Netscape Public License

Netscape Public License
作者 ネットスケープコミュニケーションズ
バージョン 1.1
公開元 Netscape
リリース日 ?
DFSGとの適合性 ?
FSFの承認[1]
OSIの承認[2]
GPLとの適合性[1]
コピーレフト 限定的
異種ライセンスコード
からのリンク
テンプレートを表示

Netscape Public License (NPL) は、ネットスケープコミュニケーションズが公開していたMozillaのためのライセンスである。

NPLの大きな特徴は、Mozillaのオリジナルの開発者であるNetscape(後にAOL傘下となる)に対し、他の貢献者による修正をプロプライエタリに変更することも含めて好きなように扱う権利を認める一方で、他の貢献者には同様の権利を認めないことにある。これは、Netscapeシリーズ 6以降をプロプライエタリとしてリリースするためのものであった。

この非対称性は、オープンソースおよびフリーソフトウェアのコミュニティから批判を浴びる原因となった。フリーソフトウェア財団 (FSF) ではNPLを「フリーソフトウェアライセンスではあるが利用を避けるべきもの」とし、GNU General Public License (GPL) と互換性のないライセンスとした[1]Open Source Initiative (OSI) ではNPLをオープンソースライセンスとして承認していない[2]

Mozilla Public License 1.1は、NPLと類似しているが前述の非対称性を持たないライセンスである。NPLに基づく権利を有していたTime Warnerは、NPLでライセンスされていたMozillaのコードすべてをMozilla Foundationの求めに応じてMPL 1.1/GPL 2.0/LGPL 2.1のトリプルライセンスで再ライセンスした。

脚注

  1. ^ a b c “Netscape Public License (NPL)”. Various Licenses and Comments about Them. Free Software Foundation. 2014年8月28日閲覧。
  2. ^ a b “Licenses by Name | Open Source Initiative”. Open Source Initiative. 2014年8月28日閲覧。

外部リンク

  • Netscape Public License Version 1.1(英語)
  • Netscape Public License Version 1.1(日本語) - Mozilla Japanによる日本語参考訳
  • Netscape Public License Version 1.0(英語)
ネットスケープコミュニケーションズ
Netscapeシリーズ
(ウェブブラウザ)
電子メールクライアント
  • Netscape Mail & Newsgroups(英語版)
  • Netscape Messenger 9(英語版)
他のコンポーネント
  • Netscape Composer(英語)
サーバ
  • Netscape Enterprise Server(英語)
  • Netscape Application Server(英語)
  • Netscape Server Application Programming Interface(英語)
ウェブサービス
人物
関連項目
  • Gecko
  • JSSS(英語)
  • Mariner(英語)
  • Netscape 5.0 (cancelled)(英語)
  • Netscape Public License
  • Mozilla
  • AOL
全般
解説
開発(英語版)
OS(英語版)
ソフトウェア
ホスティング
団体
標準化団体
開発支援団体
ライセンス
指針
主要例
その他
課題
特性上の課題
対立と論争
その他
一覧
  • オープンソースソフトウェアのカテゴリ
  • OSSホスティングサービスのカテゴリ
  • オープンソースライセンスのカテゴリ
  • コモンズ コモンズ
  • ポータル ポータル
  • プロジェクトページ プロジェクト