スターアライアンス
この項目では、航空連合の1グループについて説明しています。
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設立日 | 1997年5月14日 |
---|---|
加盟数(正会員) | 26社[1] |
加盟数(議決権無し) | 2社(コネクティング・パートナー) |
就航空港 | 1,317カ所[1] |
就航国 | 195カ国[1] |
年間旅客数 | 7億2762万[1] |
保有機材数 | 4,919機[1] |
代表者 | Jeffrey Goh(CEO) |
ウェブサイト | staralliance.com |
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スターアライアンス (英: Star Alliance) は、1997年5月14日に設立された、世界初で世界最大の航空連合。
その加盟会社による就航国は190カ国余り、1,300以上の空港に達し、1日当たりの便数は21,000便を超える。アライアンス・スローガンは「The Way The Earth Connects」(意味: 地球の繋ぎ方)。
概要
スカイチーム、ワンワールドとともに世界的な航空連合の一つ。日本の航空会社としては全日本空輸(ANA)が加入している。スターアライアンスメンバーが就航する代表的な空港としてドイツのフランクフルト空港があげられる。本部機能をつかさどる現地法人スターアライアンスサービス会社(英語: Star Alliance、ドイツ語: GmbH)はフランクフルト空港第1ターミナルに隣接するフランクフルトエアポートセンターに本拠地を置いている。サービス会社の役割はスターアライアンス加盟各社のコーディネートやサポートを担うことで、意思決定の権限は有していない[2]。
歴史
- 1997年
- 5月14日 : エア・カナダ、ユナイテッド航空、ルフトハンザドイツ航空、スカンジナビア航空、タイ国際航空の5社によって設立。
- 10月22日 : ヴァリグ・ブラジル航空が加盟。
- 1999年
- 5月3日 : ニュージーランド航空、アンセット・オーストラリア航空が加盟。
- 10月15日 : 全日本空輸が加盟。
- 2000年
- 2001年 : アンセット・オーストラリア航空が運航停止のため脱退。
- 2003年 : アシアナ航空、LOTポーランド航空、スパンエアーが加盟。
- 2004年 : USエアウェイズが加盟。メキシカーナ航空が脱退。アドリア航空、クロアチア航空、Blue1がリージョナル・メンバーとして加盟。
- 2005年3月14日 : TAP ポルトガル航空が加盟。
- 2006年4月1日 : 南アフリカ航空、スイス インターナショナル エアラインズが加盟。
- 2007年
- 2008年
- 2009年
- 2010年
- 2011年12月13日 : エチオピア航空が加盟[4]。
- 2012年
- 2013年6月18日 : エバー航空が加盟[8]。
- 2014年
- 2015年7月22日 : アビアンカ航空の子会社「アビアンカ・ブラジル航空」がアフィリエイト・メンバーとして加盟[12]。
- 2017年5月23日 : 吉祥航空がスターアライアンスの接続パートナー(connecting partner)となる[13]。
- 2018年5月24日 : オリンピック航空がスターアライアンスの接続パートナー(connecting partner)となる。[要出典]
- 2019年
- 2020年2月25日:タイ国際航空の子会社・タイ・スマイルがコネクティングパートナーとして加盟[16]
- 2022年8月1日: 初の「インターモーダルパートナー」として鉄道会社であるドイツ鉄道(DB)が加盟[17]。
- 2023年10月4日:スカンジナビア航空が脱退を表明、新たにスカイチームに移籍することを発表[18]。
加盟航空会社
スターアライアンスは、2004年度より加盟会社をメンバーとリージョナル・メンバーに分けていたが、2009年9月頃リージョナル・メンバーを廃止した。
メンバー
メンバーは所定の要件を満たした会社で、アライアンス社長会での議決権を持つ。また、メンバーの子会社も任意でメンバーの一部として扱うことができる[19]。
メンバーはサイトおよび各種印刷物などに"A STAR ALLIANCE MEMBER"と記載している。
加盟航空会社 | 地域 | 国籍 | 加盟年 | 加盟子会社 | 非加盟子会社 |
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ユナイテッド航空1 | 北米 | アメリカ合衆国 | 1997 | ユナイテッド・エキスプレス として運航 → Cape Air → Chautauqua Airlines | - |
ルフトハンザドイツ航空1 | 欧州 | ドイツ | 1997 | en:Lufthansa Regional として運航 → ルフトハンザ・シティーライン → エア・ドロミティ | ユーロウイングス サンエクスプレス |
エア・カナダ1 | 北米 | カナダ | 1997 | エア・カナダJazz en:Air Canada Jetz エア・カナダ・ルージュ en:Air Georgian | |
スカンジナビア航空1 | 欧州 | デンマーク ノルウェー スウェーデン | 1997 | en:Scandinavian Airlines Ireland | ヴィデロー航空 エストニアン・エア |
タイ国際航空1 | アジアパシフィック | タイ | 1997 | タイ・スマイル | ノックエア |
ニュージーランド航空 | アジアパシフィック | ニュージーランド | 1999 | en:Air New Zealand Link として運航 → en:Air Nelson → en:Eagle Airways → マウントクック航空 | - |
全日本空輸 | アジアパシフィック | 日本 | 1999 | ANAウイングス エアージャパン | Peach Aviation |
シンガポール航空 | アジアパシフィック | シンガポール | 2000 | - | シルクエアー シンガポール航空カーゴ スクート |
オーストリア航空 | 欧州 | オーストリア | 2000 | オーストリアン・アローズ ラウダ航空 | - |
アシアナ航空 | アジアパシフィック | 韓国 | 2003 | エアプサン エアソウル (2017年) | |
LOTポーランド航空 | 欧州 | ポーランド | 2003 | ユーロLOT | en:LOT Charters |
クロアチア航空 | 欧州 | クロアチア | 2004 | - | - |
TAP ポルトガル航空 | 欧州 | ポルトガル | 2005 | ポルトガリア航空 en:PGA Express | - |
南アフリカ航空 | アフリカ | 南アフリカ共和国 | 2006 | エアリンク en:South African Express | Mango en:Congo Express |
スイス インターナショナル エアラインズ | 欧州 | スイス | 2006 | スイスヨーロピアンエアラインズ | エーデルワイス航空 en:Swiss Private Aviation |
中国国際航空 | アジアパシフィック | 中国 | 2007 | - | 山東航空 大連航空 マカオ航空 |
ターキッシュ エアラインズ | 欧州 | トルコ | 2008 | - | en:Anadolu Jet en:SunExpress B&H航空 |
エジプト航空 | アフリカ | エジプト | 2008 | エジプト航空エクスプレス | カイロ航空 エアシナイ |
ブリュッセル航空 | 欧州 | ベルギー | 2009 | - | en:Korongo |
エーゲ航空 | 欧州 | ギリシャ | 2010 | - | オリンピック航空 |
エチオピア航空 | アフリカ | エチオピア | 2011 | - | ASKY航空 |
アビアンカ航空 | 中南米 | コロンビア | 2012 | アビアンカ・エルサルバドル アビアンカ・エクアドル航空 | Helicol Tampa Cargo |
コパ航空 | 中南米 | パナマ | 2012 | コパ航空コロンビア | - |
深圳航空2 | アジアパシフィック | 中国 | 2012 | - | - |
エバー航空 | アジアパシフィック | 中華民国 | 2013 | - | ユニー航空 |
エア・インディア | アジアパシフィック | インド | 2014 | - | エア・インディア・エクスプレス |
1 創立時のメンバー
2 メンバーである中国国際航空の関連会社であるが、独自に加盟。
コネクティングパートナー
上海吉祥航空
スターアライアンス加盟航空会社とコネクティングパートナーとの乗継を利用する場合は、スルーチェックインやスルーバゲージなどのスターアライアンスの特典を受けられる。 スターアライアンスゴールド会員は、スターアライアンス加盟航空会社の運航便とコネクティングパートナー運航便との乗継を行う場合のみ、コネクティングパートナーのラウンジ等の特典を利用することが出来る。
尚、コネクティングパートナーのみの利用ではマイル加算及びスターアライアンスの特典を利用することは出来ない。
インターモーダルパートナー
ドイツ鉄道[17]
鉄道会社として初の加盟。ドイツ鉄道(DB)は、かねてからルフトハンザドイツ航空と提携関係にあった[20]。
元加盟航空会社
航空会社 | 国 | 加盟した年 | 脱会した年 | 脱会理由 | 子会社 |
---|---|---|---|---|---|
アンセット・オーストラリア航空 | オーストラリア | 1999 | 2001 | 倒産 | — |
メキシカーナ航空 | メキシコ | 2000 | 2004 | ワンワールド加盟(その後倒産) | — |
ヴァリグ・ブラジル航空 | ブラジル | 1997 | 2007 | 倒産して国際路線網を縮小し、メンバーとしての基準を満たせず脱退、その後ゴル航空に吸収され消滅。 | — |
上海航空 | 中国 | 2007 | 2010 | 親会社の中国東方航空のスカイチームへの加盟調印を受け、自らも中国東方航空のアフィリエイトとしてスカイチームに移籍準備[21] | — |
コンチネンタル航空 | アメリカ合衆国 | 2009 | 2011 | ユナイテッド航空との対等合併 | コンチネンタル・コネクション として運航 → ケープエアー → コルガン・エア → en:CommutAir → ガルフストリーム航空 コンチネンタル・エクスプレス として運航 → en:Chautauqua Airlines → en:ExpressJet Airlines |
スパンエアー | スペイン | 2003 | 2012 | 倒産 | - |
bmi | イギリス | 2000 | 2012 | ワンワールドメンバーであるブリティッシュ・エアウェイズの親会社・IAGへの売却及びBAへの統合、その後2019年に消滅。 | en:BMI Regional |
Blue1 | フィンランド | 2004 | 2012 | 親会社であるスカンジナビア航空の運航会社への改組に伴い。脱退後は同社のアフィリエイトメンバーとして同社便の共同引受運航を行う。2016年、シティジェットへ売却され消滅。 | - |
USエアウェイズ | アメリカ合衆国 | 2004 | 2014 | ワンワールドメンバーであるアメリカン航空との合併、その後ブランド消滅。 | USエアウェイズ・エキスプレス として運航 → en:Air Wisconsin → en:Chautauqua Airlines → コルガン・エア → メサ航空 → ピードモント航空 → en:PSA Airlines → en:Republic Airlines → トランス・ステイツ航空 en:US Airways Shuttle |
TAMブラジル航空 | ブラジル | 2010 | 2014 | 当時ワンワールドメンバーであったラン・チリ航空(現LATAM チリ)との合併。会社名も「LATAM ブラジル」となった。 | en:Brazil Pantanal Linhas Aéreas en:Paraguay TAM Airlines (Paraguay) en:Brazil TAM Cargo en:Brazil TAM Executive Aviatio |
アビアンカ・ブラジル航空 | ブラジル | 2015 | 2019 | 倒産 | — |
アドリア航空 | スロベニア | 2004 | 2019 | 倒産 | — |
スカンジナビア航空(予定) | デンマーク ノルウェー スウェーデン | 1997 | 2024(予定) | エールフランス - KLMグループなどの援助により、スカイチームに移籍 | en:Scandinavian Airlines Ireland ヴィデロー航空 エストニアン・エア |
アシアナ航空(予定) | 韓国 | 2003 | 未定 | 大韓航空への合併により、スカイチームに移籍 | エアプサン エアソウル (2017年) |
リージョナル・メンバー
かつて存在していたリージョナル・メンバーは議決権を持たず、また加盟資格の1つとしてメンバー1社の後援を受けることとしていた。アドリア航空とクロアチア航空はルフトハンザドイツ航空の支援を、Blue1は親会社であるスカンジナビア航空の支援を受けていが、2009年9月頃、リージョナル・メンバー3社を正規メンバーに昇格させるとともにリージョナル・メンバーを廃止した。
リージョナル・メンバーは"A REGIONAL STAR ALLIANCE MEMBER"という表記を各種印刷物やwebサイトなどに加えていた。
特徴
現在世界的な航空連合には、スターアライアンスの他にワンワールドとスカイチームがあるが、これらと比較して最も加盟航空会社が多い(26社)事がスターアライアンスの最大の特徴である。
アジアでは計8社が加盟しており、ワンワールド(4社)、スカイチーム(6社)に比べ、東アジア、東南アジアの路線網が充実している。特に日・中・韓・台の全ての会社が1社以上加盟するのはスターアライアンスのみである。ただし、アシアナ航空はスカイチームに所属する大韓航空への合併が予定されているため、スターアライアンスを脱退する予定である。また2014年7月にエア・インディアが加盟し、南アジアでのネットワークが拡大した。2014年7月時点でインドの航空会社が加盟している航空連合は、スターアライアンスだけである。一方、西~中央アジア方面はターキッシュ エアラインズ[22]がカバーするものの、中東・ロシアに加盟会社が無いためにCIS諸国・中東エリアでは他2グループの後塵を拝しており、ネットワークの充実が課題である。
ヨーロッパでは設立当初からルフトハンザドイツ航空とスカンジナビア航空が参加している。スカンジナビア航空はスカイチームへの移籍が発表されており脱退する予定である。後にオーストリア航空等数多くの航空会社の参加が続いているが、参加航空会社の内、オーストリア航空やLOTポーランド航空などの数社はそれまで自社で運営してきたプログラムを停止し、ルフトハンザドイツ航空の「Miles & More」への乗り換えを行った上で参加している。この他にもスイス インターナショナル エアラインズやブリュッセル航空など、元クオリフライヤー加盟会社がルフトハンザの傘下となる形で加盟することが多い。南欧の加盟会社ではスペインのスパンエアーが2012年に経営破綻して消滅してしまい、加盟会社がTAPポルトガル航空とエーゲ航空だけになってしまったが、それでも中欧のドイツ語圏(ドイツ、オーストリア、スイス、ベルギーの一部)およびポーランド、北欧・南欧・西欧の航空会社が満遍なく加盟しているため、エールフランスやKLMオランダ航空、アリタリア-イタリア航空、アエロフロート・ロシア航空を中心とするスカイチームや、ブリティッシュ・エアウェイズ、イベリア航空やフィンランド航空を擁するワンワールドと比肩するネットワークを有している。2022年には、ドイツ鉄道がインターモーダルパートナーとして加盟したため、空港がないドイツの各都市への利便性向上も予定されている[23]。他社に対する弱点としては、特にスカイチームに差をつけられている東欧・CIS諸国における路線網と言える。
北米では、他の2つのアライアンスにはないカナダの大手航空会社であるエア・カナダが加盟していることが強みである。2000年に、当時ワンワールドに加盟していたカナダ2位のカナディアン航空が倒産、エア・カナダが吸収合併したことでカナダ国内での圧倒的なネットワークを手に入れた。また、2009年10月にはスカイチームからコンチネンタル航空が移籍(後にユナイテッド航空と合併)したことにより、更にその利便性が高まった。北米大手2社にカナダ1社を抱え他連合と比べても抜きん出たネットワーク規模を誇っていたが、USエアウェイズがアメリカン航空と合併することで脱退することとなり、アメリカ国内においては規模は2位に落ちた。
中米及びカリブ海地域では、2004年にメキシカーナ航空が脱退した(その後、2009年にワンワールドへ加盟、2010年運航停止)が、アビアンカ航空、TACA航空、コパ航空が加盟しており高い利便性を有している。
南米では当時最大の航空会社であったヴァリグ・ブラジル航空が破産し脱退したため、本拠地を置く航空会社を持たない状況が続いていた。しかし、2010年5月13日に現在ブラジル最大の航空会社であるTAMブラジル航空が加盟し、さらに2012年にアビアンカ航空、タカ航空が加盟したことにより南米のネットワークが拡大した。ところがTAM航空はワンワールド所属のラン航空に経営統合された関係で2014年に脱退する事となり、再びブラジルを拠点とする航空会社が不在となる事態となった。このため、2015年にアビアンカの子会社であるアビアンカ・ブラジル航空を加盟させ、同社を成長させることでネットワークの補填を行う予定であったが、同社も2019年に破産してアライアンスから脱退してしまい、以来再度加盟会社を持たない状況となっている。
アフリカでは、南アフリカ航空、エジプト航空、エチオピア航空が加盟しており、さらにアフリカ路線を多数擁するブリュッセル航空の路線網も加わって広範囲のネットワークを形成している。南北アフリカに世界規模の大手航空会社を2つ以上抱えるのはスターアライアンスのみであり、ことにブリティッシュ・エアウェイズの旧植民地路線に頼るワンワールドとの差は大きく、また中東にも路線網を持つエジプト航空が隣接する中東エリアでの弱点を補っている。
オセアニアに関しては、アンセット・オーストラリア航空の経営破綻後は加盟航空会社がニュージーランド航空だけとなっており、カンタス航空を擁するワンワールドの後塵を拝している。ただし現時点では全く加盟会社の無いスカイチームよりは有利とも言える。
塗装
一部のスターアライアンスメンバーは、自社が保有する航空機の一部にアライアンス共有デザインの塗装を施している。これは白い胴体に大きな「STAR ALLIANCE」の文字[24]、および黒い尾翼[25]にアライアンスのロゴの組み合わせである。各航空会社名は「STAR ALLIANCE」の下に小さな文字で記される他、エンジンのカウリングまたはウィングレットの色またはデザインは、各社のカラーリングに応じて異なる。
ラウンジ
スターアライアンス加盟各社の共用ラウンジで、スターアライアンス ゴールド会員並びにファーストクラス・ビジネスクラスの乗客が利用可能。スターアライアンス ラウンジはブエノスアイレス、ロサンゼルス、パリ、リオデジャネイロ、ローマ、アムステルダム、サンパウロに設置されている。加盟航空会社の国を代表する料理や各国のワイン、シャンパン、ビールなどを提供している。
ターミナルの再配置
スターアライアンスの重要な戦略として加盟航空会社が1つのターミナルに集結するプロジェクト〜Move under one Roof〜(ひとつ屋根の下に集結)が挙げられる。アライアンス加盟各社のターミナル機能を共用化する事によって乗継時間の短縮や利便性の大幅な向上がなされ、アライアンス機能を更に発揮出来るようになる。日本では成田国際空港第1旅客ターミナル南ウイングに2006年6月2日から全日本空輸を中心にニュージーランド航空を除く成田に就航する加盟各社が配置されていたが、2012年3月25日からニュージーランド航空も第1旅客ターミナル南ウイングに合流した[26]。2024年1月現在、2014年10月にスターアライアンスに加盟したエア・インディアを除く、成田国際空港に就航する加盟会社全社が第1旅客ターミナル南ウイングからの発着となっている。アジア域内のハブ空港では仁川国際空港や北京首都国際空港、上海浦東国際空港で進められている。欧州域内ではロンドン・ヒースロー空港第2ターミナル(THE QUEEN'S TERMINAL)や、シャルル・ド・ゴール国際空港第1旅客ターミナルなどへの再配置が進められ設備の拡充が図られている。
上級会員
各加盟会社の航空便に搭乗することでフリークエントフライヤープログラム(マイレージプログラムともいう。以下FFP)のマイルを貯め、一定以上の条件(各社によって異なる)を満たすと上級会員になると同時に、スターアライアンスシルバー会員 またはスターアライアンスゴールド会員 としてランクアップされる。(会員証にゴールド会員か、シルバー会員のロゴの記載がされる)
スターアライアンスゴールド特典
- 空港での優先チェックイン
- 空港ラウンジのアクセス
- ゴールドトラック(ファストレーン)利用可* ゴールドトラック設置空港のみ
- 空席待ちの優先
- 優先搭乗
- 手荷物取り扱いの優先
- 手荷物許容量の追加(重量制+20kg、個数制+1個)*一部運賃は対象外
スターアライアンスシルバー特典
- 優先キャンセル空席待ち
各社の独自特典
上記はシルバー会員に対する加盟航空会社共通の特典であるが、航空会社によって自社の会員にのみに適用される追加特典が用意されている場合がある。(自社運航便のみ) 主な内容は次の通りである。
- 優先搭乗
- 優先チェックイン
- 手荷物許容量の追加
- 加算された搭乗マイルに対するボーナスマイル
(内容は各社によって異なる)
会員資格
スターアライアンスシルバーおよびゴールドは次の会員が該当する。
FFP名 | 運営航空会社 | スターアライアンスシルバー | スターアライアンスゴールド |
---|---|---|---|
マイレージ・プラス | ユナイテッド航空 | プレミア シルバー | グローバル・サービス プレミア 1K プレミア プラチナ |
マイルズ&モア | ルフトハンザドイツ航空 オーストリア航空 スイス インターナショナル エアラインズ LOTポーランド航空 クロアチア航空 ブリュッセル航空 | フリークエント・トラベラー | HONサークル セネター |
アエロプラン | エア・カナダ | アエロプラン・プレステージ | アエロプラン・スーパーエリート アエロプラン・エリート |
ロイヤルオーキッドプラス | タイ国際航空 | シルバー | プラチナ ゴールド |
SASユーロボーナス | スカンジナビア航空 | シルバー | パンディオン ゴールド |
ANAマイレージクラブ | 全日本空輸 | ブロンズ | ダイヤモンド プラチナ スーパーフライヤーズ |
クリスフライヤー/PPSクラブ | シンガポール航空 | クリスフライヤー・エリートシルバー | ライフ・ソリティアPPS ソリティアPPSクラブ PPSクラブ クリスフライヤー・エリートゴールド |
アシアナクラブ | アシアナ航空 | ゴールド | プラチナ ダイヤモンドプラス ダイヤモンド |
エアポイント | ニュージーランド航空 | シルバー | ゴールドエリート ゴールド |
ヴィクトリア | TAP ポルトガル航空 | ヴィクトリア・シルバー・ウィナー | ヴィクトリア・ゴールド・ウィナー |
ボイジャー | 南アフリカ航空 | シルバー | ライフタイム・プラチナ プラチナ ゴールド |
フェニックスマイル | 中国国際航空 深圳航空 | シルバー | 終身プラチナ プラチナ ゴールド |
マイルズ&スマイルズ | ターキッシュ エアラインズ | クラシック・プラス | エリート・プラス エリート |
エジプトエアープラス | エジプト航空 | シルバー | プラチナ ゴールド |
マイルズ + ボーナス | エーゲ航空 | シルバー | ゴールド |
シェバマイルズ | エチオピア航空 | シルバー | ゴールド |
ライフマイルズ | アビアンカ航空 アビアンカ・エルサルバドル | シルバー | ゴールド ダイヤモンド |
インフィニティ・マイレージランド | エバー航空 | シルバーカード | ゴールドカード ダイヤモンドカード |
フライングリターンズ | エア・インディア | エッジクラブ | ゴールデンエッジクラブ マハラジャクラブ |
出典・脚注
- ^ a b c d e FACTS & FIGURES - Star Alliance
- ^ That's STAR ALLIANCE 角川学芸出版
- ^ SHANGHAI AIRLINES AND STAR ALLIANCE AGREE SEPARATION - Star Alliance
- ^ ETHIOPIAN AIRLINES ACCEPTED AS FUTURE STAR ALLIANCE MEMBER CARRIER - Star Alliance
- ^ BMI FORMALLY LEAVES STAR ALLIANCE - Star Alliance
- ^ SAS will strengthen its position in Finland - スカンジナビア航空公式サイト
- ^ SHENZHEN AIRLINES ACCEPTED AS FUTURE STAR ALLIANCE MEMBER CARRIER - Star Alliance
- ^ EVA AIR JOINS THE STAR ALLIANCE NETWORK Archived 2014年2月18日, at the Wayback Machine. - Star Alliance
- ^ ワンワールド、2014年3月31日にUSエアウェイズが正式加盟 - FlyTeam ニュース
- ^ ワンワールド、2014年3月31日にTAM航空が正式加盟 - FlyTeam ニュース
- ^ AIR INDIA JOINS STAR ALLIANCE Archived 2014年7月14日, at the Wayback Machine.(スターアライアンス 2014年7月11日)
- ^ スターアライアンス社長会をワルシャワで実施 アビアンカブラジル航空の加盟を承認 全日本空輸プレスリリース 2015年6月25日付
- ^ 吉祥航空、スターアライアンスの接続パートナーに 新たな旅の選択肢を提供 FlyTeam 2017年5月24日付
- ^ アビアンカ・ブラジル航空がスターアライアンスから脱退 全日本空輸プレスリリース 2019年8月19日付
- ^ アドリア航空がスターアライアンスから脱退 全日本空輸プレスリリース 2019年10月4日付
- ^ http://www.travelvision.jp/news/detail.php?id=88096
- ^ a b DB wird erster intermodaler Partner der Star Alliance(ドイツ鉄道 2022年7月4日 2022年7月5日閲覧)
- ^ スカンジナビア航空、再建スポンサーにエールフランスKLMら選定 スターアライアンス脱退
- ^ 2000年にオーストリア航空が加盟した当初は、子会社のラウダ航空とチロリアン航空はそれぞれ単一メンバーとしてグループ3社での加盟とされていたが、今日では子会社2社はいずれもオーストリア航空のアフィリエイト扱いとなっている。
- ^ 空港アクセスはRail&Flyで(ルフトハンザドイツ航空)
- ^ Shanghai Airlines To Become Part of SkyTeam - SkyTeam
- ^ ターキッシュ・エアラインズ自身は"Best Airlines in Europe"を標榜しており、自社をヨーロッパの航空会社と認識している(Turkish Airlines has been named "Best Airline, Europe"...Again(ターキッシュ・エアラインズ 2013年3月17日)
- ^ スゴイぞ! ANAも加盟する航空連合「スターアライアンス」に鉄道会社が初加入へ どう変わる?(乗り物ニュース 2022年7月5日 2022年8月15日閲覧)
- ^ ニュージーランド航空は黒い胴体に白字の「STAR ALLIANCE」の文字
- ^ シンガポール航空は白い尾翼
- ^ ニュージーランド航空は地上業務を日本航空に委託していたため2006年の再配置では除外されていたが、2012年3月25日からコードシェア便及び成田国際空港地上業務の提携先を全日本空輸に変更したことに伴い、第1ターミナル南ウイングに合流した。
提供番組(全て過去)
- JNN報道特集(TBS系列)※2000年4月から2001年頃まで。隔週で前半枠と後半枠と交替。
- ニュースステーション(テレビ朝日系列)※2000年4月から月曜のナショナルスポンサー枠。隔週で前半枠と後半枠と交替。
- サンデーモーニング(TBS・関東ローカル)※2000年4月から。2001年には同じスターアライアンスメンバーのユナイテッド航空との共同提供した時期有り。
関連項目
外部リンク
- Star Alliance(英語)(ドイツ語)(フランス語)(中国語)(日本語)(朝鮮語)(スペイン語)(ポルトガル語)
- Star Alliance (staralliance) - Facebook(英語)
- Star Alliance (@staralliance) - X(旧Twitter)(英語)
- Star Alliance (@staralliance) - Instagram
- スターアライアンス日本地区限定スペシャルサイト(現在アクセス不可)
- スターアライアンス日本地区限定アカウント (@starjp_cpn) - X(旧Twitter) ※2013年3月29日付け投稿分を最後に更新停止中
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