潜水
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潜水(せんすい)とは、水の中に完全に体を沈めることである。現在では、水中で行う活動、もしくはその手段を指すことが多い。
潜水の方法
- スキンダイビング : フリーダイビング
- スクーバダイビング : テクニカルダイビング・洞窟潜水
- 送気式潜水 : フーカー潜水・ヘルメット潜水
- 大気圧潜水 : 人が大気圧で潜水すること。大気圧潜水器と呼ばれる装置で潜水する。大気圧潜水器は水圧から人体を保護するため金属で出来ており、この装置が大きくなれば潜水艦で、より小型のものは潜水艇、個人用では大気圧潜水服である。減圧症や圧外傷、空気塞栓症等の潜水に伴う疾患がなく安全だが、他の潜水方法に比べ、身体の行動が著しく低下する。
- 飽和潜水 : 高圧環境への曝露下での大深度潜水を実現するための技術。
テクニック
- ナイトダイビング(英語版) - 夜間の暗闇でのダイビング
- 道具
詳細は「ダイビング器材」を参照
- ダイバーズウォッチ
- ダイブコンピューター(英語版)
- ダイビングショット(英語版)
- ダイビングシリンダー(英語版)(酸素ボンベ)
- 浮力補償装置
- ダイビングナイフ
- リブリーザー
- ダイブライト(英語版)
- 水中ノート
- 移動用
- Towboard(英語版) ‐ 水中の人が捕まってボートなどから曳航できるボード。
- 水中スクーター
潜水作業者
詳細は「en:Category:Underwater work」および「en:Underwater work」を参照
- スピアフィッシング - 素潜りによって、銛を使用する漁法。
- 海人(海士)
- 海女
- フロッグマン - 軍隊の水中工作員
- スポンジダイビング(英語版) ‐ スポンジを採取する潜水作業者。少なくとも古代ギリシア時代から行われている。
- パールハンティング(英語版) ‐ 真珠の養殖技術確立まで、ダイビングによって採取が行われていた。
備考
- 日本における記述上の生身での潜水記録としては、『日本書紀』允恭天皇(5世紀代)の治世に、天皇の命で海底の真珠を取るため、阿波国長邑出身の海人・男狭磯(おさし、長国造族)という人物が60尋(100メートル以上)の縄を付けて潜水し、真珠を取って浮上するも、そのまま息絶えたと記述される。
関連項目
- 潜水泳法 - 競泳において、もぐったまま水中を進む泳ぎ方。
- 潜水反応
- 潜水服
- 潜水鐘
- 海難救助
- 片岡弓八
- 潜水艇、潜水艦、自律型無人潜水機、水中グライダー
- アラフラ海 - 日本人潜水夫数千人が出稼ぎした
- サマバジャウ(英語版)(バジャウ族) - 潜水を生活の一部とする海洋民族。脾臓の大型化などの進化が見られる。
- Hazmat diving(英語版) - 放射能物質・化学物質・割れたガラスや使用済み注射針などの危険物が存在する環境下でのダイビングについて。下水道ダイビングも含む。
生体反応
- 潜水反射(英語版)
- 冷水ショック(英語版)(コールドショック)
- 減圧症
外部リンク
- 一般社団法人 日本潜水協会
- ダイビング医学
- 我が国における潜水技術の発展 - 山田稔、海洋研究開発機構(JAMSTEC)、2003年