ウィリー・ゴールト

ウィリー・ゴールト
Willie Gault
基本情報
ポジション ワイドレシーバー
生年月日 (1960-09-05) 1960年9月5日(63歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ジョージア州グリフィン
身長: 6' 0" =約182.9cm
体重: 181 lb =約82.1kg
経歴
大学 テネシー大学
NFLドラフト 1983年 / 1巡目全体18位
初出場年 1983年
初出場チーム シカゴ・ベアーズ
所属歴
1983-1987 シカゴ・ベアーズ
1988-1993 ロサンゼルス・レイダース
受賞歴・記録
スーパーボウル制覇(1回)
第20回
NFL 通算成績
レシーブ回数 333回
レシーブ獲得ヤード 6,635ヤード
TDレシーブ 44回
Player stats at PFR
獲得メダル
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
陸上競技
世界陸上競技選手権大会
1983 ヘルシンキ 4x100 m リレー
1983 ヘルシンキ 110 m ハードル

ウィリー・ゴールトWillie James Gault 1960年9月5日- )は、ジョージア州グリフィン出身の元NFLのワイドレシーバーでオリンピック陸上競技の選手。NFLではシカゴ・ベアーズロサンゼルス・レイダースで11年間プレイした。ベアーズ時代の第20回スーパーボウルでは優勝を果たしている。またアメリカなどがボイコットしたモスクワオリンピックのアメリカ合衆国オリンピック代表選手にも選ばれていた[1]。現在は俳優として活動している。

大学及びオリンピック

テネシー大学ではアメリカンフットボールと陸上競技のスター選手だった[2]。400メートルリレーの世界記録保持者で、1980年に行われるモスクワオリンピックのアメリカ合衆国代表に選ばれていた[1]。アメリカンフットボールでは1982年にオールアメリカンのWRに選ばれた。NFL開幕直前の1983年8月にヘルシンキで行われた1983年世界陸上競技選手権大会では400メートルリレーにエミット・キング、ゴールト、カルヴィン・スミスカール・ルイスの順で出場[3]で金メダルを獲得した。また110メートルハードルでは銅メダルを獲得している。

NFL時代

1983年NFLドラフトでシカゴ・ベアーズに入団、1988年にロサンゼルス・レイダース(現ラスベガス・レイダース)移籍した。彼の最大の武器はそのスピードであり、ロングパスのターゲットとしてディフェンス選手に非常に警戒された。

第20回スーパーボウルではパスキャッチ4回で129ヤード、キックオフリターン4回で49ヤードを獲得した。

NFL11年間のキャリアで333回のレシーブ、6,635ヤードを獲得、パントリターン9回で60ヤード、ラッシング獲得154ヤード、45回のキックオフリターンで1,088ヤードを獲得した。タッチダウンは45回でそのうちパスレシーブで44回、残り1回はキックオフリターンだった[1]

アスリートとしての引退後

1990年代初めに引退してから、彼はハリウッドで俳優として活動している。NBCのテレビシリーズ、プレテンダーに出演、Ned's Declassified School Survival Guideにも数話出演した。

2006年の6月24日、100m走で10秒72の45歳から49歳での世界記録を打ち立てた[4]

2011年11月8日、ウィリー・ゴールトの自宅に強盗が入り、スーパーボウルリングを盗んだ。同年12月、ロサンゼルスのダウンタウンにある宝石店で彼の盗まれたリングは見つかり、ゴールトの手に戻った。ビバリーヒルズにあるこの店のオーナーは、盗品を買った疑いで逮捕され、その後2万ドルの保釈金を払って釈放された。このとき、1983年の第17回スーパーボウルに優勝したワシントン・レッドスキンズのスーパーボウルリングも見つかっている[5]

53歳となった2014年4月19日、100mで11秒28の記録を出している[6]

その他

  • 1982年、1983年の100メートル走年間ランキング9位となっている。[7]
  • ルーキーシーズンのパスキャッチ数、パスレシーブによる獲得ヤード数は、マイク・ディトカ、ハーロン・ヒルに次いでそれぞれチーム歴代3位となっている。またパスレシーブ獲得ヤードはベアーズでは歴代7位の3,650ヤード、1キャッチあたり19.8ヤードを稼いだ。[8][9]
  • プレーオフで75ヤードのタッチダウンパスをベアーズ時代獲得している。これはチーム記録である。[10]
  • 1988年カルガリーオリンピックボブスレー代表に選ばれて出場している[11]
  • 1990年にジム・ソープ賞(複数のスポーツで活躍した選手に与えられる賞)を受賞した。

脚注

  1. ^ a b c Doug Brodess (2011年4月16日). “The Top 25 Fastest Players in NFL History”. bleacherreport.com. 2013年4月13日閲覧。
  2. ^ Joel Barker (2011年10月20日). “Tennessee Football: Top 50 Players in School History”. bleacherreport.com. 2013年6月1日閲覧。
  3. ^ 世界陸上競技選手権大会メダル獲得者一覧
  4. ^ Gault sets new world record in masters 100 ESPN2006年6月24日
  5. ^ “Willie Gault's stolen ring recovered”. ESPN (2011年12月17日). 2015年2月9日閲覧。
  6. ^ Ken Stone (2014年4月20日). “Super Bowl Champ Gault Still Speedy at 53, But Faster Than 99% of NFLers?”. タイム・オブ・サンディエゴ. 2015年2月9日閲覧。
  7. ^ 年度別100メートル走ランキング
  8. ^ 2005年版ベアーズメディアガイド221ページ
  9. ^ 2005年版ベアーズメディアガイド185ページ
  10. ^ Turner helps Bears burn Seattle secondary
  11. ^ 五輪とアメリカンフットボール 日刊スポーツ

外部リンク

  • 通算成績と情報 Pro-Football-Reference (英語)
  • ウィリー・ゴールト - ワールドアスレティックスのプロフィール(英語)
  • ウィリー・ゴールト - IMDb(英語)
  • raidersonline.org (英語)
先代
ジム・マクマーン
シカゴ・ベアーズ
ドラフト1巡指名
1983年
次代
ウィルバー・マーシャル
  1. ジョン・エルウェイ
  2. エリック・ディッカーソン
  3. カート・ワーナー
  4. クリス・ヒントン
  5. ビリー・レイ・スミス
  6. ジム・コバート
  7. トッド・ブラックリッジ
  8. マイケル・ハディックス
  9. ブルース・マシューズ
  10. テリー・キナード
  11. ティム・ルイス
  12. トニー・ハンター
  13. ジェームズ・ジョーンズ
  14. ジム・ケリー
  15. トニー・イースン
  16. マイク・ピッツ
  17. レオナルド・スミス
  18. ウィリー・ゴールト
  19. ジョーイ・ブラウナー
  20. ゲイリー・アンダーソン
  21. ゲイブリエル・リベラ
  22. ギル・バード
  23. ジム・ジェフコート
  24. ケン・オブライエン
  25. デイブ・リミントン
  26. ドン・モスバー
  27. ダン・マリーノ
  28. ダレル・グリーン
 
各年のNFLドラフト
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