アラブ連合

曖昧さ回避 この項目では、広く全アラブを統一するための構想について説明しています。
  • 1958年から実際に存在した国家については「アラブ連合共和国」をご覧ください。
  • 1945年から現に存在する国際機構については「アラブ連盟」をご覧ください。
  • かつて「アラブ連合」を名乗ったイスラエルの政党については「タール (イスラエル)」をご覧ください。

アラブ連合( - れんごう)とは、統一されて独立したアラブ国家の樹立をイギリス帝国アラブ人に約束したフサイン=マクマホン協定などに初めて使用された用語であり、その実現が後のサイクス・ピコ協定によって不可能となって以降のアラブ人は、ガマール・アブドゥル=ナーセルエジプトアラブ首長国連邦チュニジアリビアイラクシリアヨルダンスーダン北イエメンなどのアラブ諸国と複数回に亘ってアラブ連邦国家の樹立を試みるなど、アラブ連合の実現を目指して来た。

2004年エジプトカイロで開かれたアラブ連盟首脳会議においてイエメン大統領アリー・アブドッラー・サーレハは、政治的な主体としても地理的な主体としても今よりも強力になることができ、世界的な問題にも対応できる能力を得られるとして、アラブ連盟の後継としてのアラブ連合の創設を提案した。しかしながら、この提案は、首脳会議のアジェンダに盛り込まれるまでに至らなかった。しかし、2009年カタールドーハで開かれた首脳会議においては、アジェンダに盛り込まれ、この構想が検討・議論されることに決まった[1]

関連項目

脚注

  1. ^ Yemen Proposes Replacing Arab League With Arab Union, Agence France-Presse, 11 February 2004


歴史
提案されている構想

国際連合議会 · 中央アジア連合 · コモンウェルス統一運動 · 太平洋連合 · 北米連合 · 東アフリカ連邦 · アラブ連合 · 連邦欧州 · 東アジア共同体 · アフリカ合衆国 · 欧州合衆国

実践されている理論
地球規模国際機関
地域規模の国際機関
国際議会
国際法廷
法と条約

国際法国際法 · 国際私法 · スープラナショナル法) · 国際法理論 · 国際連合憲章 · 世界人権宣言 · ジュネーヴ条約 · 国際刑事裁判所ローマ規程 · 京都議定書・パリ協定 · 大西洋憲章 · ジェノサイド条約 · 欧州連合基本条約 · EU法 · チャガラマス条約

運動

フェデラル・ユニオン · 世界連邦運動 · 地球市民運動

(関連)
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