ミロ・モアレ

ミロ・モアレ
2016年エネルギーファッションナイト(ドイツ語版)にて
誕生日 (1983-05-07) 1983年5月7日(41歳)[1]
出生地 スイスの旗 スイスルツェルン州ルツェルン
代表作 スクリプト・システム (2013)、
プロップ・エッグ (2014)、
ミラーボックス(2016)
ウェブサイト https://milomoire.com/
影響を受けた
芸術家
エドヴァルド・ムンクケーテ・コルヴィッツマリア・ラスニックフリーダ・カーロ、フランシス・ベーコン、H・R・ギーガー[2]
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ミロ・モアレ(Milo Moiré、1983年5月7日 - )はスイスルツェルン出身の芸術家。主に自身の裸体を使ったパフォーマンスアートで知られる。2014年11月時点ではデュッセルドルフ在住[3]

パートナーは、ペーター・パルムとして知られる写真家のP.H.Hergartenで、モアレは彼のミューズでもある[4]。パフォーマンス・アート、フェミニズム、ポルノ。

経歴

父親にスロバキア人、母親にスペイン人を持つ[5]。1983年にスイスで誕生した[5]。幼少期から絵を描くことに強い関心を持っていた[2]。モアレは幼少期を振り返って自分は普通じゃないものに関心を示しており、同じ学校で負け犬と呼ばれるような子供が虹のように見えたと語っている[6]2011年ベルン大学にて心理学と美術を専攻し、マグナ・クム・ラウデ(成績上位者)を受賞して卒業している。その後、修士号を取得した[5]。同大学では認知と知覚をテーマに研究を行っていた[3]

2013年5月に裸体に衣服の名称を書いて街を歩き回るハプニングアート《スクリプト・システム》を発表した[3]

2014年アート・ケルンの最中に、自身の膣からアクリル絵具やインクなどが入った鶏卵を落として作品を制作する《プロップ・エッグ》を発表した[7]

2016年、2015年の大晦日に発生したケルン大晦日集団性暴行事件に対して、抗議のプラカードを持ち、事件の起きたケルン大聖堂前に全裸で立つというパフォーマンスを実行した[8]。この時警察はモアレを逮捕せず、彼女の周りに人を寄り付かせないようにした[9]。同年にデュッセルドルフロンドンアムステルダムにて女性の権利を主張するために《ミラーボックス》というパフォーマンスを実施した。そのうちロンドンのトラファルガー広場では二度目の逮捕となった[10]

批評

芸術かポルノか

彼女の作品における芸術性は、マスメディアからも[11]ポルノグラフィーの観点からも[12]評価が分かれている。《プロップ・エッグ》についてブルックスはこのパフォーマンスをアート・ケルン(英語版)の最中に行う必要は無かったと批判している[13]

また、自身の有料会員制サイト上では自慰や性交といった明確にポルノと分類されうる動画を公開している。

関連項目

脚注

  1. ^ 週刊ポスト 2014, p.20
  2. ^ a b Moiré, Milo (2016年). “Bio”. 2016年7月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年7月16日閲覧。
  3. ^ a b c 週刊ポスト 2014, p. 14.
  4. ^ https://www.artpedia.asia/milo-moire/
  5. ^ a b c “全裸美女芸術家「全裸の時、私は最もエネルギーを感じます」”. NEWSポストセブン (2014年10月27日). 2015年5月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年7月15日閲覧。
  6. ^ “A naked mind with Milo Moiré”. DIONISO PUNK (2014年5月7日). 2016年5月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年7月15日閲覧。
  7. ^ Denham, Jess (2014年4月22日). “Swiss performance artist Milo Moiré 'gives birth to painting' using her vagina” (英語). インデペンデント. 2015年7月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年7月15日閲覧。
  8. ^ “Protest gegen sexuelle Gewalt auf der Kölner Domplatte |Frauenrechte” (ドイツ語). Milo Moiré (2016年1月10日). 2016年3月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年1月19日閲覧。
  9. ^ “A policeman looks on as performance artist Milo Moire holds up a poster reading 'Respect us! We are no fair game, even when we are naked!!!' as she stands near Cologne's landmark, the Cologne Cathedral, to protest on January 8, 2016 against offenses against women that happened in Cologne on New Year's Eve. Thirty-one suspects, including 18 asylum seekers, are under investigation over offences including assault and theft in Cologne on New Year's Eve, Germany's interior ministry said. / AFP / dpa / Oliver Berg / Germany OUT”. gettyimages (2016年1月8日). 2016年7月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年7月15日閲覧。
  10. ^ Gordon, Amie (2016年6月24日). “Controversial performance artist is arrested after inviting strangers to touch her naked breasts or genitals in Trafalgar Square - all in the name of women's rights” (英語). デイリー・メール. 2016年7月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年8月21日閲覧。
  11. ^ Jones, Jonathan (2014年4月22日). “The artist who lays eggs with her vagina – or why performance art is so silly” (英語). ガーディアン. 2016年6月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年7月15日閲覧。
  12. ^ 杉沢樹 (2015年3月8日). “モロ出し巨乳美女が美術館を徘徊…全裸アートの世界”. DMMNews.R18. 2015年4月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年7月15日閲覧。
  13. ^ Brooks, Katherine (2014年6月30日). “20 Of The Most Confusing Performance Art Pieces Of All Time (NSFW)” (英語). ハフィントンポスト. 2015年11月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年7月15日閲覧。

参考文献

  • Binswanger, Michèle (2016年1月28日). “Ihr Körper ist ihr Pinsel” (ドイツ語). Tages-Anzeiger. 2016年5月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年10月14日閲覧。
  • Duponchelle, Valérie (2014年6月25日). “Milo Moiré : «Depuis le début, je suis nue»” (フランス語). フィガロ. 2016年3月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年7月15日閲覧。
  • Hauger, Caroline Micaela (2015年6月17日). “Ich bin schockiert, wenn die Leute schockiert sind”. Schweizer Illustrierte. 2016年9月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年10月14日閲覧。
  • “Künstlerin macht "Nackt-Selfie" am Burgplatz”. RP Online.de (2015年7月12日). 2016年4月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年10月14日閲覧。
  • Legalery, Jean Louis (2014年4月24日). “Jean Louis Legalery et Milo Moiré” (フランス語). MEDIAPART. 2015年4月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年7月15日閲覧。
  • Maas, Sebastian (2016年6月24日). “Warum es gut ist, dass sich diese Frau von Fremden in den Schritt greifen lässt” (ドイツ語). GERECHTIGKEIT. bento. 2016年9月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年10月14日閲覧。
  • Moiré, Milo (2014年4月18日). “Aufregung bei der Art Cologne: Nacktkünstlerin "legt" Eier”. AugsburgerAllgemeine. 2016年3月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年10月14日閲覧。
  • Moiré, Milo (2014年6月22日). “Performance: "The Script System" Art Basel, Basel 2014.” (英語). 2016年3月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年7月15日閲覧。
  • “Nackte demonstriert vor dem Kölner Dom” (ドイツ語). Kölnische Rundschau (2016年1月8日). 2016年1月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年10月14日閲覧。
  • Neuendorf, Henri (2015年7月6日). “Nude Performance Artist Milo Moiré Arrested in Paris” (英語). artnet.news. 2016年3月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年7月15日閲覧。
  • Ridley, Sarah (2015年2月25日). “Naked woman strolls around museum leaving visitors open-mouthed” (英語). Mirror. 2015年12月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年7月22日閲覧。
  • Rittmeyer, Lena (2014年6月23日). “Manche empfinden schon eine Brustwarze als pornografisch” (ドイツ語). Basler Zeitung. 2016年8月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年10月14日閲覧。
  • “Statement auf ihrer Internetseit” (ドイツ語). milomoire.com (2014年). 2016年3月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年10月14日閲覧。
  • “Schweizer Nackt-Künstlerin vor Eiffelturm verhaftet”. Tages-Anzeiger (2015年7月6日). 2016年7月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年10月14日閲覧。
  • Schweres, Thomas (2014年4月14日). “Kunst oder Pornografie?: Die nackte Provokation” (ドイツ語). デア・シュピーゲル. 2016年3月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年7月15日閲覧。
  • Sisley, Dominique (2016年6月22日). “Artist arrested for getting strangers to stroke her genitals”. Dazed. 2016年6月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年6月23日閲覧。
  • Rittmeyer, Lena (2014年6月23日). “Manche empfinden schon eine Brustwarze als pornografisch” (ドイツ語). Basler Zeitung. オリジナルの2016年3月3日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20160303181242/http://bazonline.ch/kultur/diverses/Manche-empfinden-schon-eine-Brustwarze-als-pornografisch/story/14438022 2014年7月5日閲覧。 
  • “スイス 全裸美女アーティスト、赤ちゃんを抱き、博物館内に登場”. 新華ニュース (2015年3月2日). 2015年5月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年7月15日閲覧。
  • “スイスの女性アーティスト、エッフェル塔の前でヌード写真を撮影”. 新華ニュース (2015年7月8日). 2015年5月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年7月15日閲覧。
  • 「16ページ大特集 秋のSEX芸術祭 PART1 彼女が創造する「動く女性器アート」を見よ!」『週刊ポスト』、小学館東京、2014年11月7日、2016年10月14日閲覧 

外部リンク

  • 公式ウェブサイト
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