壁州

壁州(へきしゅう)は、中国にかつて存在した唐代から宋代にかけて、現在の四川省通江県および万源市の一部にあたる地域に設置された。

概要

625年武徳8年)、唐により巴州から始寧県が分離されて、壁州と諾水県が置かれた。集州から符陽県白石県が分離されて、壁州に編入された。627年(貞観元年)、万州が廃止されて、広納県が壁州に編入された。634年(貞観8年)、符陽県が再び集州に転属した。742年(天宝元年)、壁州は始寧郡と改称された。758年(乾元元年)、始寧郡は壁州の称にもどされた。壁州は山南西道に属し、諾水・広納・白石・東巴の4県を管轄した[1]

1072年熙寧5年)、北宋により壁州は廃止され、巴州に編入された[2]

脚注

  1. ^ 旧唐書』地理志二
  2. ^ 宋史』地理志五
唐朝の行政区分 (740年 開元28年)
京畿
関内道
都畿道
河南道
河東道
河北道
山南西道
山南東道
淮南道
江南東道
江南西道
隴右道
河西道
剣南道
黔中道
嶺南道