広島市立安佐市民病院

曖昧さ回避 この項目では、広島市安佐北区可部南にあった安佐市民病院について説明しています。移転後の安佐市民病院については「広島市立北部医療センター安佐市民病院」をご覧ください。
広島市立安佐市民病院
情報
英語名称 Hiroshima City Asa Hospital
標榜診療科 内科、精神科、神経内科、呼吸器内科、循環器内科、血液内科、小児科、外科、乳腺・内分泌外科、整形外科、脳神経外科、呼吸器外科、心臓血管外科、皮膚科、泌尿器科、産婦人科、眼科、耳鼻いんこう科、頭頸部外科、リハビリテーション科、放射線科、歯科、麻酔科
許可病床数 527床
一般病床:527床
機能評価 一般500床以上:Ver6.0
開設者 地方独立行政法人広島市立病院機構
管理者 多幾山渉(病院長)
開設年月日 1980年5月6日
所在地
731-0293
広島県広島市安佐北区可部南二丁目1番1号
位置 北緯34度30分21秒 東経132度30分57秒 / 北緯34.50583度 東経132.51583度 / 34.50583; 132.51583
二次医療圏 広島
PJ 医療機関
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広島市立安佐市民病院(ひろしましりつあさしみんびょういん)は、広島県広島市安佐北区にあった医療機関地方独立行政法人広島市立病院機構が運営する病院である。2010年4月1日付で地域がん診療連携拠点病院の指定を受けた。

更新計画

工事中の新安佐市民病院

2012年3月に、可部線再延伸実現時に終着駅が設置される予定になっている『荒下地区』に移転を計画していることが明らかになった[1]。建設から30年が過ぎたことで施設が老朽化し耐震性も不足しており、また狭隘化による高度専門医療への対応が困難になっている事情がある[2]。同年12月までに、『現敷地での建て替え』『荒下地区移転』の両案が纏められ[3]、2013年1月に地域住民への初の説明会が行われた[4]

しかし荒下地区への移転計画には反対の声も多く、2014年2月に行われた、移転に関する費用を盛り込んだ病院事業会計の補正予算の採決は各会派内で意見が割れ自主投票とする会派が続出、最終的に採決は25対25の同数となり、議長により否決となった[5]

2014年6月に行われる議会への議案提出は見送り、現在地での立て替えを含め「あらゆる可能性を排除しない」とされた[6]

その後、旧安佐市民病院敷地内に一部機能を残したうえで、荒下県営住宅跡地に病院を新築することとなった[7]。具体的には、病院完結型の医療から地域完結型の医療への転換を図るため、広島市安佐北区にある高度急性期医療を行う安佐市民病院を、高度急性期・急性期医療を行う広島市立北部医療センターと回復期医療を行う安佐医師会病院に再編する計画である[8]

2022年5月1日広島市立北部医療センター安佐市民病院が開院し、入院患者50人の移送が行われた[9]

一方の安佐医師会病院については、旧市立安佐市民病院北館を改修し、2023年4月1日に開院した[10]

診療科

主な指定

交通アクセス

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ 安佐市民病院、移転を検討 - 47NEWS 2012年3月20日
  2. ^ 広島市立安佐市民病院建替等検討に係る基礎調査等委託業務(その1)基本仕様書 - 広島市
  3. ^ 安佐市民病院、建て替え地別に構想案 広島市「地元としっかり議論」 - 中国新聞 2012年12月6日
  4. ^ 病院建て替えの2案を説明 - 中国新聞 2013年1月9日
  5. ^ 安佐市民病院建て替え問題、本会議も移転否決、オリジナルの2014年7月14日のアーカイブ(朝日新聞、2014年2月26日)
  6. ^ 安佐市民病院:建て替え問題 移転関連予算案、6月議会に出さず 広島市長「年内にも」は変わらず /広島、オリジナルの2014年7月14日のアーカイブ - 毎日新聞 2014年6月13日
  7. ^ “広島市ら/16年度内に基本設計着手/安佐市民病院規模は約4万平米”. 建設通信新聞 (2016年8月23日). 2016年10月27日閲覧。
  8. ^ “トピック”. 広島市立北部医療センター安佐市民病院. 2022年5月2日閲覧。
  9. ^ “新安佐市民病院が開院 外来は6日から がんなど高度・急性期医療に重点”. 中国新聞. 2022年5月2日閲覧。
  10. ^ “安佐医師会病院、4月1日開院へ整備大詰め 広島市安佐北区 手術後の回復期ケア担う”. 中国新聞. 2023年2月19日閲覧。

関連項目

外部リンク

  • 広島市立安佐市民病院
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