乳搾り女

曖昧さ回避 ミルクメイド」はこの項目へ転送されています。フェルメールの同名の絵画については「牛乳を注ぐ女」をご覧ください。
乳搾り女
ヨハネス・フェルメール『ミルクメイド』(牛乳を注ぐ女
日本の乳搾り女。武内桂舟画。1913年

乳搾り女(ちちしぼりおんな、ミルクメイド)は、近代以前のヨーロッパで乳牛から乳を搾るために雇われていた少女もしくは女性の家事使用人の事である。彼女らは牛乳を搾ると同時に、牛乳を使ってクリーム、バターチーズなどといった乳製品を作った。かつての大邸宅の多くでは、他のいろんな仕事をしている召使いに乳しぼりをさせるのではなく、専業の乳搾り女を雇っていた。「ミルクメイド」と言っても「ミルクマン(牛乳配達員)の女性版」という意味ではなく、仕事の内容はどちらかと言うと「カウマン(牛飼い)」に近いものである。

「乳搾り女のようなすべすべした肌」という表現

「乳搾り女のようなすべすべした肌」という表現は、人間のが並外れてすべすべな様を意味する。

この用語は、乳搾り女が牛痘感染した結果、天然痘に感染したり症状が出たりすることもなく(天然痘に感染すると、肌に醜い瘢痕が残る)、天然痘の免疫を移すことに由来した物である。それ故、天然痘から生き残った人が通常出る瘢痕(あばた)も出ない。この発見は、エドワード・ジェンナーによる最初のワクチンの発明に繋がった[1]

文化面での関連

関連項目

脚注

  1. ^ Stern, Alexandra Minna; ハワード・マーケル(英語版) (2005). “The History Of Vaccines And Immunization: Familiar Patterns, New Challenges”. Health Affairs 24 (3): 611–621. doi:10.1377/hlthaff.24.3.611. PMID 15886151. http://content.healthaffairs.org/content/24/3/611.full.pdf 2013年10月5日閲覧。. 
  2. ^ Aelbert Cuyp-Landscape with Maid Milking a Cow(Pub Hist.comのページ)
  • 表示
  • 編集
スタブアイコン

この項目は、農業に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(ウィキプロジェクト 農業/Portal:農業)。

  • 表示
  • 編集
動物性
植物性
乳飲料
乳製品
栄養
産業
関連項目
  • カテゴリ Category:乳、Category:乳製品、Category:酪農