ヘンドン・セントラル駅

ヘンドン・セントラル駅
Hendon Centraltube station
ヘンドン・セントラル駅の位置(グレーター・ロンドン内)
ヘンドン・セントラル駅
ヘンドン・セントラル駅
グレーター・ロンドンの地図上でのヘンドン・セントラル駅の位置
所在地 ヘンドン(英語版)
行政区 バーネット(英語版)
運営 ロンドン地下鉄
路線 ノーザン線
駅構造 地上駅
ホーム数 2
バリアフリー 対応 [1]
ゾーン 3 及び4
地下鉄年間乗降員数
2010 増加 6.26百万人[2]
2011 増加 7.01百万人[2]
2012 減少 6.83百万人[2]
2013 増加 6.84百万人[2]
鉄道会社
開設時の所属会社 ロンドン電気鉄道
歴史
1923年11月19日 (1923-11-19) 路線の終点として開業
1924年8月18日 (1924-08-18) 延伸により途中駅となる
WGS84 北緯51度34分59秒 西経0度13分34秒 / 北緯51.583度 西経0.226度 / 51.583; -0.226座標: 北緯51度34分59秒 西経0度13分34秒 / 北緯51.583度 西経0.226度 / 51.583; -0.226
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ヘンドン・セントラル駅(ヘンドン・セントラルえき、英語:Hendon Central tube station)はロンドン北西部、バーネット・ロンドン特別区(英語版)ヘンドン(英語版)にあるロンドン地下鉄の駅である。

当駅はノーザン線エッジウェア支線のコリンデイル駅ブレント・クロス駅の間にあり、トラベルカード・ゾーン2(英語版)トラベルカード・ゾーン3(英語版)の境界上にある[3]

当駅はブレント駅(後にブレント・クロス駅に改称)とともに、1923年11月19日、ロンドン電気鉄道の一路線だったハムステッド・チューブゴルダーズ・グリーン駅からの第一期延伸線の駅として開業した。当駅は当初路線の終点だったが、1924年8月18日に第二期延伸としてエッジウェア駅までの延伸が行われ、途中駅となった[4]

歴史

当駅とコリンデイル駅の間には短いトンネルがあるが、当駅はゴルダーズ・グリーンから先の各駅と同様、地上駅である。当駅が開業したとき、駅北側にあるヘンドン(英語版)集落以外駅周辺には何もなかったが、駅開業からほどなくしてロンドンの近郊区間としての開発が進んだ[5]。当駅の駅舎はドーリア式列柱ポルチコを備えるスタンレー・ヒープス(英語版)による後期ジョージ朝様式(英語版)のもので、第2級文化財指定建築(英語版)である[6][7]

当駅周辺は駅開業時にほぼ未開の状態だったため、駅と駅周辺の市街が同時に開発された。当駅は新しく作られる市街の中心かつ、新市街の象徴的建築となることが意図されていた。直径240フィート (73 m)の範囲に建設された市街は4つの道路によって区分され、この道路によってヘンドンと周囲のすべての地域にアクセスすることが出来た。ヘンドンには「セントラル・サーカス」と呼ばれるロータリーがあったが、後年通常の信号による交差点に改修されている。1932年に著された記事には、「鉄道駅と道路計画が同時に行われた秀逸な事例」であり、「開業後わずか9年にして、駅を中心とした市街はかつてない規模で広がっていく」「町の中心となる」と紹介されている[8]

バス路線

ロンドンバス83、113、143、186、324、326、深夜バスN113が当駅を経由する。

脚注

  1. ^ “Step free Tube Guide” (PDF). Transport for London. 2015年6月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年8月9日閲覧。
  2. ^ a b c d “Multi-year station entry-and-exit figures” (XLS). London Underground station passenger usage data. ロンドン交通局 (2014年). 2015年3月31日閲覧。
  3. ^ Standard Tube Map (PDF) (Map). Not to scale. Transport for London. February 2021. 2021年2月22日閲覧
  4. ^ Rose, Douglas (1999). The London Underground, A Diagrammatic History. Douglas Rose/Capital Transport. ISBN 1-85414-219-4 
  5. ^ Jackson, Alan Arthur; Croome, Desmond F. (1962). Rails through the clay: a history of London's tube railways. Allen & Unwin. p. 171 
  6. ^ “16 London Underground Stations Listed At Grade II”. English Heritage. 2011年7月28日閲覧。
  7. ^ Cherry, Bridget; Pevsner, Nikolaus (1999). London 4: north. Buildings of England, vol. 48. Penguin. p. 161 
  8. ^ Passingham, William (1932). Romance of London's Underground. Sampson Low & Co.. p. 66 

ギャラリー

  • ホーム南端から北を見る。トンネルの入口が見える。
    ホーム南端から北を見る。トンネルの入口が見える。
  • ホーム北端から南を見る。
    ホーム北端から南を見る。
  • 駅名標
    駅名標
  • 駅舎
    駅舎

External links

ウィキメディア・コモンズには、ヘンドン・セントラル駅に関連するカテゴリがあります。
  • ロンドン交通博物館の画像アーカイブ
    • Construction of Hendon Central station, 1922
    • Partially completed station, 1923
    • Crowd waiting for the first opening of the station, 19 November 1923
    • Exterior of station on opening day, 19 November 1923
    • View of Platforms and tunnel entrances, 1924. Note rural landscape beyond station awaiting development.
    • Station building, 1929, now incorporated into a larger commercial building
 

ハイ・バーネット支線
ハイ・バーネット - トテリッジ・アンド・ウェットストーン - ウッドサイド・パーク - ウェスト・フィンチリー -

(ミル・ヒル・イースト>>) フィンチリー・セントラル - イースト・フィンチリー - ハイゲート - アーチウェイ - タフネル・パーク - ケンティッシュ・タウン - カムデン・タウン
エッジウェア支線
エッジウェア - バーント・オーク - コリンデイル - ヘンドン・セントラル - ブレント・クロス - ゴルダーズ・グリーン - ハムステッド - ベルサイズ・パーク - チョーク・ファーム - カムデン・タウン
チャリング・クロス支線
カムデン・タウン - モーニントン・クレセント - ユーストン - ウォーレン・ストリート - グージ・ストリート - トテナム・コート・ロード - レスター・スクウェア - チャリング・クロス - エンバンクメント - ウォータールー - ケニントン
バンク支線
カムデン・タウン - ユーストン - キングス・クロス・セント・パンクラス - エンジェル - オールド・ストリート - ムーアゲート - バンク - ロンドン・ブリッジ - ボロ - エレファント&キャッスル - ケニントン
モーデン線
ケニントン - オーヴァル - ストックウェル - クラパム・ノース - クラパム・コモン - クラパム・サウス - バラム - トゥーティング・ベック - トゥーティング・ブロードウェイ - コリアーズ・ウッド - サウス・ウィンブルドン - モーデン