ベアトリス・オブ・ヨーク

ベアトリス
Beatrice
2018年11月7日、リスボンにて
続柄 ヨーク公爵アンドルー王子第1女子

全名 Beatrice Elizabeth Mary
ベアトリス・エリザベス・メアリー
身位 Princess(王女)
敬称 Her Royal Highness(殿下)
出生 (1988-08-08) 1988年8月8日(35歳)
イギリスの旗 イギリス
イングランドの旗 イングランドロンドン、ポートランド病院
配偶者 エドアルド・マペッリ・モッツィ
子女 シエナ・マペッリ・モッツィ
家名 マウントバッテン=ウィンザー家
父親 ヨーク公爵アンドルー王子
母親 セーラ・ファーガソン
テンプレートを表示
ベアトリス王女の紋章
イギリス王室


  • プリンセス・ロイヤル・アン王女
  • ヨーク公爵アンドルー王子
  • エディンバラ公爵エドワード王子
    エディンバラ公爵夫人ソフィー

  • グロスター公爵リチャード王子
    グロスター公爵夫人バージット
  • ケント公爵エドワード王子
    ケント公爵夫人キャサリン
  • アレクサンドラ王女
  • マイケル王子
    マイケル王子妃マリー=クリスティーヌ

ベアトリス王女(Princess Beatrice、全名:ベアトリス・エリザベス・メアリー(Beatrice Elizabeth Mary)、1988年8月8日 - )は、イギリス王室の成員で、ヨーク公アンドルー王子とセーラ・ファーガソン(1996年に離婚)の長女。チャールズ3世国王の姪。英国王位継承順位は父アンドルーに次ぎ、2022年9月9日現在では9番目にある。2歳年下の妹にユージェニー王女がいる。容貌は父親似と言われている。誕生から結婚前まではベアトリス・オブ・ヨーク王女(Princess Beatrice of York)と呼ばれた。2020年に結婚後は、エドアルド・マペッリ・モッツィ夫人ベアトリス王女(Princess Beatrice, Mrs Edoardo Mapelli Mozzi)と称されている[1]

略歴

出生

ロンドンのポートランド病院で生まれる。出生当時のイギリス王室では、エリザベス2世の長女であるアン以来、38年ぶりの王女の誕生だった。“ベアトリス”という名前は、ヴィクトリア女王とアルバート公の末娘ベアトリス王女に由来するものである。王の男系の孫であるため、公式に"Princess"(王女)の称号と“Her Royal Highness”(殿下)の敬称を付される。エリザベス2世の孫娘の中で、現時点で「殿下」の敬称を保有しているのは、ベアトリスとユージェニーの2王女のみである。

詳細は「エドワード (ウェセックス伯爵)」を参照

教育

7歳になった時点でも、当時5歳だった妹のユージェニー王女が簡単な読み書きが出来るようになったのにもかかわらず、なかなか読み書きの習得が出来なかったことから、ディスレクシア(識字障害)と診断され、本人もそのことを2004年にカミングアウトしている。そのため、週2回の専門家によるディスレクシアの子供たちを対象とした補習授業を受けながら学校に通っていた。文字の読み書きが苦手なことから好きな歴史学を存分に学ぶことは出来なかったが、フランス語や演劇、数学関連の科目は得意であり、バークシャーのアスコットにあるセント・ジョージ・スクールでは、首席で卒業している。

また、2007年の大学入学資格試験(Aレベル)では、演劇では「A」、歴史と映画研究では「B」という成績を修めた[2][3]

2008年ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジに進学し、2011年に同校を卒業した。

結婚と家族

2019年9月26日、王室はベアトリスが実業家のエドアルド・マペッリ・モッツィと婚約したことを発表した。2人はイタリアで週末を過ごしている際に婚約した。

結婚式は、当初の予定では、2020年5月29日セント・ジェームズ宮殿のチャペルで行われ、続いてバッキンガム宮殿の庭園でプライベートレセプションが行われるはずだったが、最初にレセプション、次に結婚式自体が新型コロナウイルス感染症流行のため延期された[4][5] 。結婚式は最終的に、2020年7月17日ウィンザー城内のオールセインツ・チャペルで近親者のみを集めて行われ、事前に公表されなかった[6]。 2021年9月18日、23時42分にウエストミンスター病院にて第1子となる長女を出産、シエナ・エリザベス・マペッリ・モッツィと名付けられた。

称号および敬称

  • 1988年8月8日 - 2020年7月17日
    • ベアトリス・オブ・ヨーク王女殿下(Her Royal Highness Princess Beatrice of York)
  • 2020年7月17日 -
    • エドアルド・マペッリ・モッツィ夫人ベアトリス王女殿下(Her Royal Highness Princess Beatrice, Mrs Edoardo Mapelli Mozzi)

その他

  • 上述の通り、8歳の時に両親の離婚を経験しているが、2005年の17歳の誕生日の際に行われたインタビューでは、「離婚を経験したことによって、家族の関係がより緊密なものになったと語っている」(実際に姉妹は、片親若しくは両親と共に定期的に海外へ旅行している)。
  • セント・ジョージ・スクール卒業後のギャップ・イヤーは、アルゼンチンブラジルスペインベルギースイス等を旅行後、オックスフォード・ストリートの高級デパートである“セルフリッジス”で体験就労を行った[7]
  • 2006年11月に、イギリス王室の成員としては初めて、宇宙旅行に参加することが発表された(2009年以降に実施予定)。
  • 2009年のイギリス映画『ヴィクトリア女王 世紀の愛』で、女王の侍女役で出演した。王女はヴィクトリア女王の昆孫にあたる。

脚注・出典

[脚注の使い方]
  1. ^ “ANNEX D”. The Royal Family. 2020年12月9日閲覧。
  2. ^ Narinari.com (2005年3月26日). “エリザベス女王の孫娘、難読症であることが明らかに。”. 2008年11月14日閲覧。
  3. ^ JAPAN JOURNALS. “ベアトリス王女、難読症にもかかわらず、Aレベル合格!”. 2008年11月14日閲覧。
  4. ^ “Coronavirus: Princess Beatrice 'reviewing' wedding plans”. BBC News. BBC (2020年3月18日). 2020年3月18日閲覧。
  5. ^ Malbon, Abigail (2020年4月17日). “Princess Beatrice and Edoardo Mapelli Mozzi's wedding is postponed due to coronavirus”. Cosmopolitan. https://www.cosmopolitan.com/uk/reports/a32180848/princess-beatrice-edoardo-mapelli-mozzi-wedding-cancelled/ 2020年4月20日閲覧。 
  6. ^ “Princess Beatrice marries Edoardo Mapelli Mozzi in private Windsor ceremony”. BBC. (2020年7月17日). https://www.bbc.co.uk/news/uk-53445109 2020年7月17日閲覧。 
  7. ^ JAPAN JOURNALS. “ベアトリス王女があなたの買い物をお手伝い!? デパートで就労体験”. 2008年11月14日閲覧。
上位
アンドルー王子
ヨーク公爵
イギリス王位継承順位
継承順位第9
他の英連邦王国の王位継承権も同様
下位
シエナ・マペッリ・モッツィ
  • 第1位 ウェールズ公ウィリアム(法定推定相続人
  • 第2位 ジョージ・オブ・ウェールズ
  • 第3位 シャーロット・オブ・ウェールズ
  • 第4位 ルイ・オブ・ウェールズ
  • 第5位 サセックス公爵ヘンリー
  • 第6位 アーチ・オブ・サセックス
  • 第7位 リリベット・オブ・サセックス
  • 第8位 ヨーク公爵アンドルー
  • 第9位 ベアトリス・オブ・ヨーク
  • 第10位 シエナ・マペッリ・モッツィ
  • 第11位 ユージェニー・オブ・ヨーク
  • 第12位 オーガスト・ブルックスバンク
  • 第13位 アーネスト・ブルックスバンク
  • 第14位 エディンバラ公爵エドワード
  • 第15位 ウェッセクス伯爵ジェームズ
  • 第16位 ルイーズ・ウィンザー
  • 第17位 プリンセス・ロイヤル・アン
  • 第18位 ピーター・フィリップス
  • 第19位 サバンナ・フィリップス
  • 第20位 アイラ・フィリップス
  • 第21位 ザラ・ティンダル
  • 第22位 ミア・ティンダル
  • 第23位 レイナ・ティンダル
  • 第24位 ルーカス・ティンダル
  • 第25位 スノードン伯爵デイヴィッド
  • 第26位 リンリー子爵チャールズ
  • 第27位 マーガリタ・アームストロング=ジョーンズ
  • 第28位 サラ・チャット
  • 第29位 サミュエル・チャット
  • 第30位 アーサー・チャット
  • 第31位 グロスター公爵リチャード
  • 第32位 アルスター伯爵アレグザンダー
  • 第33位 カローデン男爵ザン
  • 第34位 コジマ・ウィンザー
  • 第35位 デイヴィナ・ルイス
  • 第36位 セナ・ルイス
  • 第37位 タネ・ルイス
  • 第38位 ローズ・ギルマン
  • 第39位 ライラ・ギルマン
  • 第40位 ルーファス・ギルマン
  • 第41位 ケント公爵エドワード
  • 第42位 セント・アンドルーズ伯爵ジョージ
  • 第43位 アメリア・ウィンザー
  • 第44位 アルバート・ウィンザー
  • 第45位 レオポルド・ウィンザー
  • 第46位 ルイ・ウィンザー
  • 第47位 ヘレン・テイラー(英語版)
  • 第48位 コロンブス・テイラー
  • 第49位 カシアス・テイラー
  • 第50位 エロイース・テイラー
  • 第51位 エステラ・テイラー
  • 第52位 マイケル・オブ・ケント
  • 第53位 フレデリック・ウィンザー(英語版)
  • 第54位 モード・ウィンザー
  • 第55位 イザベラ・ウィンザー
  • 第56位 ガブリエラ・キングストン(英語版)
  • 第57位 アレクサンドラ・オギルヴィ
  • 第58位 ジェームズ・オギルヴィ(英語版)
  • 第59位 アレクサンダー・オギルヴィ
  • 第60位 フローラ・ヴェスターバーグ
  • 第61位 マリナ・オギルヴィ
  • 第62位 クリスチャン・モワット
  • 第63位 ゼノウスカ・モワット
  • 第64位 ハーウッド伯爵デイヴィッド(英語版)
  • 第65位 ラッセルズ子爵アレグザンダー(英語版)
  • 第66位 アイヴィー・ラッセルズ
  • 第67位 エドワード・ラッセルズ
  • 第68位 セバスチャン・ラッセルズ
  • 第69位 ジェームズ・ラッセルズ(英語版)
  • 第70位 ローワン・ラッセルズ
  • 第71位 テワ・ラッセルズ
  • 第72位 フラン・ラッセルズ
  • 第73位 ソフィ・ラッセルズ
  • 第74位 ジェレミー・ラッセルズ(英語版)
  • 第75位 トーマス・ラッセルズ
  • 第76位 クレオ・ラッセルズ
  • 第77位 セレスト・ラッセルズ
  • 第78位 エレン・ラッセルズ
  • 第79位 ジャック・ヘーマンス
  • 第80位 ペニー・ヘーマンス
  • 第81位 エイミー・ラッセルズ
  • 第82位 マーロウ・バルトン
  • 第83位 タルーラ・ラッセルズ
  • 第84位 ヘンリー・ラッセルズ
  • 第85位 マクシミリアン・ラッセルズ
  • 第86位 ファイフ公爵デイヴィッド
  • 第87位 サウスエスク伯爵チャールズ
  • 第88位 ジョージ・カーネギー
  • 第89位 ヒュー・カーネギー
  • 第90位 アレクサンドラ・エザリントン
  • 第91位 アメリア・エザリントン
  • 第92位 ハーラル5世
  • 第93位 ホーコン王太子
  • 第94位 スヴェレ・シュレースヴィヒ=ホルシュタイン=ゾンダーブルク=グリュックスブルク
  • 第95位 イングリッド・シュレースヴィヒ=ホルシュタイン=ゾンダーブルク=グリュックスブルク
  • 第96位 マッタ・ベレット
  • 第97位 モード・ベーン(ノルウェー語版)
  • 第98位 レア・ベーン(ノルウェー語版)
  • 第99位 エマ・ベーン(ノルウェー語版)
  • 第100位 ハーコン・ローレンツェン(ノルウェー語版)
  • 第101位 ウーラウ・ローレンツェン
  • 第102位 クリスチアーヌ・ローレンツェン
  • 第103位 スフィーア・ローレンツェン
  • 第104位 インゲボリ・ローレンツェン
  • 第105位 ヴィクトリア・フィリョ
  • 第106位 フレデリック・ファルカン
  • 第107位 ラグンヒル・ロング
  • 第108位 アレクサンドラ・ロング
  • 第109位 エリザベス・ロング
  • 第110位 アストリッド・フェルネル
  • 第111位 アレクサンダー・フェルネル
  • 第112位 エドワード・フェルネル
  • 第113位 ステラ・フェルネル
  • 第114位 カール・フェルネル
  • 第115位 カトリーナ・フェルネル
  • 第116位 セバスチャン・フェルネル
  • 第117位 ベネリクト・フェルネル
  • 第118位 エリザベス・フェルネル
  • 第119位 バンジャミン・フェルネル=ベックマン
スタブアイコン

この項目は、王室王族に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(P:歴史/P:人物伝/PJ:歴史/PJ:人物伝)。

  • 表示
  • 編集