ライアン・プレスリー

ライアン・プレスリー
Ryan Pressly
ヒューストン・アストロズ #55
ミネソタ・ツインズ時代
(2013年4月5日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 テキサス州ダラス
生年月日 (1988-12-15) 1988年12月15日(35歳)
身長
体重
6' 3" =約190.5 cm
205 lb =約93 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2007年 MLBドラフト11巡目
初出場 2013年4月4日 デトロイト・タイガース
年俸 $14,000,000(2023年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
WBC 2023年
この表について
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プロジェクト:野球選手  ■テンプレート

獲得メダル
男子 野球
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ワールド・ベースボール・クラシック
2023

トーマス・ライアン・プレスリーThomas Ryan Pressly, 1988年12月15日 - )は、アメリカ合衆国テキサス州ダラス出身のプロ野球選手投手)。右投右打。MLBヒューストン・アストロズ所属。

経歴

プロ入りとレッドソックス傘下時代

2007年MLBドラフト11巡目(全体354位)でボストン・レッドソックスから指名され、6月18日に契約。

2008年、傘下のルーキー級ガルフ・コーストリーグ・レッドソックスでプロデビュー。10試合(先発9試合)に登板して1勝4敗、防御率3.79、34奪三振を記録した。

2009年はA-級ローウェル・スピナーズ(英語版)でプレーし、13試合(先発11試合)に登板して6勝4敗、防御率3.17、64奪三振を記録した。

2010年はA級グリーンビル・ドライブでプレーし、26試合(先発24試合)に登板して5勝7敗、防御率3.72、96奪三振を記録した。

2011年はA+級セイラム・レッドソックスでプレーし、26試合に先発登板して6勝11敗、防御率4.50、72奪三振を記録した。

2012年はまずA+級セイラムでプレーし、20試合(先発12試合)に登板して5勝3敗、防御率6.28、61奪三振を記録した。7月にAA級ポートランド・シードッグスへ昇格。14試合に登板して2勝2敗、防御率2.93、21奪三振を記録した。

ツインズ時代

2012年12月に行われたルール・ファイブ・ドラフトでミネソタ・ツインズから指名され、移籍した[2]

2013年は開幕ロースター入りし、4月4日のデトロイト・タイガース戦でメジャーデビュー。6点リードの9回表から登板し、1回を1安打無失点1奪三振に抑えた[3]。この年は49試合に登板して3勝3敗、防御率3.87、49奪三振を記録した。当時、父親のトム・プレスリーは癌を患っており、余命わずかという状況であった。そんな中でライアンはメジャーデビューを果たし、父を感激させ、父が旅立つ前に親孝行を果たした(同年11月、トムは永眠)[4]

2014年2月28日にツインズと1年契約を結んだ[5]3月24日に傘下のAAA級ロチェスター・レッドウイングスへ異動し[6]、そのまま開幕を迎えた。この年は登板機会が25試合まで減少したが、防御率を1.00以上改善して2.86という数値を記録し、無敗で2勝を記録した。

2015年は27試合に投げ、通算100試合登板に達した。この年は1本も本塁打を許さず、防御率も2年連続で2点台をキープするなど、安定したピッチングを見せた。

2016年は完全にリリーフ陣の中核に定着し、チーム最多[7]の72試合に登板。防御率3.70、6勝7敗1セーブ、WHIP1.35という成績を残し、低迷するチームを支えた。

2017年は調子を崩し、登板数が57に減少した上に防御率も4.70と自己ワーストに終わった。

アストロズ時代

2018年7月27日にホルヘ・アルカラジルベルト・セレスティーノとのトレードで、ヒューストン・アストロズへ移籍した[8]。移籍後は26試合で防御率0.77、2セーブ、16ホールドと好調だった。自身初のポストシーズンでも5試合に登板して3ホールド、防御率1.80の好成績を記録した。

2019年3月20日、アストロズと2021年までの3年2040万ドルで契約延長した[9]。5月5日のロサンゼルス・エンゼルス戦で、前年から続く連続無失点が33イニングに達し、ロイ・オズワルトの持つ球団記録を更新した[10]。その後も記録の更新を続け、5月17日のボストン・レッドソックス戦で1イニング無失点に抑えたことで、クレイグ・キンブレルが2011年に記録した38試合を抜き、39試合連続無失点のMLB記録を樹立した[11]。5月24日のボストン・レッドソックス戦で失点したことで記録は途絶えたが、40試合連続無失点は2021年シーズン終了時点でメジャー記録である。

2021年7月4日に通算2度目となるオールスターゲームに選出されたが、辞退している[12]

2022年はオフの12月5日にセカンドチームの中継ぎ投手の1人として自身初となるオールMLBチームに選出された[13]

2023年はシーズン開幕前の2月10日に第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のアメリカ合衆国代表に選出された[14]

詳細情報

年度別投手成績





















































W
H
I
P
2013 MIN 49 0 0 0 0 3 3 0 1 .500 315 76.2 71 5 27 1 0 49 7 0 37 33 3.87 1.28
2014 25 0 0 0 0 2 0 0 2 1.000 122 28.1 30 3 8 2 1 14 1 0 10 9 2.86 1.34
2015 27 0 0 0 0 3 2 0 4 .600 119 27.2 27 0 12 1 0 22 2 0 9 9 2.93 1.41
2016 72 0 0 0 0 6 7 1 13 .462 328 75.1 79 8 23 2 2 67 7 0 34 31 3.70 1.35
2017 57 0 0 0 0 2 3 0 6 .400 252 61.1 52 10 19 5 3 61 5 0 34 32 4.70 1.16
2018 51 0 0 0 0 1 1 0 8 .500 208 47.2 46 5 19 1 2 69 6 0 19 18 3.40 1.36
HOU 26 0 0 0 0 1 0 2 13 1.000 84 23.1 11 1 3 0 1 32 2 0 2 2 0.77 0.60
'18計 77 0 0 0 0 2 1 2 21 .667 292 71.0 57 6 22 1 3 101 8 0 21 20 2.54 1.11
2019 55 0 0 0 0 2 3 3 31 .400 211 54.1 37 6 12 0 0 72 4 0 15 14 2.32 0.90
2020 23 0 0 0 0 1 3 12 0 .250 91 21.0 21 2 7 1 1 29 1 0 10 8 3.43 1.33
2021 64 0 0 0 0 5 3 26 1 .625 250 64.0 49 4 13 1 0 81 3 0 19 16 2.25 0.97
2022 50 0 0 0 0 3 3 33 0 .500 182 48.1 30 4 13 0 0 65 0 0 17 16 2.98 0.89
2023 65 0 0 0 0 4 5 31 0 .444 268 65.1 54 8 16 0 1 74 2 0 33 26 3.58 1.07
MLB:11年 564 0 0 0 0 33 33 108 79 .500 2430 593.1 507 56 172 14 11 635 40 0 239 214 3.25 1.14
  • 2023年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

WBCでの投手成績








































2023[15] アメリカ合衆国 3 0 0 0 0 10 3.0 1 0 0 0 2 0 0 0 0 0.00

年度別守備成績



投手(P)












2013 MIN 49 8 13 1 2 .955
2014 25 1 5 0 0 1.000
2015 27 0 1 0 1 1.000
2016 72 3 10 1 1 .929
2017 57 5 5 0 0 1.000
2018 51 2 5 0 0 1.000
HOU 26 2 4 0 0 1.000
'18計 77 4 9 0 0 1.000
2019 55 4 6 0 0 1.000
2020 23 2 2 0 0 1.000
2021 64 4 5 1 1 .900
2022 50 2 3 0 0 1.000
2023 65 4 7 1 0 .917
MLB 564 37 66 4 5 .963
  • 2023年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

表彰

記録

背番号

  • 57(2013年 - 2018年7月26日)
  • 55(2018年7月28日 - )

代表歴

脚注

  1. ^ “Ryan Pressly Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2023年3月16日閲覧。
  2. ^ “Twins select right-handed pitcher Ryan Pressly in Major League Rule 5 Draft”. MLB.com Twins Press Release (2012年12月6日). 2014年5月8日閲覧。
  3. ^ “Scores for Apr 4, 2013”. ESPN MLB (2013年4月4日). 2014年5月8日閲覧。
  4. ^ 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2014』廣済堂出版、2014年、164頁頁。ISBN 978-4-331-51809-0。 
  5. ^ “Twins agree to terms with all players on 40-man roster”. MLB.com Twins Press Release (2014年2月28日). 2014年5月8日閲覧。
  6. ^ “Twins make roster moves”. MLB.com Twins Press Release (2014年3月24日). 2014年5月8日閲覧。
  7. ^ 2016 Minnesota Twins Pitching Statistics - Baseball-Reference.com (英語) . 2016年10月16日閲覧。
  8. ^ Brian McTaggart (2018年7月28日). “Astros acquire reliever Pressly from Twins” (英語). MLB.com. 2018年7月29日閲覧。
  9. ^ “アストロズ、プレスリーと3年22億円超で契約延長”. 日刊スポーツ (2019年3月21日). 2019年5月15日閲覧。
  10. ^ “Ryan Pressly sets Astros record with 33 scoreless innings” (英語). MLB.com (2019年5月5日). 2019年5月15日閲覧。
  11. ^ https://www.baseballchannel.jp/mlb/65331/
  12. ^ Sarah Langs, Thomas Harrigan (2021年7月11日). “Your 2021 MLB All-Stars by position” (英語). MLB.com. July 13, 2021閲覧。
  13. ^ Paul Casella (2022年12月5日). “Here is the star-studded 2022 All-MLB Team” (英語). MLB.com. 2022年12月6日閲覧。
  14. ^ “USA Baseball Announces 2023 World Baseball Classic Roster” (英語). USA Baseball: Home (2023年2月10日). 2023年6月6日閲覧。
  15. ^ 2023 WBC Player Pitching StatsMLB.com 2023年4月1日閲覧
  16. ^ “All-MLB Team” (英語). MLB.com. 2022年12月7日閲覧。

関連項目

外部リンク

  • 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
  • Ryan Pressly stats MiLB.com (英語)
ヒューストン・アストロズ ロースター
投手
捕手
内野手
外野手
監督・コーチ
  • 19 ジョー・エスパーダ(監督)
  • 22 オマー・ロペス(英語版)(ベンチコーチ)
  • 37 アレックス・シントロン(打撃コーチ)
  • 46 トロイ・スニッカー(打撃コーチ)
  • 36 ジョシュ・ミラー(英語版)(投手コーチ)
  • 23 デーブ・クラーク(英語版)(一塁コーチ)
  • 8 ゲイリー・ペティス(三塁コーチ)
  • 95 ビル・マーフィー(英語版)(投手コーチ)
  • 29 マイケル・コリンズ(捕手コーチ)
  • -- ジェイソン・ベル(クオリティ・コントロールコーチ)
  • 99 トミー・カワムラ(ゲームプランニングコーチ)
  • 85 ハビアー・ブラカモンテ(ブルペン捕手)
公式サイト(英語)より 40人ロースター 監督・コーチ一覧 2024年5月10日更新
ファーストチーム
セカンドチーム
ヒューストン・アストロズ 2022年のワールドシリーズ ロースター
   


38 コリー・リー
43 ランス・マッカラーズ・ジュニア
44 ヨルダン・アルバレス
45 ライン・スタネック
50 ヘクター・ネリス
51 ウィル・スミス
52 ブライアン・アブレイユ
53 クリスチャン・ハビエル
55 ライアン・プレスリー
58 ハンター・ブラウン
59 フランバー・バルデス
65 ホセ・ウルキディ
77 ルイス・ガルシア

監督
12 ダスティ・ベイカー

コーチ
08 ゲイリー・ペティス(三塁)
19 ジョー・エスパーダ(ベンチ)
22 オマー・ロペス(一塁)
29 マイケル・コリンズ(捕手)
36 ジョシュ・ミラー(投手)
37 アレックス・シントロン(打撃)
41 ジェイソン・カンズラー(打撃)
46 トロイ・スニッカー(打撃)
54 ダン・フィローバ(クオリティコントロール)
95 ビル・マーフィー(投手)

アメリカ合衆国の旗 野球アメリカ合衆国代表 - 2023 ワールド・ベースボール・クラシック 2 2位 準優勝
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