スモリャン州

スモリャン州
Област Смолян
ブルガリア内のスモリャン州の位置
ブルガリアの国旗 ブルガリア共和国
州都スモリャン
基礎自治体10
ナンバープレートCM
標準時EETUTC+2
夏時間EESTUTC+3
知事Petar Fidanov
ウェブサイト[1]
天然の『石橋』

スモリャン州(スモリャンしゅう、ブルガリア語: Област Смолян, ラテン文字転写: Oblast Smolyan)はブルガリア中南部に位置するロドピ山脈の中にあり、南でギリシャと国境を接する。ポマクムスリム・ブルガリア人)の人口が多いことで知られ、2001年の調査によると、州の総人口14万66人のうち5万8758人がイスラム、4万1599人が正教会の信者である[1]

経済

州の経済の基幹となっているのは観光、鉱業林業機械工業畜産業である。州の主な農産物はジャガイモで、ブルガリア全体のジャガイモ生産の3割程度を占める。ほかにはライムギオオムギなども生産されているが、ヒツジウシブタなど畜産業のほうが高い比重を占めている。州の西部には20を超える亜鉛の鉱山があり、バルカン半島でも最大級の鉱脈が存在する。濃密な針葉樹林はドスパトスモリャン、デヴィンの林業を支えている。スモリャンでは農業機械を生産する大工場があり、ネデリノ、ズラトグラト、マダン、ルドゼムでは繊維工業が盛んである。マダンには化学ゴム工場もある。

こんにち、観光は州の経済の基幹となっており、特に冬季にはチェペラレ、およびチェペラレ市パンポロヴォ(Пампорово / Pamporovo)はすばらしいスキー・リゾート地となる。チェペラレにあるスキー施設を運営している会社は400人を雇っている。また、デヴィンおよびデヴィン市ベデンの泉は観光地になっている。美しい手付かずの自然がのこる渓谷、洞窟は国内外の多くの観光客をひきつけている。

基礎自治体

スモリャン州の基礎自治体
  • スモリャンСмолян、Smolyan)・・・州都
  • バニテ(Баните、Banite)
  • ボリノ(Борино、Borino)
  • チェペラレЧепеларе、Chepelare)
  • デヴィン(Девин、Devin)
  • ドスパトДоспат、Dospat)
  • マダン(Мадан、Madan)
  • ネデリノНеделино、Nedelino)
  • ルドゼムРудозем、Rudozem)
  • ズラトグラト(Златоград、Zlatograd)

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ http://www.nsi.bg/Census/Religion.htm

関連項目

外部リンク

  • スモリャン州の写真
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Coat of arms of Bulgaria
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