ハリー・カラス

ハリー・カラス
Harry Kalas
ハリー・カラス
プロフィール
本名 Harold Norbert Kalas
愛称 Harry the K
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国イリノイ州ネイパービル
生年月日 (1936-03-24) 1936年3月24日
没年月日 (2009-04-13) 2009年4月13日(73歳没)
活動期間 1962年 - 2009年
ジャンル 野球中継
担当番組・活動
出演経歴 本文参照
アナウンサー: テンプレート - カテゴリ

ハリー・カラス(Harold Norbert "Harry" Kalas、1936年3月24日 - 2009年4月13日)は、メジャーリーグベースボールのスポーツアナウンサーフィラデルフィア・フィリーズの専属アナウンサーを長年務めて[1]2002年に実況放送関係者の『野球殿堂入り』にあたる、フォード・フリック賞を受賞した。

経歴

アメリカ合衆国イリノイ州ネイパービル出身。高校卒業後、アメリカ陸軍在籍中の1962年に、マイナーリーグのハワイ・アイランダースの試合実況を務めたのが始まりで、翌1963年にヒューストン・コルト45s(現ヒューストン・アストロズ)の実況アナウンサーとなった。

フィリーズの実況を担当するようになったのは1971年からで、選手を引退していたリッチー・アシュバーンとのコンビでの中継は27年間にも及んだ。

大きなホームランが出た時などに発する"outta here!"は、カラスの実況の決まり文句として有名で、フィリーズのファンからは"Harry the K"のニックネームで親しまれた。シチズンズ・バンク・パークのスコアボード下のレストランに、この名前が付けられている。

アシュバーン死後70歳を過ぎても中継に関わり、フィリーズが進出した1993年2008年のワールドシリーズを担当、2002年にはその功績をたたえ、スポーツアナウンサーの『殿堂入り』にあたるフォード・C・フリック賞が送られた。

野球中継以外では、NFLフィルムズの「インサイド・ザ・NFL」など数多くのナレーションを務めた[1]

また2005年から2009年にかけて、TV番組アニマルプラネットのコーナー「パピーボウル」のナレーションや、映画「レザーヘッド」(邦題:かけひきは、恋のはじまり)のコマーシャルのナレーションを行っている。

死去

2009年4月13日の、ワシントン・ナショナルズのホーム開幕戦(対フィリーズ)の中継を担当する予定だったカラスは、試合開始前の午後12:30頃に心臓発作を起こしシチズンズ・バンク・パークの記者席で倒れ[1]、収容されたジョージワシントン大学病院で亡くなった。前年2008年のワールドシリーズを制覇したフィリーズは、この死を受け4月14日に予定していたホワイトハウス訪問を延期した。

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c ““NFLの声”名ナレーターのカラス氏が死去、73歳”. NFL JAPAN (2009年4月14日). 2011年10月10日閲覧。

外部リンク

  • アメリカ野球殿堂 (英語)
  • 1978: メル・アレン & レッド・バーバー
  • 1979: ボブ・エルソン
  • 1980: ラス・ホッジス
  • 1981: アーニー・ハーウェル
  • 1982: ビン・スカリー
  • 1983: ジャック・ブリックハウス
  • 1984: カート・ガウディ
  • 1985: バック・キャネル
  • 1986: ボブ・プリンス
  • 1987: ジャック・バック
  • 1988: リンゼイ・ネルソン
  • 1989: ハリー・ケリー
  • 1990: バイ・サーム
  • 1991: ジョー・ガラジオーラ
  • 1992: ミロ・ハミルトン
  • 1993: チャック・トンプソン
  • 1994: ボブ・マーフィー
  • 1995: ボブ・ウォルフ
  • 1996: ハーブ・カーニール
  • 1997: ジミー・ダドリー
  • 1998: ハイメ・ハリン
  • 1999: アーク・マクドナルド
  • 2000: マーティー・ブレナマン
  • 2001: フェロ・ラミレス
  • 2002: ハリー・カラス
  • 2003: ボブ・ユッカー
  • 2004: ロン・シモンズ
  • 2005: ジェリー・コールマン
  • 2006: ジーン・エルストン
  • 2007: デニー・マシューズ
  • 2008: デイブ・ニーハウス
  • 2009: トニー・クーベック
  • 2010: ジョン・ミラー
  • 2011: デイブ・バンホーン
  • 2012: ティム・マッカーバー
  • 2013: トム・チーク
  • 2014: エリック・ナデル
  • 2015: ディック・エンバーグ
  • 2016: グラハム・マクナミー
  • 2017: ビル・キング
  • 2018: ボブ・コスタス
  • 2019: アル・ヘルファー
  • 2020: ケン・ハレルソン
  • 2021: アル・マイケルズ
  • 2022: ジャック・グラニー
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ワールドシリーズ敗退(6回)
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