今夜月の見える丘に

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今夜月の見える丘に
B'zシングル
初出アルバム『ELEVEN』
B面 だからその手を離して -Mixture style-
リリース
規格 マキシシングル
録音 1999年
ジャンル
時間
レーベル Rooms RECORDS
作詞 稲葉浩志
作曲 松本孝弘
プロデュース 松本孝弘
ゴールドディスク
チャート最高順位
  • 週間1位(オリコン[3]
  • 2000年2月度月間3位(オリコン)
  • 2000年3月度月間9位(オリコン)
  • 2000年度年間8位(オリコン)
  • B'z シングル 年表
    • 今夜月の見える丘に
    • (2000年)
    • May
    • (2000年)
    ELEVEN 収録曲

    (13)
    今夜月の見える丘に (Alternative Guitar Solo ver.)
    (14)
    ミュージック・ビデオ(Short ver.)
    「今夜月の見える丘に」 - YouTube
    テンプレートを表示

    今夜月の見える丘に」(こんやつきのみえるおかに)は、日本音楽ユニットB'zの楽曲。2000年2月9日にRooms RECORDSより27作目のシングルとして発売された。

    概要

    B'z初の12cmCD(マキシシングル)でのリリース[4]

    ジャケット写真東京三宿交差点付近にあるアンティークショップで撮影された。なお、アングルは後述のタイアップ先のドラマの内容に合わせて「車椅子からの目線」となっている[5][6]。なお、ジャケット写真で稲葉が読んでいる本は、『THE ROLLING STONE BOOK OF LIFE RUNNING PRESS』である[7]

    このシングルから『熱き鼓動の果て』まで専用のB'zロゴマークが使われた[注 1]

    当初は1月26日発売予定だったが[8]、2月9日に延期された[注 2]

    リリース発表時に2nd beatに「RING」が告知されていたが[8]、「だからその手を離して -Mixture style-」に変更された。その後「RING」は同年に行われた『B'z LIVE-GYM Pleasure 2000 "juice"』で未発表曲として披露され、同年の10月4日に30thシングルとして発売された。

    表題曲「今夜月の見える丘に」は、TBS東芝日曜劇場Beautiful Life〜ふたりでいた日々〜』の主題歌[9]。このドラマが驚異的な視聴率を誇ったこともあって、22ndシングル『Calling』以来約3年ぶりにミリオンセラーを達成。初動で67.2万枚、累計売上は2006年5月時点で112万8830枚(オリコン調べ)[10]。このシングルのミリオンセラーによりB'zのシングルミリオンセラー作品数が15作となった。この記録は、2013年に発売したAKB48のシングル『鈴懸の木の道で「君の微笑みを夢に見る」と言ってしまったら僕たちの関係はどう変わってしまうのか、僕なりに何日か考えた上でのやや気恥ずかしい結論のようなもの』に抜かれるまでは、歴代1位だった。現在、CDではB'z最後のミリオンセラーシングルである[注 3]

    2000年度のオリコン年間シングルランキングでは8位にランクインし、1995年の『LOVE PHANTOM』以来5年ぶりにTOP10入りを果たした。

    第15回日本ゴールドディスク大賞でソング・オブ・ザ・イヤーを受賞した[11]

    楽曲誕生の経緯

    本作の前にドラマの主題歌として作られた楽曲があった[注 4]。しかし、このドラマの脚本を担当した北川悦吏子がその曲を聴いたところ、「曲の雰囲気が暗く重すぎる」と感じ、北川は「この作品には私とキャストとスタッフは命以外のものはすべて賭けている」「頂いた曲を聴いたが、どうしても自分としてはしっくりこない」という内容の手紙をB'z宛に書いた。それを受けたB'zが改めて曲を制作し提出したのが、「今夜月の見える丘に」である[12]

    収録曲

    12cmCD
    全作詞: 稲葉浩志、全作曲: 松本孝弘、全編曲: 松本孝弘・稲葉浩志。
    #タイトル作詞作曲・編曲時間
    1.「今夜月の見える丘に」稲葉浩志松本孝弘
    2.だからその手を離して -Mixture style-稲葉浩志松本孝弘
    合計時間:

    楽曲解説

    1. 今夜月の見える丘に
      TBS東芝日曜劇場Beautiful Life 〜ふたりでいた日々〜』のために書き下ろされた曲で、メンバーは台本を読みながら本曲を制作した。制作は、前年のアルバムツアー『B'z LIVE-GYM '99 "Brotherhood"』の最中に行われ、11月半ば辺りにスタジオであっという間に出来たという。[要出典]
      PVは、ロサンゼルスのパサディナの教会で撮影した。レコーディングの合間を割いて撮影したため、撮影後に稲葉は歌入れを行った[13]
      『第24回ザテレビジョンドラマアカデミー賞』のドラマソング賞では1位を受賞した[14]
      11thアルバム『ELEVEN』とバラード・ベスト・アルバム『The Ballads 〜Love & B'z〜』には、それぞれギターソロが異なるバージョンが収録されている。
      桜井和寿Mr.Children)が、『桑田佳祐の音楽寅さん 〜MUSIC TIGER〜』のカラオケ対決で本曲を歌った。
    2. だからその手を離して -Mixture style-
      1stシングルの表題曲の再録バージョン。
      当時はまだ知名度も低く、シングルは全く売れなかったが、前年のアルバムツアー『B'z LIVE-GYM '99 "Brotherhood"』の徳山市民会館での公演が偶然デビュー日(9月21日)と重なったため、アンコールで演奏したところ好評を得て、再レコーディングすることになった(ドキュメント作品『The true meaning of "Brotherhood"?』参照)。
      原曲が打ち込み主体のダンスチューンだったのに対し、こちらはバンドサウンドによるハードロックナンバーとなり、サビに入る前のコーラスの歌詞も変更、アウトロもフェード・アウトではなくイントロのギターフレーズで終わる形に変更されている。

    タイアップ

    参加ミュージシャン

    収録アルバム

    今夜月の見える丘に

    だからその手を離して-Mixture style-

    ライブ映像作品

    今夜月の見える丘に

    脚注

    [脚注の使い方]

    注釈

    1. ^ B'z The "Mixture"』は、シングル『HOME』までのロゴを使用
    2. ^ 発売が延期されたのはシングルでは『LOVE PHANTOM』以来となった。
    3. ^ 2009年に発表された46thシングル「イチブトゼンブ」が「着うた」及び「シングルトラック」でそれぞれミリオンとなっている。
    4. ^ 曲名は公表されていない。

    出典

    1. ^ 「GOLD ALBUM他認定作品 2000年2月度」『The Record』第485号、日本レコード協会、2020年4月、8頁。 
    2. ^ 「GOLD DISC 2011年1月度」『The Record』第616巻、日本レコード協会、2011年3月、14頁。 
    3. ^ “B'z、自己記録を更新!!”. BARKS (ジャパンミュージックネットワーク株式会社). (2005年3月16日). https://www.barks.jp/news/?id=1000006243 2020年11月12日閲覧。 
    4. ^ “ニュー・マキシ・シングル「今夜月の見える丘に」now on sale!!”. B'z Official Website. ルームスレコーズ. 2000年時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月10日閲覧。
    5. ^ music freak magazine Vol.161より
    6. ^ “B'zの「好きな大ヒット曲」ランキング!『ultra soul』は何位!?”. 日刊大衆 (双葉社). (2019年7月27日). https://taishu.jp/articles/-/67220?page=1 2019年10月27日閲覧。 
    7. ^ 『music freak magazine & Es Flash Back B'z XXV Memories II』エムアールエム、2013年、131頁。 
    8. ^ a b “B'z”. Musicnet. ソニー・マガジンズ. 1999年12月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月10日閲覧。
    9. ^ “キムタク美容師に/TBS系ドラマ 「ビューティフルライフ」”. 中日スポーツ. 株式会社中日新聞社. 1999年12月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月28日閲覧。
    10. ^ “B'z、歴代No.1アーティストまでの軌跡!”. ORICON NEWS (オリコン). (2006年5月25日). https://www.oricon.co.jp/news/22742/full/ 2019年10月27日閲覧。 
    11. ^ “第15回日本ゴールドディスク大賞 / Gold Disc Hall of Fame 15th|THE GOLD DISC”. 日本レコード協会. 2019年10月27日閲覧。
    12. ^ “ミュージックポートレイト 5月23日放送 北川悦吏子 × 斎藤工 第2夜”. NHK (2013年5月23日). 2015年11月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月17日閲覧。
    13. ^ 青木優『B'z The Best XXV 1999-2012』(MUSIC VIDEOのライナーノーツ(初回限定盤に付属))VERMILLION RECORDS、2013年。 
    14. ^ “ドラマソング賞 受賞結果 1位:今夜月の見える丘に、B'z”. ザテレビジョン. 株式会社KADOKAWA. 2021年10月26日閲覧。

    関連項目

    松本孝弘 (Guitar) - 稲葉浩志 (Vocal)
    サポートメンバー (現在): Yukihide "YT" Takiyama (Guitar) - 清 (Bass) - 青山英樹 (Drums) - 川村ケン (Keyboard)
    サポートメンバー (過去):明石昌夫 - 阿部薫 - 広本葉子 - 久保こーじ - 田中一光 - 増田隆宣 - デニー・フォンハイザー - 大島康祐 - 徳永暁人 - 黒瀬蛙一 - 満園庄太郎 - ビリー・シーン - シェーン・ガラース - バリー・スパークス - 大田紳一郎 - ブライアン・ティッシー - モヒニ・デイ - サム・ポマンティ - 大賀好修 - 小野塚晃 - 河村"カースケ"智康
    シングル
    CD
    1980年代
    88年
    89年
    1990年代
    90年
    91年

    8. LADY NAVIGATION - 9. ALONE

    92年

    10. BLOWIN' - 11. ZERO

    93年
    94年

    14. Don't Leave Me - 15. MOTEL

    95年

    16. ねがい - 17. love me, I love you - 18. LOVE PHANTOM

    96年
    97年

    21. FIREBALL - 22. Calling - 23. Liar! Liar!

    98年

    24. さまよえる蒼い弾丸 - 25. HOME

    99年
    2000年代
    00年

    27. 今夜月の見える丘に - 28. May - 29. juice - 30. RING

    01年

    31. ultra soul - 32. GOLD

    02年
    03年
    04年

    36. BANZAI - 37. ARIGATO

    05年

    38. 愛のバクダン - 39. OCEAN

    06年

    40. 衝動 - 41. ゆるぎないものひとつ - 42. SPLASH!

    07年

    43. 永遠の翼 - 44. SUPER LOVE SONG

    08年
    09年
    2010年代
    11年
    12年
    15年

    51. 有頂天 - 52. RED

    17年
    2020年代
    23年

    54. STARS

    配信限定
    アルバム
    オリジナル

    1. B'z - 2. OFF THE LOCK - 3. BREAK THROUGH - 4. RISKY - 5. IN THE LIFE - 6. RUN - 7. The 7th Blues - 8. LOOSE - 9. SURVIVE - 10. Brotherhood - 11. ELEVEN - 12. GREEN - 13. BIG MACHINE - 14. THE CIRCLE - 15. MONSTER - 16. ACTION - 17. MAGIC - 18. C'mon - 19. EPIC DAY - 20. DINOSAUR - 21. NEW LOVE - 22. Highway X

    ミニ

    1. BAD COMMUNICATION - 2. WICKED BEAT - 3. MARS - 4. FRIENDS - 5. FRIENDS II - 6. DEVIL - 7. FRIENDS III

    配信限定

    1. B'z (2007年) - 2. B'z (2012年)

    ベスト
    公認
    非公認
    裏ベスト
    カラオケ
    ボックス
    楽曲
    映像作品

    1. FILM RISKY - 2. JUST ANOTHER LIFE - 3. LIVE RIPPER - 4. "BUZZ!!" THE MOVIE - 5. The true meaning of "Brotherhood"? - 6. once upon a time in 横浜 〜B'z LIVE GYM'99 "Brotherhood"〜 - 7. a BEAUTIFUL REEL. B'z LIVE-GYM 2002 GREEN 〜GO★FIGHT★WIN〜 - 8. Typhoon No.15 〜B'z LIVE-GYM The Final Pleasure "IT'S SHOWTIME!!" in 渚園〜 - 9. B'z LIVE-GYM 2006 "MONSTER'S GARAGE" - 10. B'z LIVE in なんば - 11. B'z LIVE-GYM Hidden Pleasure 〜Typhoon No.20〜 - 12. B'z LIVE-GYM Pleasure 2008 -GLORY DAYS- - 13. B'z LIVE-GYM 2010 "Ain't No Magic" at TOKYO DOME - 14. B'z LIVE in なんば 2006 & B'z SHOWCASE 2007 -19- at Zepp Tokyo - 15. B'z LIVE-GYM 2011 -C'mon- - 16. B'z LIVE-GYM 2008 -ACTION- - 17. B'z LIVE-GYM 2005 -CIRCLE OF ROCK- - 18. B'z LIVE-GYM 2001 -ELEVEN- - 19. B'z LIVE-GYM Pleasure 2013 ENDLESS SUMMER -XXV BEST- - 20. B'z LIVE-GYM 2015 -EPIC NIGHT- - 21. B'z LIVE-GYM 2017-2018 “LIVE DINOSAUR” - 22. B'z LIVE-GYM Pleasure 2018 -HINOTORI- - 23. B'z LIVE-GYM 2019 -Whole Lotta NEW LOVE- - 24. B'z SHOWCASE 2020 -5 ERAS 8820- Day1〜5 - 25. B'z presents LIVE FRIENDS - 26. B'z LIVE-GYM 2022 -Highway X- - 27. B'z LIVE-GYM Pleasure 2023 -STARS- 

    関連項目
    カテゴリ カテゴリ
    TBS日曜劇場主題歌
    東芝日曜劇場
    2000年
    2001年
    2002年
    日曜劇場
    2002年
    • おとうさん「クローバー」(cune
    2003年
    2004年
    • 1990後
    • 2000前
    • 2000後
    • 2010前
    • 2010後
    • 2020前
    • 2020後
    • 2030前
    オリコン週間シングルチャート第1位(2000年2月21日付)
    1月
    2月
    3月
    4月
    5月
    6月
    7月
    8月
    9月
    10月
    • 2日 サウダージ(ポルノグラフィティ
    • 9日 SURREAL(浜崎あゆみ)
    • 16日 RING(B'z)
    • 23日 HEY!(福山雅治)
    • 30日 飛べない鳥(ゆず)
    11月
    • 6日・13日・20日 Everything(MISIA
    • 27日 Missing You(GLAY)
    12月
    • 4日 Everything(MISIA)
    • 11日 I WILL GET THERE(J-FRIENDS)
    • 18日 サボテン(ポルノグラフィティ)
    • 25日 M(浜崎あゆみ)
    • シングル:1967
    • 1968
    • 1969
    • 1970
    • 1971
    • 1972
    • 1973
    • 1974
    • 1975
    • 1976
    • 1977
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    • 1979
    • 1980
    • 1981
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    • 1989
    • 1990
    • 1991
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    • デジタルシングル:2017・2018
    • 2019
    • 2020
    • 2021
    • 2022
    • 2023
    • 2024

    • 合算シングル:2018・2019
    • 2020
    • 2021
    • 2022
    • 2023
    • 2024

    • ストリーミング:2018・2019
    • 2020
    • 2021
    • 2022
    • 2023
    • 2024
    主題歌賞(1回 - 43回)
    1回 - 10回
    11回 - 20回
    21回 - 30回
    31回 - 40回
    41回 - 43回
    ドラマソング賞(53回 - )
    53回 - 60回
    61回 - 70回
    71回 - 80回
    81回 - 90回
    91回 - 100回
    101回 - 110回
    111回 - 120回
    典拠管理データベース ウィキデータを編集
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