熱力学第零法則

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熱力学
古典的カルノー熱機関(英語版)
状態(英語版)
過程(英語版)
サイクル
系の特性
注: 斜体は共役変数(英語版)を示す。
状態の関数
過程関数(英語版)
材料特性(英語版)
比熱容量  c = {\displaystyle c=}
T {\displaystyle T} S {\displaystyle \partial S}
N {\displaystyle N} T {\displaystyle \partial T}
圧縮率  β = {\displaystyle \beta =-}
1 {\displaystyle 1} V {\displaystyle \partial V}
V {\displaystyle V} p {\displaystyle \partial p}
熱膨張  α = {\displaystyle \alpha =}
1 {\displaystyle 1} V {\displaystyle \partial V}
V {\displaystyle V} T {\displaystyle \partial T}
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熱力学第零法則(ねつりきがくだいれいほうそく、英語: zeroth law of thermodynamics)とは、「物体AとB、BとCがそれぞれ熱平衡ならば、AとCも熱平衡にある」という原則のことであり[1][2]熱力学における重要な法則の一つである。熱平衡にある物体では、あらゆる場所において温度が一定であることを主張する。ここで、熱平衡とは、2つの系が、をやり取りできる状態で接しているが、状態変化が起きない状況を指す[1]

「第零法則」と呼ばれる理由は、熱力学の体系が出来上がった後、 ジェームズ・クラーク・マクスウェルが基本法則の一つとして数えたためである。温度は熱の移動する方向を示す性質であり、第零法則により温度というものが定義できるようになるほか、温度計を用いた温度の測定も正当化される[1]氷点あるいは沸点の水と温度計(例えば水銀柱)とが熱平衡にある点を基準として、セルシウス度[1]華氏などの温度が定義された。

脚注

  1. ^ a b c d P. W. Atkins 著、千原秀昭・中村亘男 訳『アトキンス物理化学 上』(第6版)東京化学同人、2001年、16-17頁。ISBN 4-8079-0529-5。 
  2. ^ 原康夫, p. 242.

参考文献

関連項目

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