モートン数

モートン数(モートンすう)とは、流体力学において現れる無次元数の一つであり、以下の式で定義される。

M o = ( ρ L ρ G ) g μ L 4 ρ L 2 σ 3 {\displaystyle Mo={\frac {(\rho _{L}-\rho _{G})g\mu _{L}^{4}}{\rho _{L}^{2}\sigma ^{3}}}}

ただし、 M o {\displaystyle Mo} はモートン数、ρは密度、μは粘性係数、σは表面張力係数、gは重力加速度、添え字のLは液相、Gは気相を表す。

 他の無次元数を用いて、以下の公式でも求められる[1]

M o = W e 3 F r 2 R e 4 {\displaystyle Mo={\frac {We^{3}}{Fr^{2}Re^{4}}}}

ただし、 W e {\displaystyle We} ウェーバー数 F r {\displaystyle Fr} フルード数 R e {\displaystyle Re} レイノルズ数である。モートン数は気泡の形状を分類するために用いられる[2]

脚注

  1. ^ 木田千尋ほか (2002年). “プランジングジェットによる気泡連行とその縮尺影響に関する研究”. 土木学会. 2022年9月5日閲覧。
  2. ^ 尹漢榮 (1999年9月30日). “気液二相流解析のための粒子 : グリッドレスハイブリッド法”. 東京大学. 2022年9月5日閲覧。

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