SoFiスタジアム

SoFiスタジアム
SoFi Stadium
SoFiスタジアムの位置(ロサンゼルス都市圏内)
SoFiスタジアム
施設情報
所在地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
1001 S. Stadium Drive
Inglewood, California
位置 北緯33度57分 西経118度20分 / 北緯33.95度 西経118.34度 / 33.95; -118.34座標: 北緯33度57分 西経118度20分 / 北緯33.95度 西経118.34度 / 33.95; -118.34
起工 2016年11月17日
開場 2020年9月8日 (3年前) (2020-09-08)
所有者 Kroenke Sports & Entertainment
Hollywood Park Land Company, LLC. (A joint venture of The Flesher Group and Stockbridge Capital)
イングルウッド市
グラウンド 人工芝
建設費 49億6300万ドル[1]
設計者 HKS社
プロジェクト
マネージャー
Legends Global Planning[2]
構造設計者 Walter P Moore Engineers and Consultants[3]
サービス
エンジニア
Henderson Engineers, Inc.[4]
総合建設者 Turner/Hunt JV[5]
旧称
ロサンゼルス・スタジアム・アット・ハリウッド・パーク(建設中)
使用チーム、大会
 ロサンゼルス・チャージャーズNFL)2020-現在
ロサンゼルス・ラムズ(NFL)2020-現在
収容人員
 70,240[6] (expandable to 100,240)[7][8]スーパーボウルファイナルフォーFIFAワールドカップ五輪など主要大会使用時[9]
スタジアム内部

SoFiスタジアム[10](ソーファイ・スタジアム、ソフィ・スタジアム、SoFi Stadium)は、アメリカ合衆国カリフォルニア州イングルウッドにある屋外型スタジアムであり、総合娯楽施設である。ロサンゼルス国際空港から直線距離で5キロ離れたハリウッドパーク競馬場の跡地に建設され、NBAのロサンゼルス・レイカーズが1999年まで本拠地として使用していたザ・フォーラムの南隣に位置する。 サンフランシスコの金融企業、SoFi(ソーファイ)が命名権を獲得している。

概要

NFLロサンゼルス・チャージャーズロサンゼルス・ラムズが本拠地として使用している。また、2021年より始まったLAボウル(NCAA Division I-Aのカレッジフットボールの大会)の開催地にもなっている。2022年2月には第56回スーパーボウルが開催された[11]。2023年1月にはカレッジフットボールプレーオフ全国選手権、2023年4月にレッスルマニア39が開催。

2026年に開催されるFIFAワールドカップ26の会場として使用される予定である。

2028年の夏季オリンピックでは、開会式と閉会式、サッカー、アーチェリーの会場となる予定。命名権採用後は上記の名称を使用しているが、FIFA(国際サッカー連盟)・IOC(国際オリンピック委員会)主催・主管の国際試合・大会においては、クリーンスタジアム規定(命名権名称使用禁止規定)が適用され、当スタジアム自体が主催団体による制限区域となるため、例外的に建設中使用していた名称を使用するとみられる。

スタジアムは、かつてのハリウッド競馬場の跡地で進められているハリウッド・パークの再開発事業の一部と位置付けられている。ハリウッド・パーク・カジノが2016年10月に敷地内で営業を再開し、ハリウッド・パーク内の施設の中で最初に営業を開始した。

2020年、2019新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、ロサンゼルス市長は、年内にスタジアムを含む大型施設でのイベント開催は不可能と言及した。2020年7月にこけら落としとして予定されていたテイラー・スウィフトの完成記念コンサートなど、夏のコンサートが数多くキャンセルされた[12]。本スタジアムを本拠地とするロサンゼルス・チャージャースロサンゼルス・ラムズは、2020年シーズンを当分の間、無観客で開催すると発表した。

デザイン

設計はHKS社によってなされ、スタジアム・コンサートホール・商業施設などを一体化したハリウッドパークの一部として、回遊性を高めたデザインがなされている。スタジアムには巨大な半透明の屋根が設置され、周辺のオープンスペースまで覆う構造になっている。屋根には軽量で透過率が極めて高い302枚のETFEパネルが使用され、そのうち46枚は換気のために開くことができ、ケーブルネットによって支えられている[13]。さらに27,000個のLEDを埋め込むことで、ロサンゼルス国際空港に飛んでくる飛行機に向けて画像やビデオを映し出すことができる[14]。スタジアムは側面が開いた構造をしており、通常の収容人数は70,240人であるが、3万席を増席することで最大100,240人まで収容できる[15]。また、同じ屋根で覆われている付属のコンサートホールである「YouTubeシアター」は、6,000人を収容することが可能である。

フィールド上の屋根中央には、「Infinity Screen」と呼ばれる帯状の360度4K大型ビジョンが吊り下げられている。スクリーンはサムスンによって製作され、8000万画素が表示可能である[16][17][18]

主要な出来事

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ Frank, Vincent (2018年3月27日). “Los Angeles Rams Stadium to Cost Nearly $5 billion Dollars”. Forbes. 2018年4月26日閲覧。
  2. ^ Muret, Don (2016年4月13日). “Rams Tab Legends Global Planning As Owner's Rep For Stadium”. SportsBusiness Daily. 2016年11月10日閲覧。
  3. ^ “Lee Slade”. SportsBusiness Journal. p. 22 (2016年4月18日). 2016年11月10日閲覧。
  4. ^ Busta, Hallie (2016年8月8日). “LEDs Shed New Light on Sports”. Architectural Lighting Reports. 2016年9月8日閲覧。
  5. ^ Muret, Don (2016年7月14日). “Turner, Hunt Construction Win Bid To Build Rams' $2.5B L.A. Stadium”. SportsBusiness Daily. 2016年9月14日閲覧。
  6. ^ Fenno, Nathan; Farmer, Sam (2016年11月17日). “Los Angeles Rams Break Ground on $2.6-billion Inglewood Stadium, 'New Era' of NFL”. Los Angeles Times. http://www.latimes.com/sports/rams/la-sp-rams-ground-breaking-20161117-story.html 2017年5月19日閲覧。 
  7. ^ “World's most expensive stadium coming to LA” (2016年1月19日). 2018年6月14日閲覧。
  8. ^ “Los Angeles Rams stadium breaks ground in Inglewood, California - Archpaper.com”. archpaper.com. 2018年6月14日閲覧。
  9. ^ “Kroenke Sports & Entertainment Breaks Ground on HKS-Designed L.A. Stadium”. HKS, Inc. (2016年11月17日). 2017年1月13日閲覧。
  10. ^ “SoFi Stadium”. SoFi Stadium. 2019年9月16日閲覧。
  11. ^ “第55回スーパーボウルはタンパベイ、ロサンゼルスは第56回に”. NFL JAPAN. 2017年6月3日閲覧。
  12. ^ “テイラー・スウィフトさん年内出演中止 米五輪会場の完成公演も”. 産経新聞 (2020年4月18日). 2020年4月18日閲覧。
  13. ^ “SoFi Stadium's translucent roof taking shape”. therams.com. The Los Angeles Rams. 2022年1月29日閲覧。
  14. ^ “最新設備のスタジアムに採用された高機能フッ素樹脂ETFEフィルム”. AGC株式会社 (2022年1月31日). 2022年1月31日閲覧。
  15. ^ “'Unbelievable,' 'beautiful,' 'intimate': Rams, Chargers fans get first looks at SoFi Stadium” (英語). Orange County Register (2019年11月6日). 2022年1月29日閲覧。
  16. ^ “The Rams' Inglewood Stadium Could Be a Game Changer in Planning”. Architect Magazine. 2022年2月1日閲覧。
  17. ^ Ioannou, Lori (2019年11月18日). “How the new SoFi stadium in LA embodies the future of live sports and entertainment” (英語). CNBC. 2022年2月1日閲覧。
  18. ^ “SoFi Stadium videoboard gets new name: Infinity Screen by Samsung” (英語). Stadium Tech Report (2021年7月25日). 2022年2月1日閲覧。
  19. ^ “2023-01-02 チャージャーズ vs ラムズ”. nfljapan. 2023年1月14日閲覧。
  20. ^ “SoFi Stadium approved to host Super Bowl LXI in 2027”. 2023年12月14日閲覧。

外部リンク

  • SoFi Stadium
開催イベントとテナント
前本拠地:
ロサンゼルス・メモリアル・コロシアム
2016 - 2019
ロサンゼルス・ラムズの本拠地
2020 -  
次本拠地:
n/a
-
前本拠地:
ディグニティ・ヘルス・スポーツ・パーク
2017 - 2019
ロサンゼルス・チャージャーズの本拠地
2020 -  
次本拠地:
n/a
-
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    2 ロサンゼルス・チャージャーズ(AFC)とロサンゼルス・ラムズ(NFC)の共同本拠。
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