八木 詠美(やぎ えみ、1988年 - )は、日本の小説家。長野県生まれ。東京都在住。早稲田大学文化構想学部卒業。出版社に勤務しながら作家活動する[1]。
経歴
2020年、偽装妊娠する女性を描いた「空芯手帳」で第36回太宰治賞を受賞してデビュー[2]。
同作は世界15カ国語で翻訳が進み、英訳版の“Diary of a Void”が『ザ・ニューヨーカー』の“The Best Books of 2022”に取り上げられるなど高い評価を得る[3]。
作品リスト
単行本
- 『空芯手帳』(2020年12月 筑摩書房 / 2023年3月 ちくま文庫)
- 『休館日の彼女たち』(2023年3月 筑摩書房)
単行本未収録作品
- エッセイなど
- 「ネタバレ巡回」 - 『文學界』2021年3月号
- 「私はロボットではありません」 - 『ちくま』2022年12月号
- 「今、声を聞かせて[4]」(若竹千佐子『かっかどるどるどぅ』書評) - 『文藝』2023年秋季号
- 「いちご泥棒」 - 『ちくま』2023年9月号 - 2023年11月号
- 「ずっと上の空で過ごしている」 - 『文藝』2024年春季号
脚注
- ^ “[著者来店]「休館日の彼女たち」八木詠美さん…女神像と会話 社会映す”. 読売新聞 (2023年6月30日). 2023年11月28日閲覧。
- ^ “第36回太宰治賞受賞作が決定いたしました!”. 筑摩書房 (2020年5月8日). 2023年11月28日閲覧。
- ^ “The Best Books of 2022”. The New Yorker (2023年4月20日). 2023年11月28日閲覧。
- ^ 「人間をこんなふうに詰め込んではいけない 」東京の満員電車に異常さを感じたときの記憶が蘇った小説 作家・八木詠美が紹介 | レビュー | Book Bang -ブックバン-
太宰治賞 |
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筑摩書房単独主催(第1回 - 第14回) |
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第1回 - 第10回 | - 第1回 受賞作なし
- 第2回 吉村昭 「星への旅」
- 第3回 一色次郎 「青幻記」
- 第4回 三浦浩樹 「月の道化者」
- 第5回 秦恒平 「清経入水」
- 第6回 海堂昌之 「背後の時間」
- 第7回 三神真彦 「流刑地にて」
- 第8回 受賞作なし
- 第9回 宮尾登美子 「櫂」
- 第10回 朝海さち子 「谷間の生霊たち」
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第11回 - 第14回 | - 第11回 不二今日子 「花捨て」
- 第12回 村山富士子 「越後瞽女唄冬の旅」
- 第13回 宮本輝 「泥の河」
- 第14回 福本武久 「電車ごっこ停戦」
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三鷹市・筑摩書房共催(第15回 - ) |
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第15回 - 第25回 | - 第15回 冴桐由 「最後の歌を越えて」
- 第16回 辻内智貴 「多輝子ちゃん」
- 第17回 小島小陸 「一滴の嵐」
- 第18回 小川内初枝 「緊縛」
- 第19回 小林ゆり 「たゆたふ蝋燭」
- 第20回 志賀泉 「指の音楽」
- 第21回 川本晶子 「刺繍」、津村記久生 「マンイーター」
- 第22回 栗林佐知 「峠の春は」
- 第23回 瀬川深 「mit Tuba」
- 第24回 永瀬直矢 「ロミオとインディアナ」
- 第25回 柄沢昌幸 「だむかん」
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第26回 - 第35回 | |
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第36回 - 第45回 | - 第36回 八木詠美 「空芯手帳」
- 第37回 山家望 「birth」
- 第38回 野々井透 「棕櫚を燃やす」
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