雪江(せっこう、生没年不詳)とは、江戸時代の大坂の浮世絵師。
来歴
長谷川貞信の門人かといわれる。大坂の人で雪江と号す。作画期は天保から安政の頃にかけてで、役者絵や風景画の錦絵を描いている。
作品
- 「東海道五拾三次之内」 小判錦絵54枚揃 ※安政頃、歌川広重による保永堂版「東海道五拾三次之内」を模した作品。「戸塚」など。
参考文献
- 井上和雄編 『浮世絵師伝』 渡辺版画店、1931年 ※国立国会図書館デジタルコレクションに本文あり、103コマ目。
- 日本浮世絵協会編 『原色浮世絵大百科事典』(第2巻) 大修館書店、1982年 ※63頁