エストニアのユーロ硬貨

ユーロのシンボル

エストニアのユーロ硬貨(エストニアのユーロこうか)では、エストニアにおけるユーロ硬貨について記述する。

ユーロ (EUR, ) は、欧州連合に加盟している多くの国で使われている通貨である。

ユーロ硬貨の片面はユーロ圏全域共通のデザイン、もう片面は各国の独自のデザインとなっている。 各国共通の表面の詳細はユーロ硬貨を参照。2ユーロ硬貨以外の縁(へり)のデザインもまた、全域で共通である。 独自デザインとされている裏面も、欧州連合を象徴する12個の星と発行年を西暦で表示することは共通である。

エストニアのユーロ硬貨は、エストニア銀行が実施した投票を行った結果、 Lembit Lõhmus がデザインしたエストニア全土の地図が、投票数45,453票中12,482票(支持率27.46%)を集めたことを2004年12月14日に発表した。

当初は2007年1月1日にユーロの導入を予定していたが、インフレーションに関する基準などを満たさなかったため導入は延期された。2010年5月12日、欧州委員会はエストニアが収斂基準を満たしたと報告し、2011年1月1日にエストニアでユーロへの切り替えを提案した[1]。これを受けて同年7月13日に欧州連合の経済・財務理事会は欧州委員会の提案どおり、エストニアのユーロ移行を認めることを決定した[2]

硬貨には、エストニア語で「エストニア」を意味する EESTI の文字が記される。

エストニアのユーロ硬貨・裏面
€ 0.01 € 0.02 € 0.05
エストニア全土の地図
€ 0.10 € 0.20 € 0.50
エストニア全土の地図
€ 1.00 € 2.00 € 2 の縁(へり)
エストニア全土の地図

脚注

  1. ^ “Convergence Report 2010 by the Commission assesses readiness of non-euro area EU countries to adopt the euro; proposes Estonia joins euro area in 2011” (英語). European Commission (2010年5月12日). 2010年7月13日閲覧。
  2. ^ “Estonia will adopt the euro on 1 January 2011” (PDF) (英語). Council of the European Union (2010年7月13日). 2010年7月13日閲覧。

外部リンク

  • ユーロ硬貨のデザインを決める投票の要綱(英語)
  • 上記の投票結果(英語)
  • Euroweb(英語)
主要項目
管理
歴史
関連項目
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硬貨
  • 1c
  • 2c(英語版)
  • 5c(英語版)
  • 10c(英語版)
  • 20c(英語版)
  • 50c(英語版)
  • €1(英語版)
  • €2(英語版)
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