高速高機能大型巡視船

高速高機能大型巡視船(こうそくこうきのうおおがたじゅんしせん)とは、北朝鮮工作船による九州南西海域工作船事件を受けて整備された海上保安庁のPL型巡視船

北朝鮮工作機関テロ組織に関連する不審船を停船させ、または火力で圧倒することを目的として建造されたため、推進方式にウォータージェット推進を採用し、煙突をなくして舷側の穴から排気ガスを放出する野心的な設計で、速力は公称30ノット以上である。夜間においても捜索監視が可能な赤外線捜索監視装置、停船命令等表示装置(電光掲示板)、高い耐航性、機動力を有する高速警備救難艇を装備しているため、従来の巡視船よりも高度な水上監視・捜索能力を有する。

武装は、能登半島沖不審船事件を期に整備されたつるぎ型巡視船よりも大きな射程を持つFCSボフォース 70口径40mm機関砲を装備し、不審船の武装として想定されているRPG-7携帯式防空ミサイルシステム(MANPADS)、対空砲等の射程外から目標を射撃、制圧することができる。

関連項目

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海上保安庁旗海上保安庁巡視船
×は退役済・{ }は将来計画
大型巡視船
(PLH/PL)
2機搭載型
  • みずほ型 (初代)
  • しきしま (初代)
  • あきつしま
  • みずほ (2代)
  • しゅんこう型
1機搭載型
5,500t型
  • いつくしま
3,500t型
3,000t型
  • こじま (3代)
  • みうら (3代)
2,000t型
900~1,100t型
700t型
  • ×だいおう型 (初代)
旧海軍艦艇
  • ×栗橋
  • ×みうら
  • ×おじか型 (初代)
  • ×宗谷
中型巡視船
(PM)
500t型
450t型
  • ×あわじ型
  • ×れぶん型
  • ×ちふり型
350t型
小型巡視船
(PS)
350t型
  • ×とかち型
  • ×てしお (初代)
  • ×やはぎ型
  • ×まつうら型
270t型
  • ×くま型
  • ×のしろ型
高特船型
180t型
130t型
  • ×ひだか型
  • ×つくば (初代)
  • ×あかぎ (初代)
  • ×びざん型 (初代)
  • ×あかぎ型 (2代)
  • たかつき型
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