クレイトロニクス

クレイトロニクス英語: Claytronics)は、微小な自己組織化ロボットが互いに連携して機能的な要素になる想像上の機械。

概要

カーネギー・メロン大学国防高等研究計画局(DARPA)の支援で、『シンセティック・リアリティー』(Synthetic Reality)の一環として、プログラム可能な素材を開発するため研究が進められるクレイトロニクスは、CPU、エネルギーを貯蔵装置、通信機器、映像出力装置、センサー、移動装置、結合機構を備える『キャトム』(catom:クレイトロニクスの原子を意味するclaytronic atom)と呼ばれる個々の自己組織化ロボットが指令によって自己組織化により形状が変化して機能的な要素を構成する[1]。『パリオ』(pario)と称する新しい通信媒体を構想しており、共同研究に参加しているインテルはさらに発展させて物体の外観のみならず機能までも完全に複製する『Dynamic Physical Rendering』を目指す[1][2]

脚注

  1. ^ a b プログラム可能で動的な3次元形状の追求、『クレイトロニクス』, http://wired.jp/2007/06/19/プログラム可能で動的な3次元形状の追求、『クレ/ 
  2. ^ 影木准子. "海外ナノビジネス事情 クレイトロニクス, インテルが探索研究 極微小ロボを集積, 物体を 3 次元コピー." 日経ナノビジネス 50 (2006): 7-9.

参考文献

  • 中野亜希人, 脇田玲, 「磁性ゲル形状ディスプレイの開発とインタラクション手法の検討」『情報処理学会論文誌』54巻 4号 (2013): p.1528-1537.
  • 中野亜希人, 脇田玲, 「プラトン立体型インタフェースを用いた集合演算による形状パターンの生成」『エンタテインメントコンピューティングシンポジウム2014論文集』 2014巻 p.299-303
  • 辻田眸, 玉城絵美, 岩崎健一郎, 「CHI2009 参加報告」『コンピュータ ソフトウェア』 27巻 1号 2010年 p.1_67-1_72, 日本ソフトウェア科学会, doi:10.11309/jssst.27.1_67

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