AFC U17アジアカップ2023

AFC U17アジアカップ2023
AFC U-17 Asian Cup 2023
大会概要
開催国 タイ王国の旗 タイ
日程 2023年6月15日 - 7月2日
チーム数 16 (1連盟)
開催地数(3都市)
大会結果
優勝  日本 (4回目)
準優勝  韓国
3位  ウズベキスタン
 イラン
大会統計
試合数 31試合
ゴール数 99点
(1試合平均 3.19点)
得点王 日本の旗 名和田我空(5点)
最優秀選手 日本の旗 名和田我空
 < 20202025 > 

AFC U17アジアカップ2023: AFC U-17 Asian Cup 2023)は、2023年6月15日から7月2日にかけてタイで開催された第19回目のAFC U17アジアカップである。

当初は2020年11月にバーレーンで開催予定だったが[1][2]新型コロナウイルス感染拡大の影響により2021年初旬に開催延期となった[3]。しかし、新型コロナウイルス感染拡大が続いていることにより、2021年1月25日にアジアサッカー連盟は開催中止を発表した[4]。そのため2023年に改めてバーレーンで開催される予定であったが、2022年6月16日にバーレーンは大会の開催権を返上した[5]。その後2022年12月23日にタイで開催されることが決定した[6]。この大会からはFIFA U-17ワールドカップと同年開催とし、出場年齢を16歳以下から17歳以下に切り替えて大会名がAFC U17アジアカップ: AFC U-17 Asian Cup)となる初の大会となった[7]。日本が2大会連続4回目の優勝を果たした。

本大会の上位4チームには2023 FIFA U-17ワールドカップの出場権が与えられた。

予選

詳細は「:en:2023 AFC U-17 Asian Cup qualification」を参照

予選は、2022年10月1日から10月9日にかけて行われた。参加した44チーム(組み合わせ抽選後東ティモールとスリランカは出場辞退)が4または5チームずつ10グループに分かれ総当たり戦を行い、各グループ1位の10チームと2位の内上位6チームが本大会の出場権を得た。

本選出場国

  •  アフガニスタン
  •  インド
  •  タイ(開催国)
  •  ラオス

会場

バンコク パトゥムターニー
ラジャマンガラ競技場 パトゥムターニー・スタジアム
収容人数: 48,000 収容人数: 10,100
パトゥムターニー チョンブリー
タンマサート・スタジアム チョンブリー・スタジアム
収容人数: 19,500 収容人数: 8,000

組み合わせ抽選会 

組み合わせ抽選は、2023年3月30日バンコクで行われた。ポット分けに関してはAFC U-16選手権2018の成績をもとに決められ以下の通りとなった[8]

ポット1 ポット2 ポット3 ポット4
  1.  タイ (開催国)
  2.  日本
  3.  タジキスタン
  4.  韓国
  1.  オーストラリア
  2.  インド
  3.  イラン
  4.  イエメン
  1.  マレーシア
  2.  ベトナム
  3.  アフガニスタン
  4.  サウジアラビア
  1.  中華人民共和国
  2.  ウズベキスタン
  3.  カタール
  4.  ラオス

グループリーグ 

日時はすべて現地時間(UTC+7)

順位決定方法 

順位は勝ち点の合計により決定する。勝ち点が同じ場合は以下の順で基準を適用し決定する[9]

  1. 当該チーム間の対戦における勝ち点
  2. 当該チーム間の対戦における得失点差
  3. 当該チーム間の対戦における得点
  4. 1.~3.を適用後も2チーム以上が同順位となる場合そのチーム同士で再度1.~3.を適用して順位を決定する。それでも決まらない場合5.以降を適用する。
  5. グループ全試合での得失点差
  6. グループ全試合での得点
  7. 2チームのみが同順位で当該チームがグループ最終戦で対戦していた場合PK戦
  8. 試合で受けたカードの枚数をポイント化し(イエローカード=1、イエローカード2枚によるレッドカード=3、一発レッドカード=3、イエローカードの後一発レッドカード=4)その少ない順
  9. 抽選

グループA 

チーム 出場権
1  タイ (H) 3 3 0 0 6 1 +5 9 ノックアウトステージ進出
2  イエメン 3 2 0 1 6 2 +4 6
3  マレーシア 3 1 0 2 2 8 −6 3
4  ラオス 3 0 0 3 3 6 −3 0
出典: AFC
順位の決定基準: 順位決定方法
(H) 開催地.
イエメン 4 - 0 マレーシア
  • アル・カデル 21分にゴール 21分
  • アッバス 31分にゴール 31分
  • アル・トゥライキ 48分にゴール 48分 (pen.)
  • イブラヒム 88分にゴール 88分 (o.g.)
レポート
観客数: 123人
主審: イラン パヤム・ヘイダリ
タイ 2 - 1 ラオス
  • ドゥツァディー 12分にゴール 12分
  • チャノタイ 90+5分にゴール 90+5分
レポート
  • ファンタボン 26分にゴール 26分

ラオス 1 - 2 イエメン
  • パンヤヴォン 54分にゴール 54分
レポート
  • アッバス 28分にゴール 28分
  • アル・トゥライキ 75分にゴール 75分 (pen.)
主審: ウズベキスタン ルスタム・ルトフリン
マレーシア 0 - 3 タイ
レポート
  • パチャラポール 45+2分にゴール 45+2分
  • チャナソーン 54分にゴール 54分
  • チャノタイ 78分にゴール 78分

タイ 1 - 0 イエメン
  • タナクリット 90+5分にゴール 90+5分
レポート
主審: インド プランジャール・バネルジ
マレーシア 2 - 1 ラオス
  • ダイネイ 43分にゴール 43分77分
レポート
  • ケオハナム 12分にゴール 12分
主審: タジキスタン ナスルーロ・カビロフ

グループB 

チーム 出場権
1  イラン 3 2 1 0 8 1 +7 7 ノックアウトステージ進出
2  韓国 3 2 0 1 10 3 +7 6
3  アフガニスタン 3 1 0 2 3 11 −8 3
4  カタール 3 0 1 2 2 8 −6 1
出典: AFC
順位の決定基準: 順位決定方法
韓国 6 - 1 カタール
  • キム・ミョンジュン 12分にゴール 12分 (pen.)46分60分
  • ペク・インウ 20分にゴール 20分55分
  • ユン・ドヨン 31分にゴール 31分
レポート
  • バビケル 15分にゴール 15分
イラン 6 - 1 アフガニスタン
  • ナファリ 28分にゴール 28分
  • ゴリザデ 32分にゴール 32分 (pen.)51分
  • タヘリ 45+4分にゴール 45+4分48分
  • ガンディプール 89分にゴール 89分
レポート
  • ニアズィ 36分にゴール 36分
主審: レバノン アリー・レダ

アフガニスタン 0 - 4 韓国
レポート
  • イム・ヒュンサブ 13分にゴール 13分
  • ヤン・ミンヒョク 24分にゴール 24分
  • ユン・ドヨン 34分にゴール 34分54分
カタール 0 - 0 イラン
レポート
主審: オマーン オマル・アル=ヤアクービ

韓国 0 - 2 イラン
レポート
  • アンダルズ 18分にゴール 18分
  • サデギ 19分にゴール 19分
アフガニスタン 2 - 1 カタール
  • ホータク 18分にゴール 18分40分
レポート
  • アル=シャーイビー 26分にゴール 26分
主審: レバノン アリー・レダ

グループC 

チーム 出場権
1  サウジアラビア 3 3 0 0 7 0 +7 9 ノックアウトステージ進出
2  オーストラリア 3 2 0 1 7 5 +2 6
3  タジキスタン 3 0 1 2 1 5 −4 1
4  中華人民共和国 3 0 1 2 4 9 −5 1
出典: AFC
順位の決定基準: 順位決定方法
オーストラリア 0 - 2 サウジアラビア
レポート
  • アル=ビシュリ 56分にゴール 56分
  • アル=ジャダーニ 86分にゴール 86分
観客数: 95人
主審: オマーン オマル・アル=ヤアクービ
タジキスタン 1 - 1 中華人民共和国
  • ガフロフ 36分にゴール 36分
レポート
  • 王鈺棟 6分にゴール 6分
観客数: 373人
主審: インド プランジャール・バネルジ

中華人民共和国 3 - 5 オーストラリア
  • 王鈺棟 14分にゴール 14分62分
  • 蒯紀聞 45+7分にゴール 45+7分
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  • イランクンダ 9分にゴール 9分18分
  • デ・アブレウ 12分にゴール 12分
  • グラッソン 25分にゴール 25分
  • アマナティディス 90+8分にゴール 90+8分
主審: アラブ首長国連邦 アハメド・イーサ・ダルウィーシュ
サウジアラビア 2 - 0 タジキスタン
  • ハジ 63分にゴール 63分90分
レポート

タジキスタン 0 - 2 オーストラリア
レポート
  • ベニー 64分にゴール 64分
  • アマナティディス 90+9分にゴール 90+9分
主審: インドネシア ソリク・アルカティリ
サウジアラビア 3 - 0 中華人民共和国
  • アル=ムワッラド 45分にゴール 45分
  • アル=ビシュリ 79分にゴール 79分
  • アル=ユハイビ 90+2分にゴール 90+2分
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主審: タイ王国 モンコルチャイ・ペチェスリ

グループD 

チーム 出場権
1  日本 3 2 1 0 13 5 +8 7 ノックアウトステージ進出
2  ウズベキスタン 3 2 1 0 3 1 +2 7
3  インド 3 0 1 2 5 10 −5 1
4  ベトナム 3 0 1 2 1 6 −5 1
出典: AFC
順位の決定基準: 順位決定方法
日本 1 - 1 ウズベキスタン
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  • サイドフ 83分にゴール 83分
主審: タイ王国 モンコルチャイ・ペチェスリ
インド 1 - 1 ベトナム
  • M.シン 69分にゴール 69分
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  • レ・ディン・ロン・ヴー 44分にゴール 44分
主審: タジキスタン ナスルーロ・カビロフ

ベトナム 0 - 4 日本
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主審: レバノン アリー・レダ
ウズベキスタン 1 - 0 インド
  • レイモフ 81分にゴール 81分
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日本 8 - 4 インド
  • 川村楽人 13分にゴール 13分
  • 名和田我空 41分にゴール 41分45分
  • 永野修都 52分にゴール 52分
  • 望月耕平 54分にゴール 54分
  • 中島洋太朗 74分にゴール 74分
  • 山口豪太 90+6分にゴール 90+6分
  • 杉浦駿吾 90+8分にゴール 90+8分
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  • パンワル 47分にゴール 47分
  • メイテイ 62分にゴール 62分
  • 宮川大輝 69分にゴール 69分 (o.g.)
  • K.シン 79分にゴール 79分
主審: タジキスタン ナスルーロ・カビロフ
ベトナム 0 - 1 ウズベキスタン
レポート
  • ショディボエフ 25分にゴール 25分

ノックアウトステージ 

ノックアウトステージでは、90分が終わって同点の場合延長戦は行わず即PK戦で勝者を決める。

3位決定戦は行わない。

組み合わせ 

 
準々決勝準決勝決勝
 
          
 
6月25日 – パトゥムターニー(パトゥムターニー)
 
 
 タイ1
 
6月29日 – パトゥムターニー(パトゥムターニー)
 
 韓国4
 
 韓国1
 
6月26日 – パトゥムターニー(タンマサート)
 
 ウズベキスタン0
 
 サウジアラビア0
 
7月2日 – パトゥムターニー(パトゥムターニー)
 
 ウズベキスタン2
 
 韓国0
 
6月25日 – パトゥムターニー(タンマサート)
 
 日本3
 
 イラン (p) 0(4)
 
6月29日 – パトゥムターニー(タンマサート)
 
 イエメン0(2)
 
 イラン0
 
6月26日 – パトゥムターニー(パトゥムターニー)
 
 日本3
 
 日本3
 
 
 オーストラリア1
 

準々決勝

イラン 0 - 0 イエメン
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PK戦
  • アーリ 成功
  • ナファリ 成功
  • ゴリザデ 成功
  • アスカリ ミス
  • アンダルズ 成功
4 - 2
  • 成功 アル・トゥライキ
  • ミス アル・サラミ
  • 成功 ラドマン
  • ミス アル・カデル

タイ 1 - 4 韓国
  • ドゥツァディー 16分にゴール 16分
レポート
  • カン・ミヌ 4分にゴール 4分
  • キム・ミョンジュン 36分にゴール 36分
  • ユン・ドヨン 69分にゴール 69分
  • キム・ヒョンミン 84分にゴール 84分

日本 3 - 1 オーストラリア
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  • イランクンダ 62分にゴール 62分
主審: タイ王国 モンコルチャイ・ペチェスリ

サウジアラビア 0 - 2 ウズベキスタン
レポート
  • アル=ブレイ 79分にゴール 79分 (o.g.)
  • アブドゥラエフ 84分にゴール 84分
主審: ヨルダン アハメド・アル=アリー

準決勝

イラン 0 - 3 日本
レポート
主審: タジキスタン ナスルーロ・カビロフ

韓国 1 - 0 ウズベキスタン
  • ペク・インウ 31分にゴール 31分
レポート
主審: インド プランジャール・バネルジ

決勝

韓国 0 - 3 日本
レポート
主審: タイ王国 モンコルチャイ・ペチェスリ

優勝国

 AFC U17アジアカップ2023優勝国 

日本
2大会連続4回目

表彰

大会最優秀選手 大会得点王 ベストゴールキーパー
日本の旗 名和田我空[10] 日本の旗 名和田我空(5得点)[10] 日本の旗 後藤亘[11]

2023 FIFA U-17ワールドカップ出場国

関連項目

脚注

  1. ^ 2020 AFC Competitions Calendar Updated as at 15 March 2019 - AFC、2019年5月15日(2022年9月25日閲覧)
  2. ^ Uzbekistan, Bahrain recommended as hosts for 2020 AFC U-19 & U-16 Championships - AFC、2019年9月17日(2022年9月25日閲覧)
  3. ^ AFC、複数大会の日程変更および中止を発表…ACLやU-19選手権など - サッカーキング、2020年9月10日(2022年9月25日閲覧)
  4. ^ “「日本のサッカーの未来そのもの」育成年代の国際大会中止を受けて、U-20影山、U-17森山の両監督が強化継続を叫ぶ”. ヤフーニュース (2021年1月28日). 2022年9月25日閲覧。
  5. ^ Bahrain withdraws from hosting 2023 AFC U-17 Cup
  6. ^ "Thailand recommended as host of the AFC U17 Asian Cup 2023™" (Press release). アジアサッカー連盟. 23 December 2022. 2023年3月4日閲覧
  7. ^ “AFC Competitions Committee recommends changes to youth competitions”. アジアサッカー連盟 (2018年11月26日). 2022年9月25日閲覧。
  8. ^ “Asia's future stars set to discover path to glory in Bangkok”. AFC (2023年3月24日). 2023年3月30日閲覧。
  9. ^ “AFC U17 Asian Cup 2023 Competition Regulations”. AFC. 2023年3月30日閲覧。
  10. ^ a b “Nawata named MVP, wins Cremo Top Goalscorer Award”. AFC (2023年7月2日). 2023年7月2日閲覧。
  11. ^ “Japan’s Wataru Goto crowned Best Goalkeeper”. AFC (2023年7月2日). 2023年7月2日閲覧。

外部リンク

  • アジアサッカー連盟による公式サイト(英語)
※斜数字は開催予定の大会。
本大会
予選
  • 1985
  • 1986
  • 1988
  • 1990
  • 1992
  • 1994
  • 1996
  • 1998
  • 2000
  • 2002
  • 2004
  • 2006
  • 2008
  • 2010
  • 2012
  • 2014
  • 2016
  • 2018
  • 2020
  • 2023
  • 2025
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