クーリガン・カーペンター数

クーリガン・カーペンター数(クーリガン・カーペンターすう、KC数と略す)は、流体力学において使われる無次元数の一つ。物体が1周期の間に動く領域の縦横の長さの比を表す。以下の公式で求められる[1]

K C = T U m a x D {\displaystyle KC={\frac {TU_{max}}{D}}}

ただし、KC はKC数、T は振動の周期Umax は最大速度、D は代表長さを意味する。これを用いることで、レイノルズ数だけでは判断しにくい、振動流中の円柱と平板の挙動についてよく記述することができる。

脚注

  1. ^ 工藤君明「「KC数」(Keulegan Carpenter Number)」『日本造船学会誌』第652巻、1983年、607頁、doi:10.14856/zogakusi.652.0_607_1、2022年12月12日閲覧 

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