胸壁

塔の上部に設けられた胸壁
城壁の上部に設けられた胸壁
ウィキメディア・コモンズには、胸壁に関連するカテゴリがあります。

胸壁(きょうへき 英語: Battlementフランス語: Créneau)は、城壁の最上部に設けられ、城壁最上部の通路や当該場所で活動する兵士を防御するための背の低い壁面のこと[1]。一般的にはこの壁面を凹凸状にして凹部を狭間(Embrasure)として利用すると共に、凸部(Merlon)には狭間窓(射眼、銃眼)が設けられることもあった。この形式の胸壁のことを狭間胸壁(はざまきょうへき)と表記する場合もある。13世紀以降のヨーロッパにおいては、軍事的機能に加えて装飾的機能を併せ持った胸壁のデザインが採用されることもあった[1]

中国では、女牆と呼ばれる。この部分が破壊された時、即席で木女頭と呼ばれるバリケードを設置して対抗した。

参考文献

  1. ^ a b マルコム・ヒスロップ Dr. Malcolm Hislop 著 『歴史的古城を読み解く』(桑平幸子訳) ISBN 978-4-88282-912-6
関連用語
古代
中世近世
近代
18世紀以前
18世紀
  • アウトワーク
    • カポニア (en)
    • フレッシュ (en)
  • アブワーフダック (en)
  • オストログ (en)
  • オリロン (en)
  • キャヴァリエ (en)
  • 胸墻(きょうしょう) (en)
  • クーバーフェイス (en)
  • ケースメイト (en)
  • コッタマラ (en)
  • コントルエスカルプ (en)
  • シャンツェ (en)
  • スカンス (en)
  • ステーション (en)
  • 多角形要塞 (en)
  • 土嚢
  • パランカ (en)
  • パンジ・スティック
  • プレシディオ (en)
  • ブロックハウス (建造物) (en)
  • 堡塁
  • 星形要塞
  • レダン (en)
19世紀
20世紀
地形
  • 岩の城 (en)
  • 海城
  • 丘の上の城 (en)
  • 丘の中腹の城 (en)
  • 尾根城 (en)
  • コッタマラ (en)
  • 湿地城 (en)
  • 島の城 (en)
  • スパー城 (en)
  • 洞窟城 (en)
  • 平城
  • ヒルフォート
  • プロモントリー・フォート (en)
  • 水城
  • 山城
  • ロッカ (en)
機能別
  • 威圧城 (en)
  • 沿岸防衛と沿岸要塞 (en)
  • オーデンスブルク (en)
  • カイザープファルツ (en)
  • カウンター・キャッスル (en)
  • ガナーベンブルク (en)
  • 狩猟用別邸 (en)
  • 関所城 (en)
  • 帝国城塞
  • 都市の城 (en)
  • 避難城 (en)
  • ランデスブルク (en)
  • ルストシュロス (en)
設計別
戦闘
関連項目
  • カテゴリカテゴリ /要塞
  • コモンズコモンズ /要塞
  • ポータルポータル 建築/軍事
  • 表示
  • 編集