スキップ・シューマッカー

スキップ・シューマッカー
*Skip Schumaker*
マイアミ・マーリンズ監督 #55
マイアミ・マーリンズでのコーチ時代 (2023年4月28日)
基本情報
国籍	アメリカ合衆国
出身地	カリフォルニア州ロサンゼルス郡トーランス
生年月日	(1980-02-03) 1980年 2月3日（44歳）
身長体重	5' 10" ＝約177.8 cm 185 lb ＝約83.9 kg
選手情報
投球・打席	右投左打
ポジション	二塁手、外野手
プロ入り	2001年 MLBドラフト5巡目
初出場	2005年 6月8日
最終出場	2015年 10月4日
経歴（括弧内はプロチーム在籍年度）
選手歴アリソ・ニゲル高等学校（英語版）カリフォルニア大学サンタバーバラ校セントルイス・カージナルス (2005 - 2012) ロサンゼルス・ドジャース (2013) シンシナティ・レッズ (2014 - 2015) 監督・コーチ歴サンディエゴ・パドレス (2018 - 2021) セントルイス・カージナルス (2022) マイアミ・マーリンズ (2023 - )
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ジャレッド・マイケル・“スキップ”・シューマッカー（Jared Michael "Skip" Schumaker, 1980年 2月3日 - ）は、アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス郡トーランス出身の元プロ野球選手（二塁手、外野手）、野球指導者。右投左打。2023年からは、MLBのマイアミ・マーリンズで監督を務める。

経歴

プロ入りとカージナルス時代

2001年のMLBドラフト5巡目（全体164位）でセントルイス・カージナルスから指名され、プロ入り。

2005年6月8日のボストン・レッドソックス戦でメジャーデビューを果たした。

2007年、新人王の資格を持って臨んだ3年目で、88試合の出場で打率.333・出塁率.358・OPS.816の好成績を記録。特に7月には23試合の出場で打率.435・OPS1.177^[1]で、月間最優秀新人のライアン・ブラウンを上回っていた。

2008年は開幕から1番打者としてメジャーに定着し、初めて規定打席に到達した。153試合に出場で打率.302・出塁率.359・OPS.765の好成績を記録。7月26日のニューヨーク・メッツ戦で7打数6安打を記録し、球団史上では1935年9月5日のテリー・ムーア（英語版）以来となる1試合6安打を記録^[2]。

カージナルスの外野はリック・アンキールとライアン・ラドウィックがレギュラーとして確定しており、それに加えクリス・ダンカンや有望株のコルビー・ラスムスがおり、過剰なため球団は1年契約が残るアダム・ケネディを解雇し、シューマッカーを2009年から二塁手として起用することに^[3]。

2009年も153試合の出場で打率.303・34二塁打・出塁率.364・OPS.757の好成績を記録し、カージナルスの球団最優秀選手賞であるダリル・カイル賞を受賞した^[4]。オフに年俸調停権を得たシューマッカーは、2010年の年俸として275万ドルを要求。これに対して球団側は145万ドルを提示したが、調停を避け2010年2月8日に2年470万ドルの契約に合意^[5]。

2011年のワールドシリーズではニック・プントとの併用で優勝に貢献した。

カージナルスには2012年まで8シーズン在籍した。カージナルスでの背番号は一貫して「55」であったが、この番号では球団史上最長である^[6]。

ドジャース時代

2012年12月11日にジェイク・レマーマンとのトレードで、ロサンゼルス・ドジャースへ移籍した^[7]。2013年は二塁手としてマーク・エリスの控えや外野のユーティリティプレイヤーとして125試合に出場した。オフの10月31日にFAとなった。

レッズ時代

2013年11月26日にシンシナティ・レッズと総額500万ドルの2年契約を結んだ^[8]。レッズには不動の正二塁手のブランドン・フィリップスがいるため、外野手としての出場の方が多かった。2015年オフの11月2日にFAとなった^[9]。

引退後

2016年2月9日にサンディエゴ・パドレスとマイナー契約を結ぶが、3月9日に現役引退を表明した。その後はパドレスのフロント入りし^[10]、球団職員（ベースボール・オペレーションと選手育成部門）を2年間務めた。

2018年シーズンからはパドレスの一塁コーチとなり^[11]、2年間務めた。2020年シーズンからは助監督に転任となる^[12]。

2021年オフにセントルイス・カージナルスのベンチコーチだったオリバー・マーモルが監督に昇格したことに伴い、シューマッカーがベンチコーチに就任した^[13]。

詳細情報

年度別打撃成績

年度	球団	試合	打席	打数	得点	安打	二塁打	三塁打	本塁打	塁打	打点	盗塁	盗塁死	犠打	犠飛	四球	敬遠	死球	三振	併殺打	打率	出塁率	長打率	O P S
2005	STL	27	26	24	9	6	1	0	0	7	1	1	0	0	0	2	0	0	2	0	.250	.308	.292	.599
2006		28	60	54	3	10	1	0	1	14	2	2	1	1	0	5	1	0	6	1	.185	.254	.259	.513
2007		88	188	177	19	59	12	2	2	81	19	1	1	1	2	8	0	0	20	5	.333	.358	.458	.816
2008		153	594	540	87	163	22	5	8	219	46	8	2	4	1	47	2	2	60	19	.302	.359	.406	.765
2009		153	586	532	85	161	34	1	4	209	35	2	2	1	1	52	2	0	69	4	.303	.364	.393	.757
2010		137	529	476	66	126	18	1	5	161	42	5	3	2	4	43	2	4	64	7	.265	.328	.338	.667
2011		117	400	367	34	104	19	0	2	129	38	0	2	1	3	27	3	2	50	10	.283	.333	.351	.685
2012		107	304	272	37	75	14	4	1	100	28	1	1	3	2	27	2	0	50	6	.276	.339	.368	.707
2013	LAD	125	356	319	31	84	16	0	2	106	30	2	2	3	0	28	0	5	54	11	.263	.332	.332	.665
2014	CIN	83	271	247	22	58	12	0	2	76	22	2	1	3	2	18	0	1	50	3	.235	.287	.308	.595
2015	CIN	131	268	244	23	59	20	0	1	82	21	2	2	0	1	23	2	0	51	7	.242	.306	.336	.642
MLB：11年		1149	3582	3252	416	905	169	13	28	1184	284	26	17	19	16	280	14	14	476	73	.278	.337	.364	.701

年度別投手成績

年度	球団	登板	勝率	打者	投球回	被安打	被本塁打	与四球	奪三振	失点	自責点	防御率	W H I P
2011	STL	1	----	5	1.0	1	1	1	2	2	2	18.00	2.00
2013	LAD	2	----	12	2.0	3	0	3	1	0	0	0.00	3.00
2014	CIN	1	----	4	1.0	0	0	1	0	0	0	0.00	1.00
MLB：3年		4	----	21	4.0	4	1	5	3	2	2	4.50	2.25

年度別守備成績

投手守備

年度	球団	投手（P）
年度	球団	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率
2011	STL	1	0	0	0	0	----
2013	LAD	2	0	0	0	0	----
2014	CIN	1	0	0	0	0	----
MLB		4	0	0	0	0	----

二塁守備

年度	球団	二塁（2B）
年度	球団	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率
2009	STL	133	188	347	9	80	.983
2010		123	210	359	16	76	.973
2011		95	139	251	7	47	.982
2012		61	101	143	4	35	.984
2013	LAD	44	85	79	5	25	.970
2014	CIN	19	28	39	3	7	.957
2015	CIN	12	2	19	0	4	1.000
MLB		487	753	1237	44	274	.978

外野守備

年度	球団	左翼（LF）						中堅（CF）						右翼（RF）
年度	球団	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率
2005	STL	14	6	0	0	0	1.000	4	4	0	0	0	1.000	7	3	0	0	0	1.000
2006		13	13	0	0	0	1.000	5	10	0	0	0	1.000	9	4	0	0	0	1.000
2007		23	20	0	1	0	.952	15	20	1	0	0	1.000	26	24	0	1	0	.960
2008		56	85	4	1	0	.989	79	136	5	1	2	.993	33	64	1	1	1	.985
2009		39	16	0	1	0	.941	6	8	0	0	0	1.000	11	5	0	0	0	1.000
2010		4	2	0	0	0	1.000	1	0	0	0	0	----	12	16	4	0	1	1.000
2011		6	1	0	0	0	1.000	5	2	0	0	0	1.000	31	19	1	1	0	.952
2012		1	1	0	0	0	1.000	15	27	1	0	0	1.000	10	8	0	0	0	1.000
2013	LAD	35	24	0	0	0	1.000	29	39	1	2	1	.952	18	17	0	0	0	1.000
2014	CIN	33	38	0	0	0	1.000	8	10	0	0	0	1.000	13	23	3	1	1	.963
2015	CIN	40	61	3	4	1	.941	2	2	0	0	0	1.000	4	2	0	0	0	1.000
MLB		264	267	7	7	1	.975	169	258	8	3	3	.989	174	185	9	4	3	.980

背番号

55（2005年 - 2012年、2013年途中 - 同年終了、2015年）
3（2013年 - 同年途中）
25（2014年）
5（2018年）
56（2019年 - 2021）

記録

ダリル・カイル賞：1回（2009年（英語版））^[4]
1試合6安打：1回（2008年7月26日）^[2]
ワールドシリーズ優勝：1回（2011年）

脚注

^ “Skip Schumaker 2007 Batting Splits”. Baseball-Reference.com. 2022年1月15日閲覧。
^ ^a ^b Matthew Leach (2008年7月27日). “Schumaker snares rare Redbird feat” (英語). MLB.com. 2010年5月5日閲覧。
^ Jim Salter (2009年2月9日). “Cardinals release second baseman Adam Kennedy” (英語). USA Today. 2010年5月5日閲覧。
^ ^a ^b “Darryl Kile Award”. en:Baseball Almanac. 2022年1月15日閲覧。
^ ST. LOUIS (AP) (2010年2月8日). “Schumaker avoids arbitration, agrees to 2-year deal with Cardinals” (英語). USA Today. 2010年5月5日閲覧。
^ “St. Louis Cardinals Uniform Numbers”. Baseball-Reference.com. 2022年1月15日閲覧。
^ Dodgers Acquire Skip Schumaker From Cardinals MLBTradeRumors.com
^ Schumaker set to join Reds on two-year pact MLB.com
^ “Transactions | reds.com” (英語). MLB.com. (2015年11月2日). http://m.reds.mlb.com/roster/transactions/2015/11 2015年11月3日閲覧。
^ Carlos Collazo (2016年6月29日). “Schumaker joins Padres in front-office role” (英語). MLB.com. https://www.mlb.com/news/skip-schumaker-joins-padres-front-office/c-186928598 2017年12月11日閲覧。
^ AJ Cassavell (2017年10月28日). “Source: Schumaker promoted to first-base coach” (英語). MLB.com. https://www.mlb.com/news/padres-tap-skip-schumaker-as-first-base-coach/c-259948964 2017年12月11日閲覧。
^ Connor Byrne (2019年12月5日). “Padres Finalize Coaching Staff” (英語). MLB Trade Rumors. 2019年12月7日閲覧。
^ “Skip Schumaker named Cardinals bench coach”. MLB.com (2021年11月16日). 2022年1月15日閲覧。

外部リンク

ウィキメディア・コモンズには、スキップ・シューマッカーに関連するカテゴリがあります。

選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)

表話編歴マイアミ・マーリンズロースター
投手	22 サンディ・アルカンタラ（故障者リスト） 37 アンソニー・ベンダー 31 ワスカル・ブラゾバン 27 エドワード・カブレラ（故障者リスト） 84 J.T.シャギワ（故障者リスト） 51 デクラン・クローニン（英語版） 53 カルビン・フォーシェイ 29 ブラクストン・ギャレット -- 高佑錫 78 ブライアン・ホーイング（故障者リスト） 44 ヘスス・ルサルド 52 アンソニー・マルドナード 23 マックス・マイヤー 71 ロデリー・ムニョス（英語版） 43 アンドリュー・ナーディ 39 エウリー・ペレス（故障者リスト） 35 A.J.パック 67 エマヌエル・ラミレス（英語版） 28 トレバー・ロジャース 45 シクスト・サンチェス 66 タナー・スコット 65 ジョシュ・シンプソン（英語版）（故障者リスト） 20 バーチ・スミス 62 ジョージ・ソリアーノ（英語版） 68 イーライ・ビヤロボス（英語版） 60 ライアン・ウェザース
捕手	25 クリスチャン・ベタンコート 4 ニック・フォーテス 89 ジョニー・ペレダ（英語版）
内野手	7 ティム・アンダーソン（故障者リスト） 9 ジョシュ・ベル 41 ジョナ・ブライド 36 ジェイク・バーガー 63 ゼイビア・エドワーズ（故障者リスト） 59 トリスタン・グレイ（英語版） 61 オット・ロペス 15 エマヌエル・リベラ
外野手	17 ビダル・ブルハーン 2 ジャズ・チザム・ジュニア 14 ブライアン・デラクルーズ 24 アビサイル・ガルシア（故障者リスト） 1 ニック・ゴードン 64 ビクトル・メサ・ジュニア 54 デーン・マイヤーズ 12 ヘスス・サンチェス
監督・コーチ	55 スキップ・シューマッカー（監督） 40 ルイス・ウルエタ（英語版）（ベンチコーチ） 57 ジョン・メイブリー（打撃コーチ） 46 ジェイソン・ハート（英語版）（打撃コーチ補佐） 32 ビル・ミラー（打撃コーチ補佐） 30 メル・ストットルマイヤー（投手コーチ） 11 ジョン・ジェイ（一塁コーチ） 33 ジョディ・リード（英語版）（三塁コーチ） 21 ウェリントン・セペダ（英語版）（ブルペンコーチ） 81 グリフィン・ベネディクト（クオリティ・アシュアランスコーチ） 50 ロッド・バラハス（フィールドコーディネイター）
公式サイト（英語）より　40人ロースター　監督・コーチ一覧　2024年5月13日更新

メジャーリーグベースボール各球団の監督

アメリカン
リーグ

東地区	ブランドン・ハイド (BAL) アレックス・コーラ (BOS) アーロン・ブーン (NYY) ケビン・キャッシュ (TB) ジョン・シュナイダー (TOR)
中地区	ペドロ・グリフォル (CWS) スティーブン・ボート (CLE) A.J.ヒンチ (DET) マット・クアトラーロ (KC) ロッコ・バルデッリ (MIN)
西地区	ジョー・エスパーダ (HOU) ロン・ワシントン (LAA) マーク・コッツェイ (OAK) スコット・サーバイス (SEA) ブルース・ボウチー (TEX)

ナショナル
リーグ

東地区	ブライアン・スニッカー (ATL) スキップ・シューマッカー (MIA) カルロス・メンドーサ (NYM) ロブ・トムソン (PHI) デーブ・マルティネス (WSH)
中地区	クレイグ・カウンセル (CHC) デビッド・ベル (CIN) パット・マーフィー (MIL) デレク・シェルトン (PIT) オリバー・マーモル (STL)
西地区	トーリ・ロブロ (ARI) バド・ブラック (COL) デーブ・ロバーツ (LAD) マイク・シルト (SD) ボブ・メルビン (SF)

表話編歴マイアミ・マーリンズ歴代監督
レネ・ラッチマン 1993-1996 クッキー・ロハス 1996 ジョン・ボールズ 1996 ジム・リーランド 1997-1998 ジョン・ボールズ 1999-2001 トニー・ペレス 2001 ジェフ・トーボーグ 2002-2003 ジャック・マキーオン 2003-2005 ジョー・ジラルディ 2006 フレディ・ゴンザレス 2007-2010 エドウィン・ロドリゲス 2010-2011 ブランドン・ハイド 2011 ジャック・マキーオン 2011 オジー・ギーエン 2012 マイク・レドモンド 2013-2015 ダン・ジェニングス 2015 ドン・マッティングリー 2016-2022 スキップ・シューマッカー 2023-

マイアミ・マーリンズ歴代監督