週刊プレイボーイ

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週刊プレイボーイ
WEEKLY PLAYBOY
1967年8月29日号の新聞広告
愛称・略称 WPB・週プレ
ジャンル 男性誌
刊行頻度 週刊(月曜日発売)
発売国 日本の旗 日本
言語 日本語
定価 440円(2020年6月現在)
出版社 集英社
発行人 安楽竜彦
編集長 地代所哲也(2022年6月現在)
雑誌名コード 20673
刊行期間 1966年10月28日 -
発行部数 150,109[1]部(2022年7月 - 9月日本雑誌協会調べ)
レーベル プレイボーイコミックス
ウェブサイト WEEKLY PLAYBOY ONLINE
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週刊プレイボーイ』(しゅうかんプレイボーイ、WEEKLY PLAYBOY、略称:WPB週プレ)は、集英社が発行する男性向け週刊誌1964年平凡出版(現・マガジンハウス)より創刊された『平凡パンチ』に対抗するかたちで、1966年10月28日に「1966年11月15日号」として創刊された。ABC調査による2018年「実売部数」は7万9675部[2]

概要

創刊前後の予告として、「読書の秋を独占する! 国際感覚の新男性週刊誌誕生! 明星の集英社が総力を結集しておくる超豪華版!」[3]、「イメージを破る斬新なアイディア! 国際感覚あふれる新しい男性週刊誌!」とアピールされていた[4]。 また、六か条としては、

  1. 「プレイボーイの名は、カッコいい魅力ある青年のイメージです。」
  2. 「プレイボーイは、青年の週刊誌です。」
  3. 「プレイボーイは、読者に楽しみを売る週刊誌です。」
  4. 「プレイボーイには、人生の知恵があります。」
  5. 「プレイボーイには、読者のみなさまの暮らしに直結した実用性に徹します。」
  6. 「国際感覚の雑誌、10月28日創刊です」

とある[5]

2020年現在は基本的に毎週月曜日発売。なお、2007年頃までは毎週火曜日発売だった(一部地域では現在も毎週火曜日発売)。

アメリカ合衆国の成人向け雑誌「プレイボーイ」との関連性はない。またカタカナ名であるため名前の盗用にも当たらない。このため電子書籍など世界販売する媒体はプレイボーイではなく「週プレ」の屋号を使用し商標権の侵害を回避している。なお発行元の集英社は、アメリカの「プレイボーイ」の日本版である「PLAYBOY日本版」(月刊プレイボーイ)の発行元でもあったが、これはあくまでも偶然の一致である(編集担当は集英社インターナショナル)。

グラビア、ニュース、漫画、芸能ネタなどのほかに、「バカ記事」と呼ばれるジャンルを持つ。ほかの週刊誌と違い、文章の言葉遣いがさほど丁寧ではないのも特徴である。1971年頃までは欧米、日本女性のグラビアやピンナップ、自動車、世界情勢、ファッション・モード、旅行、ギャンブルといった内容のいわば総合情報誌的な役割を果たしていた。90年代には後述のようにアダルト誌寄りにシフトするものの、ゼロ年代以降は集英社にとってのオピニオン誌的な位置づけを持ち、グラビア面以外は政治問題からスポーツ、世俗的な流行まで扱う。これに合わせて、かつては当たり前のようにヌードグラビアを掲載していたが、都条例での「1冊20ページを越えてはいけない」という勧告を受け、ゼロ年代以降はグラビアとしては恒常的には掲載していない[6](2022年のつぼみ引退ヌードなど例外的な掲載はある[7])。

1988年に休刊となった『平凡パンチ』と共に、男性向けセクシー週刊誌の双璧をなしていたが、『週刊プレイボーイ』のほうは今なお20歳代から30歳代男性を中心に購読者がある。

1995年 - 1996年の時期に角ばったタイトルロゴに変更していたが、元に戻した。2009年秋からは、元のロゴを若干アレンジするかたち(右肩上がり調)で変更した。2011年にまた元に戻した。したがって現在のロゴは5代目である。2005年から同誌発のグラビアアイドルオーディションとして『ミス週プレ』を開始したが2年で終了。2009年からは『週刊ヤングジャンプ』との共同開催による『グラビアJAPAN』オーディションが行われているが、2012年は開催されていない。

2008年頃まで定価で販売することはほとんどなく、毎号特別定価として販売していた。2013年7月現在の定価は380円となっている。

2014年7月28日、「週プレ グラジャパ!」をスタート。2012年から刊行される、週プレ デジタル写真集の販売サイトで[8]、翌2015年からはグラジャパ!アワードを開催[9]。2021年6月1日には、グラビアのサブスクリプションメニュー「週プレ プラス!」も開始した[10]

2016年10月17日号を創刊50周年記念号[11]とし、創刊号の表紙を復刻。また表紙のロゴを2016年11月14日号まで5週にわたり、創刊時の字体に戻した。

2023年1月、公式YouTubeチャンネル『週プレChannel』の登録者数が100万人を突破した。

連載

署名コラム

漫画

連載漫画の単行本はプレイボーイコミックスレーベルからの発行が多い。

WEB漫画

  • キン肉マンゆでたまご、2011年 - ) - 2020年8月17日以降は週プレ本誌と同時連載
  • 女子高生裁判官 アユミ(森園Sindyめめ、2013年 - 2017年2月16日)161話をもって休載[12]

WEBコラム

小説

過去の連載

署名コラム

人生相談を掲載した人物

過去の連載漫画

『漫'sプレイボーイ』からの移籍連載。

など

過去の連載WEB漫画

過去の連載小説

一般小説

など

官能小説

  • 巨乳慈母伝説「レンタル・ママ」(館淳一)1995.9.5 NO.36~1995.12.19(マドンナ社 代理母童貞実験記[13] ISBN 4-576-95212-9)
  • 僕だけの巨乳先生(睦月影郎)1996.1.16.23 NO.3.4?~1996.5.28 NO.22?(マドンナ社 お姉さま達の猥褻な玩具 ISBN 4-576-97041-0)?
  • 僕のマンションに女子大生作家がやって来た!(藍川京)1996.6.4 NO.23~1996.10.29 NO.44?(双葉社 小悪魔な彼女 ISBN 4-575-50995-7)
  • 僕のどきどきサイバーネット(館淳一)1996.11.5 NO.45~ 1997.05.27 No.22(マドンナ社 猥褻騎乗叔母の童貞しぼり[14] ISBN 4-576-98020-3)
  • 白衣のフェロモン先生(睦月影郎)1997.6.3 NO.23~1998.4.14 No.15(大洋図書 白衣の匂い[15] ISBN 4-813-07001-9)
  • 家庭教師はテクニシャン(安達瑶)1998.4.21 NO.16~(マドンナ社 美肉の淫惑:お姉さまはテクニシャン ISBN 4-576-99091-8)?
  • 美尻先生・愛のデュエット(睦月影郎)1998.9.22 NO.38~1999.5.11.18 NO.19.20
    (パラダイム 同 ISBN 4-894-90555-8)
    イースト・プレス 小夜子先生の美尻 ISBN 4-781-61288-1)

~休載期間~

  • 僕の快楽ネットハンティング(羽山騎士)1999.10.26 NO.43~2000.6.27 NO.26
  • それゆけ童貞時代!(睦月影郎)2000.7.4 NO.27~ (講談社 Gのカンバス ISBN 4-062-76969-7)
  • ただいま淫行レッスン中!(堂本烈)2001.4.17 NO.16~2003.10.7 NO.41
    (二見書房 同3巻 ISBN 4-576-04007-3、ISBN 4-576-04089-8、ISBN 4-576-04175-4)
  • 僕はイケない童貞ホスト(内藤みか)2003.10.14 NO.42~(二見書房 同 ISBN 4-576-05086-9)
  • フェロモン調教師(鷹澤フブキ)2004.6.1~2005.7.26(マドンナ社 巨乳クィーン―教えてあげる[16] ISBN 4-576-06119-4)
  • 2年A組泣き虫先生!(橘真児)2005.8.2 NO.31~2007.4?
  • 年下美人上司と仲良くなる方法(橘真児

など

本誌出身の人物、著名な編集者

歴代編集長

  • 地代所哲也(2022年 - )
  • 松丸淳生(2018年 - 2022年)
  • 増田真晃(2015年 - 2018年)
  • 伊勢村一也(2011年 - 2015年)
  • 岩瀬朗(2010年6月 - 2011年)
  • 樋口尚也(2005年7月 - 2010年6月)
  • 田中知二(2005年6月)
  • 鈴木耕
  • 島地勝彦
  • 山森利之
  • 五十嵐洋(創刊号より)

増刊

漫'sプレイボーイ
漫画作品を集めた増刊として、2009年4月30日に第1号刊行[17]。以降、第2号は8月17日、第3号は10月13日、第4号は2010年1月30日、5月30日号(第5号)は4月30日に発行されている。

店舗

詳細は「週プレ酒場」を参照
週プレ酒場
2017年6月10日、週刊プレイボーイ創刊50周年企画として新宿歌舞伎町にオープンした公式酒場。定期的にアイドルイベント、連載陣によるトークイベントが行われた。当初は1年間の営業を予定していたが延長され、2019年6月1日をもって営業を終了した[18][19]

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ “TOP > 雑誌各種データ > 印刷部数公表 > 週刊プレイボーイ”. 一般社団法人 日本雑誌協会. 2023年1月11日閲覧。
  2. ^ 元木昌彦 (2018年12月1日). “文春砲も苦戦「売れない週刊誌」の断末魔 立ち読みは禁止で、中吊りも消えた”. PRESIDENT Online (プレジデント社). https://president.jp/articles/-/26864 2020年8月16日閲覧。 
  3. ^ 月刊明星、集英社、1967年1月号、64頁。
  4. ^ 月刊明星、集英社、1967年2月号、105頁。
  5. ^ 月刊明星、集英社、1967年2月号、106頁。
  6. ^ “『週刊プレイボーイ』を悩ませていること……それは?”. ITmedia ビジネスオンライン (2009年6月2日). 2022年9月7日閲覧。
  7. ^ “つぼみ『さよなら、またどこかで』 - グラビア”. 週プレNEWS[週刊プレイボーイのニュースサイト] (2022年4月24日). 2022年9月7日閲覧。
  8. ^ “Playback 2012–2014”. 週プレ グラジャパ!. 集英社. 2023年8月6日閲覧。
  9. ^ “グラジャパ!アワード2015 / 年間ランキング発表!”. 週プレ グラジャパ! (集英社). (2015年). https://www.grajapa.shueisha.co.jp/campaign/fes_ranking/index.html 2023年8月6日閲覧。 
  10. ^ 大野智己 (2021年6月2日). “週プレのグラビアがとことん楽しめるサブスクメニュー『週プレ プラス!』30日間無料体験スタート!”. 週プレNEWS (集英社). https://wpb.shueisha.co.jp/news/entertainment/2021/06/02/113753/ 2023年8月6日閲覧。 
  11. ^ “『週刊プレイボーイ』創刊50周年!でカバーガール50人からお祝いメッセージ【前編】”. 週プレNEWS (集英社). (2016年10月3日). https://wpb.shueisha.co.jp/news/entertainment/2016/10/03/72959/ 2018年12月19日閲覧。 
  12. ^ “女子高生裁判官 アユミ / 森園Sindyめめ”. 週プレNEWS (集英社). (2017年2月16日). https://wpb.shueisha.co.jp/comic/2017/02/16/18875/ 2023年8月6日閲覧。 
  13. ^ “館淳一オフィシャルホームページ 著作リスト 代理母(レンタル・ママ)童貞実験記 より”. 2021年9月21日閲覧。
  14. ^ “館淳一オフィシャルホームページ 著作リスト 叔母の童貞しぼり より”. 2021年9月22日閲覧。
  15. ^ “「カゲロー日記2004年6月」の10日より”. 2021年9月22日閲覧。
  16. ^ 『巨乳クィーン―教えてあげる』マドンナ社、2006年8月10日。 
  17. ^ “週プレのマンガ増刊「漫'sプレイボーイ」が創刊”. コミックナタリー (ナターシャ). (2009年4月28日). https://natalie.mu/comic/news/15952 2018年12月19日閲覧。 
  18. ^ “週プレ酒場”. 集英社. 2019年5月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年11月5日閲覧。
  19. ^ @shupuresakabaの2019年6月1日のツイート、2019年11月5日閲覧。[リンク切れ]

関連項目

外部リンク

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  • 週プレNEWS[週刊プレイボーイのニュースサイト] - 週刊プレイボーイ公式ニュースサイト
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