ぼらん

ぼらん
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基本情報
船種 フェリー
船籍 日本の旗 日本(1983-1999)
中華人民共和国の旗 中華人民共和国(1999)
所有者 東日本フェリー
運用者 東日本フェリー
建造所 内海造船瀬戸田工場(第483番船)[1]
姉妹船 ばにあべえだ
建造費 約30億円[2]
航行区域 沿海
船級 JG
IMO番号 8213782
改名 ぼらん(1983-1999)
大舜(1999)
経歴
起工 1982年10月19日[1]
進水 1982年12月21日[1]
竣工 1983年4月21日[1]
就航 1983年4月27日[2]
運航終了 1998年3月
最後 1999年11月24日山東省煙台沖で炎上沈没
要目
総トン数 5,011 トン[3]
全長 126.23 m[1]
垂線間長 115.00 m[1]
型幅 20.00 m[1]
型深さ 11.55 m(6.70 m)[1]
満載喫水 5.524 m[1]
機関方式 ディーゼル
主機関 NKK-SEMT ピルスティク 12PC2-5V 2基[1]
推進器 5翼2軸[1]
最大出力 6,290/6,200 PS(連続)[1]
定格出力 5,030/4,950 PS(常用)[1]
最大速力 22.153ノット[1]
航海速力 18.5ノット[1]
航続距離 1480海里[1]
旅客定員 520名[1]
乗組員 30名[1]
車両搭載数 8tトラック77台、乗用車11台[3]
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ぼらん(VORANS)は、東日本フェリーが運航していたフェリー

概要

内海造船瀬戸田工場で建造され、1983年苫小牧 - 八戸航路に就航した[2]。船名はラテン語でとびうお座を意味する[2]

この他室蘭 - 八戸航路、函館 - 青森航路にも用いられ、1998年3月に引退した。

その後、1999年1月に海外売船され、中国大舜として、煙台 - 大連航路に就航したが、同年11月24日、煙台から大連に向かって航行中、荒天で煙台へ引き返す際に火災が発生、山東省煙台沖で炎上沈没した。乗員乗客312名のうち36名が救助されたが、翌日までに118名の遺体が回収され、150名以上が行方不明となった[4]

設計

船型は全通船楼甲板型で、船尾は内海造船が得意とするスプリット船尾となっていた。バウスラスタ、フィンスタビライザーを備え、車両甲板には、カーリフター(能力2トン)、船倉内ランプ2基が設置され、ランプドアは船首(バウバイザー付)船首部右舷、船尾の3箇所に設けられていた[1]

スプリット船首の採用によりスクリューの負担を軽くし推進性能を向上し、排ガスを用いての燃料の加熱を行うといった省エネ構造を施した他、日本のカーフェリーでは初めて上甲板にヘリポートを配置した[2]

同型船として、ばにあべえだが建造された。

船内

船室

  • 特等洋室(2名部屋)
  • 1等洋室(4名部屋)
  • 2等寝台
  • 2等和室
  • ドライバー室

設備

パブリックスペース

  • 案内所
  • ロビー
  • 多目的ホール

供食・物販設備

  • 売店
  • 自動販売機

入浴設備

  • シャワールーム

娯楽設備

  • ゲームコーナー

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s 船の科学(1983年7月号,p20)
  2. ^ a b c d e 新鋭船"ぼらん"登場(昭和58年4月24日、北海道新聞) - 社史創業より二十年(東日本フェリー 1986年)
  3. ^ a b 竣工船写真集 ぼらん(東日本フェリー) - 海運1983年5月号
  4. ^ 世界の艦船(2000年3月号,p170)

参考文献

  • 「新造船写真集(No.417)」『船の科学』第36巻第7号、船舶技術協会、1983年7月10日、20頁、ISSN 0387-0863、NDLJP:3231853、2016年12月9日閲覧 
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