清水市代

 清水市代 女流七段
名前 清水市代
生年月日 (1969-01-09) 1969年1月9日(55歳)
プロ入り年月日 1985年4月1日(16歳)
女流棋士番号 7
出身地 東京都東村山市
所属 日本将棋連盟(関東)
師匠 高柳敏夫名誉九段
クイーン称号 クイーン名人
クイーン王位
クイーン王将
クイーン倉敷藤花
段位 女流七段
女流棋士DB 清水市代
戦績
タイトル獲得合計 43期
女流名人:10期
女流王位:14期
倉敷藤花:10期
女流王将:9期
一般棋戦優勝回数 11回
2020年4月1日現在
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清水 市代(しみず いちよ、1969年1月9日 - [1])は、日本将棋連盟所属の女流棋士。高柳敏夫名誉九段門下[1]女流棋士番号は7[1](2011年3月31日までは19)。東京都東村山市出身[1]東京都立清瀬高等学校卒業[2][3]

通算女流タイトル獲得数は43期、歴代2位。クイーン名人・クイーン王位・クイーン王将・クイーン倉敷藤花の4つのクイーン称号を有する[1]。日本将棋連盟棋士会副会長(2009年4月 -2011年3月)[4]、日本将棋連盟女流棋士会会長(2015年6月 - 2017年6月)[5]、日本将棋連盟常務理事(2017年5月 - )[6][7]

棋歴

女流プロになるまで

小学3年生の時、自宅で将棋教室を営む父親に将棋の手ほどきを受ける[8]。ただ、小学生の頃は外で体を動かして遊ぶ方が好きな少女であり、遊びで怪我して以来将棋に向き合うようになり、将棋に本気で取り組むようになったのは中学に入ってからだった[9]。その一方で理数系の科目が得意で、女流棋士になる以前は数学の教師になりたいという気持ちも持っていた[9]

1983年、中学3年生のときに第15回女流アマ名人戦で優勝し、プロ入りを志すが清水の予想に反し父が大反対し、家族会議は半年にも及んだ。最後は「プロになるなら約束事を決めよう」となり「じゃあ、てっぺんを目指します」と言ったことで両親は納得。1984年の春に高柳敏夫八段(当時)に入門[10][8]。年齢的に遅めのスタートだったが、高校2年生に上がった1985年4月1日に女流棋士(女流2級)となる[1][10]。これは女流育成会制度による初めてのプロ入りとなった。初期の女流育成会制度では、女流育成会の上位者と、女流棋士のなかの成績下位者との入れ替え戦が実施されていた。この入れ替え戦を勝ち抜いて女流棋士になったのは、清水市代だけである[11]。なお、高柳には「タイトルをとるまで、恋も化粧もするな」とよく言われたという[12]

女流プロ入り後

詳細は、末尾の年表 を参照。

  • 1987年度の第14期女流名人位戦[10]を皮切りに女流タイトルを次々獲得。林葉直子中井広恵との三強を形成した。林葉が将棋界を離れた後も、中井との二強時代が続いた[12]
  • 1996年7月には、3年間遠ざかっていた女流王将に返り咲き、女流名人・女流王位倉敷藤花と合わせて女流四冠独占を達成[10]。これにより文部大臣表彰も受けた[10]。同時期に羽生善治が七冠タイトルを独占していたことから、俗に「女羽生(おんなはぶ)」と呼ばれた[12]。1996年7月17日に文部大臣表彰[2]1997年に都民文化栄誉章をそれぞれ受ける[13]
  • 2000年、5期目の女流王将を獲得してクイーン王将となり、他の3タイトルのクイーン称号と合わせてクイーン四冠を達成[10]。同年10月1日、女流棋士として史上最高位となる女流六段に昇段した[10][1]
  • 2004年、中井広恵と、女流棋士では初の百番指しを記録[14]。この時点での対戦成績は清水の60勝40敗であった[14]
  • 2008年度2009年3月5日に第35期女流名人位戦五番勝負を制して矢内理絵子から女流名人を奪取し、女流タイトル獲得最年長記録を更新した(40歳1か月。それまでの記録は、斎田晴子の39歳11か月での倉敷藤花獲得)。
  • 2010年度、コンピュータ将棋ソフト「あから2010」と対戦して敗北[15]。10月28日、第32期女流王将戦三番勝負で里見香奈に敗退し、1992年から常にタイトルを1つ以上保持し続けていた清水は、18年ぶりに無冠となった[16]
  • 2011年度、2012年2月19日に第5回大和証券杯ネット将棋・女流最強戦準決勝を対局し、女流公式戦年間対局数記録を更新した(49対局)[17]。また、3月22日に第39期女流名人位戦A級リーグ戦で中村真梨花女流二段に勝ち、女流公式戦年間勝数記録を更新した(40勝)[18]。2011年度の最終成績は、55対局・40勝15敗であった。3月26日の第23期女流王位戦挑戦者決定戦で里見香奈に敗れ[19]、女流王位戦連続登場記録が19年で止まる[20]
  • 2013年度、2014年3月14日の第25期女流王位戦挑戦者決定戦で中井広恵に勝利し、2012年2月以来のタイトル戦出場を決めた。
  • 2014年度、第25期女流王位戦五番勝負では甲斐智美に敗退[21]。第36期女流王将戦三番勝負では香川愛生に敗退。第41期女流名人リーグを1位タイの6勝3敗で終え、プレーオフを制して挑戦権を獲得したが、五番勝負では里見香奈に敗退。
  • 2015年度、第42期女流名人戦挑戦者決定リーグでは8勝1敗で2年連続の挑戦となるも、五番勝負では里見香奈を相手にフルセットに持ち込むも敗退。
  • 2016年度、第43期女流名人戦挑戦者決定リーグでは旧A級リーグ時代を含めて最上位リーグで初の負け越しを喫し、第14期に昇級して以来初の最上位リーグ陥落。
  • 2017年度2018年1月19日の第45期女流名人戦予選でカロリーナ・ステチェンスカに敗れ、女流名人挑戦者決定リーグ連続在位記録が31期で止まった(女流名人在位、女流名人リーグA級時代を含む)。第29期女流王位戦では挑戦者決定戦に進出するも、渡部愛に敗れて挑戦権獲得ならず。
  • 2018年度、9月10日の第8期女流王座戦挑戦者決定戦で伊藤沙恵に勝ち[22]、2015年度の第42期女流名人戦以来となる約3年ぶりのタイトル挑戦を決め[23]、女流タイトル挑戦最年長記録(当時)を更新した(49歳8か月)[24][注釈 1]。里見香奈との五番勝負は0勝3敗のストレート負けに終わった[25]
  • 2020年4月1日付で史上初の女流七段になった[26]

連盟常務理事として

2017年5月に、日本将棋連盟常務理事に就任(担当業務は渉外部・事業部)[7]一般社団法人及び一般財団法人に関する法律を根拠法とする法人である日本将棋連盟の常務理事は、株式会社の役付取締役に相当する[27]。女流棋士が連盟の常勤の理事となったのは、清水が史上初である[7]

人物

  • 一人っ子である[8]。また、市代という名前は、父親の名前の一字に「“代”という字を付けたかった」ということで名付けられた[28]
  • 師匠の高柳には高校進学を反対されていたが、勉強も好きだったため反対を押し切る形で進学。そのため弱音を吐くことも欠席することもなかった[8]
  • かつては女流棋士を弟子に持つ唯一の女流棋士であった[29]。1999年の女流王将戦で、弟子の石橋幸緒と師弟対決が実現し石橋が清水からタイトル奪取した[30]
  • 勝負に徹する堅い性格のイメージがあるが、おちゃめな一面も持っており、著書や将棋雑誌のエッセイなどではかなりくだけた文体で文章を書く[31]
  • 対局中はいつも背筋をピンと伸ばす、駒音はほどほどにするなど、作法にこだわりがある[32]
  • 父が始めた教室を引き継ぐ形で子供向け将棋教室「ショウギ・キッズ・ハウス」を開いている。[33][34]
  • 趣味は読書(池波正太郎の時代小説などが特にお気に入り)、茶道(表千家)、家庭菜園など[9][8]

テレビ出演

表彰

  • 1996年7月 - 文部大臣表彰[1][10]
  • 1997年2月 - 都民文化栄誉章[1][10]
  • 2000年11月 - 東村山市民栄誉賞[1][10]
  • 2008年8月 - 倉敷市将棋文化栄誉章[1][36]
  • 2009年 - 現役勤続25年[1]
  • 2016年11月28日 - 将棋栄誉賞(女流公式戦通算600勝)[37][注釈 2]

昇段履歴

  • 1985年04月01日 - 女流2級(プロ入り)
  • 1986年01月17日 (女流1級 = 飛び級)
    1986年01月17日 - 女流初段(女流王将リーグA級入り)
  • 1987年09月21日 - 女流二段(タイトル挑戦)
  • 1988年02月08日 - 女流三段(タイトル1期)
  • 1992年04月01日 - 女流四段(タイトル3期)
  • 1995年04月01日 - 女流五段(タイトル7期)
  • 2000年10月01日 - 女流六段(クイーン四冠達成により=史上初の女流六段昇段
  • 2020年04月01日 - 女流七段(類いまれなる成績=史上初の女流七段昇段[26]

主な成績

女流タイトル・永世称号

詳細は末尾の年表 を参照。 他の女流棋士との比較は、棋戦 (将棋)#女流タイトル 、および、将棋の女流タイトル在位者一覧 を参照。

タイトル 番勝負 獲得年度 登場 獲得期数 連覇 永世称号資格
白玲 七番勝負
9-11月
清麗 五番勝負
8-9月
女王 五番勝負
4-5月
女流王座 五番勝負
10-12月
02回
女流名人 五番勝負
1-2月
1987(第14期)、1989、1994-98、2003-04、2008 20回 10期
(歴代2位)
5連覇
(歴代2位)
クイーン
名人
女流王位 五番勝負
4-6月
1993(第4期) -96、1998-2006、2009 20回 14期
(歴代1位)
9連覇
(歴代1位)
クイーン
王位
女流王将 三番勝負
10月
[注釈 3]
1991…93(第14-15期)、1996(第18期)、1998、2000-01、2007-09 15回 9期
(歴代2位)
3連覇
(歴代2位タイ)
クイーン
王将
倉敷藤花 三番勝負
11月
1994(第2期) -2000、2004-05、2007 14回 10期
(歴代2位)
7連覇
(歴代1位)
クイーン
倉敷藤花
タイトル獲得 合計43期 = 歴代2位 / 登場回数 合計71回
(番勝負終了前は除く。最新は2018年11月の女流王座戦敗退)
0将棋女流タイトル獲得記録0
01位 0 福間香奈*0 57期 (71回)
02位 0 清水市代*0 43期 (71回)
03位 0 中井広恵*0 19期 (44回)
04位 0 林葉直子00 15期 (23回)
0 0 西山朋佳*0 15期 (24回)
0
6位 0 加藤桃子* 09期 (21回)
7位 0 甲斐智美 07期 (14回)
0 蛸島彰子 07期 (11回)
9位 0 矢内理絵子* 06期 (18回)
10位 0 斎田晴子* 04期 (12回)
0 山下カズ子 04期 (6回)
*は現役女流棋士、(数字)は登場回数 / 2023年度女流名人戦終了まで

女流一般棋戦優勝

優勝年度・詳細は末尾の年表 を参照。

合計11回

記録

歴代1位記録

※2021年6月5日現在

  • 女流タイトル戦関連
    • 女流タイトル戦登場回数 - 71回
    • 女流タイトル最年長獲得 - 40歳1か月(第35期女流名人位戦)
    • 女流タイトル最年長在位 - 41歳9か月(第32期女流王将戦<失冠>)
    • 同一女流タイトル獲得 - 14期(女流王位:1993-1996・1998-2006・2009年度)
    • 同一女流タイトル戦連続登場回数 - 19期(女流王位:1993-2011年度)
    • 同一女流タイトル戦通算登場回数 - 20期(女流王位:1993-2011・2014年度、女流名人:1987-1990・1992・1994-1999・2003-2005・2008-2011・2014-2015年度)
  • 優勝関連
    • 通算女流公式戦優勝回数 - 54回(女流タイトル戦43・女流一般棋戦11)
    • 女流一般棋戦優勝 - 11回
  • 将棋大賞関連
    • 女流最高賞受賞回数 - 13回(女流棋士賞8回・最優秀女流棋士賞5回)
    • 女流最多対局賞受賞回数 - 3回(2010・2011・2014年度)
    • 女流年度最多対局 - 55局 (2011年度)
その他の記録
  • 年度最高勝率 =0.8966(26勝3敗、1993年度、歴代1位)
  • 女流年度最多勝利 = 40勝(2011年度、歴代2位タイ)[40]
  • 女流名人位戦「A級リーグ戦」全勝[41] = 通算2回 / 第37期=2010年度(8勝0敗)、第38期(9勝0敗)
  • 女流棋士通算400勝(女流史上2人目、女流通算400勝141敗)
    002007年04月03日、第29期女流王将戦(対 里見香奈女流初段 戦)
  • 女流棋士通算500勝(女流史上2人目、女流通算500勝188敗)
    002011年09月26日、第38期女流名人戦(対 中村真梨花女流二段 戦)
  • 女流棋士通算600勝(女流史上2人目、女流通算600勝252敗)
    002016年11月28日、第43期女流名人戦(対 甲斐智美女流五段 戦)
  • 女流棋士通算700勝(女流史上2人目、女流通算700勝335敗)
    002023年07月29日、第17期マイナビ女子オープン(対 山田久美女流四段 戦)

年度別成績

女流棋戦(公式戦)成績
年度 対局数 勝数 負数 勝率 (出典)
1984 1 1 0 1.0000 [1]
1985 15 13 2 0.8667 [2]
1986 17 12 5 0.7059 [3]
1987 25 21 4 0.8400 [4]
1988 13 6 7 0.4615 [5]
1989 30 23 7 0.7667 [6]
1990 26 18 8 0.6923 [7]
(小計) 127 94 33
年度 対局数 勝数 負数 勝率 (出典)
1991 32 25 7 0.7813 [8]
1992 23 15 8 0.6522 [9]
1993 29 26 3 0.8966 [10]
1994 34 29 5 0.8529 [11]
1995 20 16 4 0.8000 [12]
1996 20 13 7 0.6500 [13]
1997 33 24 9 0.7273 [14]
1998 27 22 5 0.8148 [15]
1999 27 19 8 0.7037 [16]
2000 26 21 5 0.8076 [17]
(小計) 271 210 61
(塁計) 398 304 94
年度 対局数 勝数 負数 勝率 (出典)
2001 30 19 11 0.6333 [18]
2002 22 12 10 0.5454 [19]
2003 30 23 7 0.7666 [20]
2004 22 18 4 0.8181 [21]
2005 17 9 8 0.5294 [22]
2006 21 14 7 0.6666 [23]
2007 30 20 10 0.6666 [24]
2008 39 26 13 0.6666 [25]
2009 22 14 8 0.6363 [26][27]
2010 30 18 12 0.6000 [28][29]
(小計) 263 173 90
(塁計) 661 477 184
年度 対局数 勝数 負数 勝率 (出典)
2011 55 40 15 0.7272 [30]
2012 27 17 10 0.6296 [31]
2013 25 18 7 0.7200 [32]
2014 37 21 16 0.5675 [33]
2015 30 20 10 0.6666 [34]
2016 27 12 15 0.4444 [35]
2017 29 17 12 0.5862 [36]
2018 31 20 11 0.6451 [37]
2019 25 15 10 0.6000 [38]
2020 20 7 13 0.3500 [39]
(小計) 306 187 119
(塁計) 967 664 303
年度 対局数 勝数 負数 勝率 (出典)
2021 31 19 12 0.6129 [40]
2022 28 13 15 0.4642 [41]
(小計) 59 32 27
通算 1026 696 330 0.6783 [42]
2022年度まで

著書


年表

  • タイトル戦の欄の氏名は対戦相手。
     色付き のマス目は獲得(奪取または防衛)。 濃い色Q のマス目はクイーン称号獲得。
     0L はタイトル戦敗退(失冠)、 0全冠 は全冠(当時)の独占。 - は棋戦創設前または不参加。
    氏名の下は左から順に、o : 清水の勝ち / x : 清水の負け / s : 千日手による日程繰り延べ(例外的措置)
  • 将棋大賞は、★ : その年時点の女流最高賞 / 最女 : 最優秀女流棋士賞 / 女棋 : 女流棋士賞
    特別 : 特別賞 / 女対 : 女流最多対局賞
年度 女流タイトル その他
優勝
将棋大賞 備考
女王
4-5月
女流王将
10月
女流王位
4-6月
清麗
8-9月
白玲
9-11月
女流王座
10-12月
倉敷藤花
11月
女流名人
1-2月
1985 <第8期>
 
<第12期>
 
・女流2級(4月)= デビュー
・女流初段(1986年1月)
1986
1987
 
中井広恵
ooo
LOT ★女棋 ・女流二段(9月)
・女流三段(1988年2月)
1988
 
L
中井広恵
xooxx
1989 中井広恵
ooo
1990 <第1期>
 
L
林葉直子
xxox
1991 林葉直子
oxo
LOT ★女棋 ・林葉の女流王将連覇を10で止める
1992
L
中井広恵
xxx
LOT ・女流四段(4月1日)
・女流王将戦番勝負開催せず
1993 林葉直子
oo
中井広恵
oxoo
<第1期>
 
LOT ★女棋
1994
L
斎田晴子
xx
中井広恵
ooo
林葉直子
oo
中井広恵
ooo
★女棋
1995 矢内理絵子
ooo
斎田晴子
oxo
中井広恵
ooo
★女棋 ・女流五段(4月1日) 
年度 女王
4-5月
女流王将
5-7月
女流王位
9-11月
清麗
8-9月
白玲
9-11月
女流王座
10-12月
倉敷藤花
11月
女流名人
1-2月
その他
優勝
将棋大賞 備 考
1996
全冠
<第18期>
中井広恵
oxxoo
四冠独占
全冠
<第7期>
石橋幸緒
ooxo
四冠維持
全冠
<第4期>
木村さゆり
oo
四冠維持
全冠/Q
<第23期>
中井広恵
xoxoo
四冠維持
★女棋
特別
四冠独占(1)
= 女流王将戦(1996年7月)
・クイーン名人(通算5期) 
1997
L
斎田晴子
oxoxx
L
矢内理絵子
oxxox
中井広恵
oxo
中井広恵
ooo
LOT
鹿島杯
★女棋
1998 斎田晴子
ooo
全冠/Q
矢内理絵子
xooo
四冠独占
全冠/Q
碓井涼子
oxo
四冠維持
全冠
碓井涼子
ooxo
四冠維持
★女棋 四冠独占(2) = 女流王位戦
・クイーン王位(通算5期)
・クイーン倉敷藤花(通算5期)
1999
L
石橋幸緒
ooxxx
碓井涼子
ooxo
矢内理絵子
oo
L
中井広恵
xxx
鹿島杯 ・弟子の石橋に初タイトルを献上
2000
Q
石橋幸緒
oxoo
碓井涼子
ooo
矢内理絵子
oo
LOT ★最女 ・クイーン王将(通算5期)
 =「クイーン四冠」達成(2000年6月)
・女流六段(10月、史上初)
2001 矢内理絵子
xooo
中井広恵
xxooo
L
中井広恵
xox
女棋
2002
L
中井広恵
xxx
石橋幸緒
ooo
2003 中井広恵
xooo
中井広恵
oxoo
LOT ★最女
2004 矢内理絵子
ooo
中井広恵
oxo
千葉涼子
oxoo
鹿島杯 ★最女
2005 中井広恵
oxoo
矢内理絵子
oo
L
矢内理絵子
xxx
2006 石橋幸緒
ooxo
L
斎田晴子
xox
2007 千葉涼子
xooo
L
石橋幸緒
xoxox
斎田晴子
xoo
★最女 ・林葉の同一タイトル10連覇に届かず
 = 女流王位戦
2008 <第1期>
 
矢内理絵子
ooxo
L
石橋幸緒
xxoox
L
里見香奈
xx
矢内理絵子
xooxo
★最女
2009
 
上田初美
oo
石橋幸緒
xooxo
L
里見香奈
xxx
女棋 ・女流王将戦10-11月開催
2010
L
里見香奈
oxx
L
甲斐智美
xxox
L
里見香奈
xxx
女対(30局) ・18年7ヶ月ぶりの無冠 
2011
 

L
甲斐智美
xxoox
L
<第1期>
加藤桃子
xoxox
L
里見香奈
xx
L
里見香奈
oxxx
ネット 女棋
女対(55局)
・年間最多勝数更新(40勝) 
2012
2013
2014
L
香川愛生
oxx
L
甲斐智美
soxxx
L
里見香奈
xxx
女対(37局)  
2015
L
里見香奈
oxxox
 
2016 ・女流公式戦通算600勝
2017
2018
L
里見香奈
xxx
・49歳でタイトル挑戦 = 女流王座戦
2019 <第1期>
 
2020 女流七段(4月、史上初)
2021 <第1期>
 
2022
2023
年度 女王
4-5月
女流王将
10月
女流王位
4-6月
清麗
8-9月
白玲
9-11月
女流王座
10-12月
倉敷藤花
11月
女流名人
1-2月
その他
優勝
将棋大賞 備 考
合計 登場15回
獲得9
登場20回
獲得14
登場2回
 
登場14回
獲得10
登場20回
獲得10
11回    
タイトル戦登場71回、獲得合計43期(歴代2位)


脚注

注釈

  1. ^ 2020年に中井広恵が51歳4か月で倉敷藤花挑戦権を獲得し、清水の記録を更新した。
  2. ^ 日本将棋連盟は、清水の将棋栄誉賞(女流公式戦通算600勝)は、男性棋士の将棋栄誉賞(公式戦通算600勝)とは別扱いとしていたが、2018年8月27日に三浦弘行が将棋栄誉賞を達成したのと同時に扱いを一本化し、清水は50人目の将棋栄誉賞、三浦は56人目の将棋栄誉賞となった[38][39]
  3. ^ 2008年度以前の女流王将戦は、5月から7月にかけて五番勝負として行われた(休止になりかかったが、スポンサーが替わって年度中に復活)。また、番勝負実施月が移動したため1992年度中に番勝負は開催されなかった。

出典

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  2. ^ a b c d e 『天辺―将棋・女流トッププロの生き方』p.218 - 223
  3. ^ “都立清瀬高校創立40周年記念式典”. 西岡真一郎ブログ!. 2020年12月15日閲覧。
  4. ^ “新棋士会発足について”. 日本将棋連盟 (2009年4月6日). 2016年2月7日閲覧。
  5. ^ “女流棋士会 新役員のお知らせ”. 日本将棋連盟女流棋士会 (2015年6月25日). 2016年2月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年2月7日閲覧。
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  12. ^ a b c 週刊朝日 1996年7月19日号 p.37 - 39
  13. ^ ふれあいケア(全国社会福祉協議会)2001年6月号 p.4 - 8
  14. ^ a b 将棋世界 2005年2月号 p.46 - 53
  15. ^ 田丸昇. “コンピューター将棋ソフト『あから2010』が清水市代女流王将に勝利: 田丸昇公式ブログ と金 横歩き”. 2018年10月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年10月11日閲覧。
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  17. ^ “清水女流六段、年間対局数単独歴代1位に”. 日本将棋連盟 (2012年2月21日). 2012年2月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年10月11日閲覧。
  18. ^ “清水女流六段、年間勝数単独歴代1位に”. 日本将棋連盟 (2012年3月22日). 2012年3月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年10月11日閲覧。
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  21. ^ “女流王位戦に関するトピックス”. 朝日新聞. 2016年2月7日閲覧。
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  27. ^ 税理士 丹多 弘一. “業務執行理事と平理事について”. 株式会社エンファクトリー. 2018年10月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年10月11日閲覧。
  28. ^ 『天辺―将棋・女流トッププロの生き方』p.16
  29. ^ 『清水市代の囲いのエッセンス』p.147
  30. ^ 朝日新聞 1999年6月30日 将棋関係面
  31. ^ 『天辺―将棋・女流トッププロの生き方』p.21、173、175、177、185 など
  32. ^ 第三文明(第三文明社)2010年5月号 p.34 - 37
  33. ^ 『天辺―将棋・女流トッププロの生き方』p.27 - 28
  34. ^ “昨日より今日より 日本将棋連盟常務理事 清水市代”. 日本経済新聞 (2018年6月29日). 2020年12月15日閲覧。
  35. ^ “高校の授業と対局の両立…清水市代さん”. 読売新聞 (2015年4月13日). 2015年4月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年2月7日閲覧。
  36. ^ 清水市代倉敷藤花・女流王将に倉敷市将棋文化栄誉章 - 日本将棋連盟、2016年1月31日閲覧
  37. ^ 「清水市代女流六段600勝(将棋栄誉賞)達成」『』、2016年11月28日。2018年9月7日閲覧。オリジナルの2018年9月7日時点におけるアーカイブ。
  38. ^ 産経新聞』(東京本社)2018年9月7日付朝刊、12版、6面、囲碁・将棋欄、囲み記事。
  39. ^ 「毎日新聞・将棋 @mainichi_shogi のツィート」『Twitter』、2018年8月28日。2018年9月7日閲覧。オリジナルの2018年9月7日時点におけるアーカイブ。
  40. ^ 女流年度最多勝利の歴代1位記録は西山朋佳の46勝(2022年度)。
  41. ^ 2023年現在の表記は、女流名人戦「女流名人リーグ」

関連項目

外部リンク

  • 日本将棋連盟プロフィール
  • チーム里見 (@jabT_satomi) - X(旧Twitter)
将棋の現役女流棋士
タイトル
保持者
永世称号
有資格者
  •  女流七段  清水市代(クイーン名人・クイーン王位・クイーン王将・クイーン倉敷藤花)
  •  女流六段  中井広恵(クイーン名人)

女流五段
女流四段
女流三段
女流二段
女流初段
女流1級
女流2級
2024年4月1日時点。詳細は将棋の女流棋士一覧を参照。
白玲
A級
B級
C級
D級
次期参加
休場
数字は順位 / 名前横の「」は今期休場者 / D級の「*」は降級点の数(3つで女流順位戦の参加資格を失う)
「次期参加」は組み合わせ抽選基準日以降にプロ入りした女流棋士(当期は未参加) / 「休場」は第1期からの休場者(棋戦未参加)
 
女流タイトル(4冠)43期
女流名人 10期
1970年代
1980年代
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代
永世資格
クイーン名人
1970年代
1980年代
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代
クイーン王将
1990年代
2000年代
  • 11. 清水市代
  • 12. 清水市代
  • 13. 清水市代
  • 14. 清水市代
  • 15. 清水市代
  • 16. 清水市代
  • 17. 清水市代
  • 18. 石橋幸緒00
  • 19. 石橋幸緒
  • 20. 清水市代
2010年代
2020年代
クイーン王位
1990年代
  • 01. 林葉直子 (1993年)
  • 02. 清水市代
  • 03. 清水市代
  • 04. 清水市代
  • 05. 清水市代
  • 06. 清水市代
  • 07. 清水市代
2000年代
2010年代
2020年代
永世資格
クイーン倉敷藤花
 
一般棋戦優勝 11回
優勝者
関連項目
2006年(第11回)で終了。
1980年代
1990年代
2000年代
関連項目
2006年(第20回)で終了、マイナビ女子オープンに移行。
優勝者
関連項目
女流棋士15名の選抜およびアマチュア女子選手1名の計16名。2013年(第6回)で終了。
 
将棋大賞
特別賞 受賞 1回
1970年代
1980年代
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代
受賞者が選出された年のみ表記
女流棋士賞
1980年代
1990年代
  • 第17回(1990) 林葉直子
  • 第18回(1991) 林葉直子
  • 第19回(1992) 清水市代
  • 第20回(1993) 中井広恵
  • 第21回(1994) 清水市代
  • 第22回(1995) 清水市代
  • 第23回(1996) 清水市代
  • 第24回(1997) 清水市代
  • 第25回(1998) 清水市代
  • 第26回(1999) 清水市代
最優秀女流棋士賞
2000年代
2010年代
2020年代
第8回から第26回までは女流棋士賞が女流の最高賞。第27回より最優秀女流棋士賞と女流棋士賞を併設。括弧内は受賞年。前年度の活躍が対象。
2000年代
2010年代
2020年代
第45回から優秀女流棋士賞、第44回までは女流棋士賞。第26回までは女流棋士賞が女流の最高賞であったため、第26回以前は第27回創設の最優秀女流棋士賞として扱う。括弧内は受賞年。前年度の活躍が対象。
2010年代
2020年代
第37回より創設。括弧内は受賞年。前年度の活躍が対象。
1950年代
1960年代
1970年代
1980年代
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代
名誉NHK杯
  • 羽生善治 ( 通算10回優勝者が該当 / 計11回優勝={ 第38回,41,45,47,48,50,58,59,60,61,第68回 } )
司会者

現 司会 鈴木環那 (2022 - )
現 司会 室谷由紀 (2024 - )

関連項目
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