可能で、広くかかるガラスや13フィートの天井を利用し、ヒューストンの街を一望することができる。その他、建物のエントランス部分には、ジョアン・ミロの製作した多色の彫刻が備えられている。

未だに時折「テキサス・コマース・タワー」と呼ばれることもある一方で、タワーの主要なテナントはその建物の名称にあるように、JPモルガン・チェース社のオフィスが占めている。JPモルガン・チェースはニューヨークにあった財務の店舗の多くを、ヒューストンへ移動したのである。現在タワーの建物自体は不動産会社のハイネス社(竣工当初の所有者)により運営され、プライム・アセット・マネジメント社により所有されている。しかし、近接する駐車場、JPモルガン・チェース・タワー&ガレージは、ハイネス社の所有である。

脚注

  1. ^ "JPモルガン・チェース・タワー". CTBUH Skyscraper Center.
  2. ^ “Emporis building ID 117680”. Emporis. 2015年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月13日閲覧。

参考

  • JPモルガン・チェース・タワー、詳細(英語)

外部リンク

  • JPモルガン・チェース・タワー公式ホームページ(英語)
  • 表示
  • 編集
高さ300m以上の超高層ビル

竣工

北アメリカ
米国
カナダ
南アメリカ
チリ
アジア
日本
中国
香港
韓国
台湾
中東
サウジアラビア
クウェート
UAE
タイ
マレーシア
ベトナム
フィリピン
  • グランハイアットマニラ
インドネシア
カザフスタン
  • アブダビプラザ
ヨーロッパ
ロシア
イギリス
ドイツ
ポーランド
  • Varso
オセアニア
オーストラリア

建設中

北アメリカ
米国
アジア
日本
中国
  • 蘇州中南中心
  • 大連緑地中心(英語版)
  • 蘇州中心広場(中国語版)
  • 寧波中心
  • 重慶国際金融中心
  • 天山世界之門
  • 天津R&F広東タワー
  • 成都緑地中心
  • 廈門国際中心(中国語版)
韓国
台湾
インド
  • ワールド・ワン(英語版)
  • インドタワー
  • ロッカンドワーラ・ミネルヴァ(英語版)
  • パライス・ロイヤル(英語版)
  • Three Sixty West(英語版)
中東
北朝鮮
ベトナム
  • ビエティンバンク・ビジネスセンター・オフィスタワー(英語版)
カンボジア
  • Naga3
タイ
  • ワン・バンコク
バングラデシュ
  • レガシータワー
ヨーロッパ
ロシア
アフリカ
エジプト

解体・崩落など

  • ワールドトレードセンター ツインタワー

関連項目