ドンキーコングJR.

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曖昧さ回避 ドンキーコング2」はこの項目へ転送されています。スーパードンキーコングシリーズ2作目のアクションゲームについては「スーパードンキーコング2」をご覧ください。
ドンキーコングシリーズ > ドンキーコングJR.
ドンキーコングJR.
Donkey Kong Jr.
ジャンル 固定画面アクション
対応機種 アーケード (AC)
開発元 任天堂
岩崎技研工業[1]
運営元 任天堂レジャーシステム
プロデューサー 横井軍平
岡田智
ディレクター 宮本茂
音楽 兼岡行男
美術 宮本茂
坂本賀勇
シリーズ ドンキーコングシリーズ
人数 1 - 2人(交互プレイ)
メディア 業務用基板
(44.75キロバイト
稼働時期 日本 198206301982年6月30日
アメリカ合衆国 198206301982年6月30日
ヨーロッパ 1982年
発売日一覧
  • A26
    ヨーロッパ 1982年
    IV,CV
    アメリカ合衆国 1983年
    FC
    日本 198307151983年7月15日
    ヨーロッパ 198706151987年6月15日
    BBC
    ヨーロッパ 1984年
    FCD
    日本 198807191988年7月19日
    NES
    ヨーロッパ 198908101989年8月10日
    カードe
    アメリカ合衆国 200209162002年9月16日
    Wii
    日本 200612022006年12月2日
    アメリカ合衆国 200612042006年12月4日
    ヨーロッパ 200612222006年12月22日
    3DS
    日本 201204182012年4月18日
    アメリカ合衆国 201206142012年6月14日
    ヨーロッパ 201208232012年8月23日
    Wii U
    ヨーロッパ 201304272013年4月27日
    日本 201307152013年7月15日
    Switch
    日本 201812212018年12月21日
対象年齢 日本 CEROA(全年齢対象)
アメリカ合衆国 ESRB:E(6歳以上)
ヨーロッパ PEGI3
デバイス 4方向レバー
1ボタン
CPU Z80 (@ 3.072 MHz)
サウンド I8035 (@ 400 kHz)
DAC
ディスクリート
ディスプレイ ラスタースキャン
縦モニター
256×224ピクセル
60.61Hz
パレット521色
テンプレートを表示

ドンキーコングJR.』(ドンキーコングジュニア、DONKEY KONG JR.)は、1982年に稼働した任天堂アーケードゲーム。なお、アーケード版と一部の海外版では『DONKEY KONG JUNIOR』と表記されている。

概要

マリオによって檻に幽閉されたドンキーコング[2]を、息子のドンキーコングジュニア[3]が助けに向かう、一画面固定アクションゲーム。

ゲーム内容

4面を1周として構成されており、4面をクリアすると難易度が上がった1面からまた始まるループ制。

ジャンプがメインの前作と異なり、ツルを上り下りするアクションが特徴的。ツルを上るときは2本のツルを両手でつかむことで速く上昇し、下りるときは1本のツルにしがみつくことで一気に下降することができる。ジュニアの唯一の武器となるステージの各所に配置されている果物を、上手く使って攻略していく。4面は鍵を押し上げてパパコングの閉じ込められた檻を開けるステージになっている。

ミスになると、目玉が左右交互に大きくなり、両手をバタバタさせながら絶叫する。その後、左目のみ大きくなり両手を平行にしたまま画面下へ落下しフェードアウトする(落下しない場合がある)。

前作と同様にレベル22はボーナスポイントが400(4カウント分)減っただけでミスとなる。

登場キャラクター

ジュニア
主人公(プレイヤーキャラクター)。前作の悪役であったドンキーコングの息子。
パパ / ドンキーコング
本作での救出対象であり、前作でのレディ(ポリーン)の役目にあたる。
マリオ
前作の主人公で、本作の悪役。今作から個人名が付けられた。常にを持っており、鞭を叩いて敵キャラクターをジュニアに突撃させる。
アーケード版では2人のマリオがドンキーコングを搬送する開始デモが存在する。このうちの片方が後のルイージなのかは明言されていない。マリオが悪役をやっているゲームは後にも先にも本作が唯一。
スナップジョー
1面と4面の敵キャラクター。赤色もしくは青色[4]の機械ワニ
後に『スーパードンキーコング2』で同名の敵キャラクターが登場しているが、本作のものとは無関係である。
ニットピッカー
2面と4面の敵キャラクター。2面ではワシの姿で、飛行する際にを投下する。4面ではカラスの姿で登場。
スパーク
3面の敵キャラクター。オレンジ色もしくは青色の電気物体で、それぞれ姿が異なる。

移植版

No. タイトル 発売日 対応機種 開発元 発売元 メディア 型式 売上本数 備考
1 DONKEY KONG JUNIOR ヨーロッパ 1982年
Atari 2600 コレコ コレコ ロムカセット - -
2 DONKEY KONG JUNIOR アメリカ合衆国 1983年
インテレビジョン
コレコビジョン
コレコ コレコ ロムカセット - -
3 ドンキーコングJR. 日本 198307151983年7月15日
ヨーロッパ 198706151987年6月15日
ファミリーコンピュータ 任天堂開発第二部
SRD
任天堂 192キロビットロムカセット[5] 日本 HVC-JR
ヨーロッパ NES-JR-EEC
世界 111万本[6]
4 DONKEY KONG JUNIOR ヨーロッパ 1984年
BBC Micro - - - - -
5 ドンキーコングJR. 日本 198807191988年7月19日
ディスクシステム 任天堂
SRD
任天堂 ディスクカード FMC-JRD -
6 Donkey Kong Classics ヨーロッパ 198908101989年8月10日
NES 任天堂
SRD
任天堂 ロムカセット NES-DJ-EEC -
7 DONKEY KONG JUNIOR アメリカ合衆国 200209162002年9月16日
カードe - 任天堂 カード - -
8 ドンキーコングJR. 日本 200612022006年12月2日
アメリカ合衆国 200612042006年12月4日
ヨーロッパ 200612222006年12月22日
Wii - 任天堂 ダウンロード
バーチャルコンソール
日本 FABJ
アメリカ合衆国 FABE
ヨーロッパ FABP
- ファミリーコンピュータ版の移植
9 ドンキーコングJR. 日本 201204182012年4月18日
アメリカ合衆国 201206142012年6月14日
ヨーロッパ 201208232012年8月23日
ニンテンドー3DS - 任天堂 ダウンロード
(バーチャルコンソール)
日本 TAKJ
アメリカ合衆国 TAKE
ヨーロッパ TAKP
- ファミリーコンピュータ版の移植
10 ドンキーコングJR. ヨーロッパ 201304272013年4月27日
日本 201307152013年7月15日
Wii U - 任天堂 ダウンロード
(バーチャルコンソール)
日本 FAWJ
アメリカ合衆国 FAWE
ヨーロッパ FAWP
- ファミリーコンピュータ版の移植
11 ドンキーコングJR. 日本 201812212018年12月21日
Nintendo Switch - ハムスター ダウンロード
アーケードアーカイブス
- - アーケード版の移植
12 ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online 日本 201905152019年5月15日
アメリカ合衆国 201905152019年5月15日
Nintendo Switch 任天堂 任天堂 ダウンロード - - ファミリーコンピュータ版の移植
コレコビジョン版
  • ファミコン版でいう1面、4面、1面、2面、4面の計5面で構成されている。
ファミリーコンピュータ版
  • どうぶつの森+』(2001年)、『どうぶつの森e+』(2003年)の「ファミコン家具」としても登場している。
  • ファミリーコンピュータへの移植の際に1面カットされた『ドンキーコング』とは異なり、本作品の移植版は削られることはなかった。但し、以下の部分がアーケード版と異なる。
    • デモ画面(搬送シーン)
    • 檻に閉じ込められているドンキーコングが両手足を動かる仕草が無く、また両手足に嵌められている手足枷が無い。
    • 1面で青のスナップジョーが水面に潜る際に生じる水しぶきが無い。
    • 2面でニットピッカーが投下する卵が地面に落ちる際、卵が真っ二つに割れるシーンが無い。
  • ファミリーコンピュータ版ドンキーコングではレベル133で残りタイムが400になり25mから先には進めなくなるが、本作品では9000になり、本来1000を切ってから流れるはずの残り時間警告音が最初から鳴り続ける。次のレベル134では初期タイムが"E800"と表示され、ここでも最初から時間警告音が鳴り続けるがクリアは可能。ところが、レベル134をクリアしてレベル135になるとフリーズしてしまい、リセットするしかなくなる。
C1同梱版

シャープより発売されていたファミコン内蔵テレビC1の同梱ソフト(非売品)。ロムのラベルには、

[1]ドンキーコングJR.
[2]JR.算数レッスン

と表記されている。

ドンキーコングJR.(1面と4面だけの2ステージ構成で難易度選択は無い)とドンキーコングJR.の算数遊びの一部(「+-×÷EXERCISE」に相当)が収録されている。

音楽

サウンドトラック

ファミコン・ミュージック1986年5月25日
G.M.O.レコードより発売されたアルバム内の一作品として収録されている。
ファミコン 20TH アニバーサリー オリジナル・サウンド・トラックス VOL.1(2004年1月7日
サイトロン・デジタルコンテンツより発売されたCD内の一作品として収録されている。

スタッフ

アーケード版
  • スタッフ:山本雅央、西澤健治、MASAYOSHI.O、H.HOSHINO
  • ゲームデザイン:宮本茂
  • グラフィックデザイン:宮本茂、坂本賀勇
  • プログラム:緒方旗生(岩崎技研工業)
  • サウンド・デザイン:兼岡行男、田中宏和
  • プロデューサー:横井軍平岡田智
  • エグゼクティブ・プロデューサー:山内溥
ファミリーコンピュータ版
  • エグゼクティブ・プロデューサー:山内溥
  • プロデューサー:上村雅之
  • プログラム:中郷俊彦
  • サウンド:兼岡行男、田中宏和

ゲーム&ウオッチ版

テーブルトップ版

本作は、ゲーム&ウオッチにも何度か移植されている。

ゲーム&ウオッチ版『ドンキーコングJR.』はアーケード版の1・2面をモチーフに、『ドンキーコング2』は3・4面をモチーフにしている。

以上のほかに、日本国外ではミニクラシックスでも発売された。

また、『ゲームボーイギャラリー3』には『JR.』と『2』が、『ゲームボーイギャラリー4』(GBA版は日本未発売、後にVC配信)には『JR.』がそれぞれ収録されている。

2009年8月19日よりニンテンドーDSiウェアとしてニューワイドスクリーンの移植版が配信されている。

脚注

  1. ^ “元任天堂・岡田 智氏の独立独歩 前編  “技術的に不可能”を覆したゲーム&ウオッチ「ビデオゲームの語り部たち」:第27部”. 4Gamer.net (2022年3月28日). 2023年2月9日閲覧。
  2. ^ 本作では主に「パパ」と表記されている。
  3. ^ 本作では「ジュニア」と表記されている。
  4. ^ 1面のみ登場。
  5. ^ 「5月10日号特別付録 ファミコンロムカセット オールカタログ」『ファミリーコンピュータMagazine』第7巻第9号、徳間書店、1991年5月10日、33頁。 
  6. ^ 2021CESAゲーム白書 (2021 CESA Games White Papers). コンピュータエンターテインメント協会. (2021). ISBN 978-4-902346-43-5 

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