1920年代

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アイルランド内戦アメリカ合衆国における禁酒法女性参政権ベーブ・ルースチャールズ・リンドバーグ国共内戦ローマ進軍ウォール街大暴落 (1929年)
上段:(左)1922年・1923年のアイルランド内戦時のティペラリー旅団の義勇兵。(右)1920年、憲法18条の改正によって禁酒法が制定されたことで、密造酒が廃棄される。
中段: (左)女性参政権を求める運動は、多くの国で女性に投票する権利を与えた。(中央)最初にアメリカ野球殿堂入りを果たした5人の中の1人であるベーブ・ルース。(右)1927年にニューヨークからパリの間の大西洋横断飛行を単独無着陸飛行で成し遂げたチャールズ・リンドバーグスピリットオブセントルイス号
下段: (左)1927年に始まった国共内戦時に山東省に陣地を置く中国工農紅軍。(中央)1922年のローマ進軍時のベニート・ムッソリーニファシスト党黒シャツ隊。(右)1929年の大暴落後でウォール街に集まる群衆。この大暴落は世界恐慌をもたらした。

1920年代(せんきゅうひゃくにじゅうねんだい)は、西暦グレゴリオ暦)1920年から1929年までの10年間を指す十年紀

できごと

1920年

詳細は「1920年」を参照

1921年

詳細は「1921年」を参照

1922年

詳細は「1922年」を参照

1923年

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1924年

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1925年

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1926年

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1927年

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1928年

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1929年

詳細は「1929年」を参照

時代背景

アメリカ

第一次世界大戦特需アメリカは大いに沸いた。アメリカ経済は空前の大繁栄をとげ、戦前の債務国から世界最大の債権国に発展した。世界経済の中心はロンドンからニューヨークウォール街に移った。大衆の生活は大量生産大量消費の生活様式が確立する。一般には「黄金の20年代」と呼ばれ自家用車ラジオ洗濯機冷蔵庫等の家電製品が普及した。1920年には女性への参政権が与えられるようになった。ベーブルースによる野球人気やチャップリン映画、黒人音楽のジャズなどのアメリカ的な文化が開花した。一方で1919年に制定された禁酒法によってアル・カポネなどのギャングが夜の帝王として街を支配するようになった。

中国

中国では軍閥が割拠し政治的な混乱が続いた。租借地において列強による植民地支配が行われた。上海が魔都或いは東洋のパリとも呼ばれナイトクラブ・ショービジネスが繁栄した。

国際社会

国際社会でも、軍縮平和の動きが広まり、国際連盟が成立した。ヨーロッパではパリ講和会議に伴うヴェルサイユ体制が、アジア・太平洋ではワシントン会議に伴うワシントン体制が成立し、1930年代中盤までこの二つの体制が戦間期の国際秩序を維持することになる。

世界初の労働者国家であるソビエト社会主義共和国連邦 (ソ連)の成立もこの時代に大きな影響を投げかけた。1920年代に入る直前には、十月革命に倣ってドイツやハンガリーで社会主義革命の動きが見られたが、政権は長続きしなかった。ソ連も第3インターナショナルを通じて世界革命の遂行を目指したが、その指導的立場にあったレーニンが死去し、一国社会主義を唱えるスターリンが権力を握ったため、レーニンの路線を引き継いでいたトロツキーは失脚し、インターナショナルも当初の目的から方向を転じることになった。

アメリカの経済的繁栄と、それによる資金援助(ドーズ案ヤング案)により、ヨーロッパ各国は1920年代後半には相対的な安定期を迎えた。ロカルノ条約パリ不戦条約が結ばれたのもこの時期である。しかし1929年世界恐慌が発生すると、世界情勢は一変する。植民地や資源を持たぬ日本・ドイツ・イタリアと、それらを持つイギリス・フランス・アメリカとの対立が激しさを増し、世界恐慌はアメリカの経済失策が原因だったが、それをなすりつけて日本・ドイツが悪いと名指しし経済封鎖した事から対立が本格化し、日本・ドイツ側は激怒すると共にそれを打開する為に再び戦争の道へと足を踏み入れることになるのである。

人物

ヨーロッパ

政治

哲学と思想

文学

芸術

ファッション

音楽

演劇と映画

科学

探検

アメリカ合衆国

ラテン・アメリカ

アフリカ

西アジア

インド

中央アジア

中国

韓国

脚注

注釈

出典

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関連項目

外部リンク

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