マトル語

マトル語
話される国 ロシア
消滅時期 1839年
言語系統
方言
マトル方言
Taygi方言
Karagas方言
言語コード
ISO 639-3 mtm
Linguist List mtm
  ymt
Glottolog mato1250[1]
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マトル語(マトルご、Mator language)またはモトル語(モトルご、Motor language)は、ウラル語族サモエード語派に属す言語。1840年までに死語となった。シベリアサヤン山脈北部、モンゴルとの隣接地域で話された。マトル語の話者はエニセイ川流域のミヌシンスク東部からバイカル湖地域までの広い範囲で話された。3方言が記録されている。(マトル方言、Taygi方言、Karagas方言)

今日「マトル人」はコイバル人(ハカス人の5部族のうちの一)を指す。

マトル語はセルクプ語カマス語と共に南サモエード語群に括られる。しかしながら、これは地域的区分であって、サモエード語派内の系統関係に則した区分ではないと考えられている。

脚注

  1. ^ Hammarström, Harald; Forkel, Robert; Haspelmath, Martin et al., eds (2016). “Mator”. Glottolog 2.7. Jena: Max Planck Institute for the Science of Human History. http://glottolog.org/resource/languoid/id/mato1250 
  • Helimski, Eugen. 1997. Die Matorische Sprache: Wörterbuch – Grundzüge der Grammatik – Sprachgeschichte.

外部リンク

  • Mator–English glossary


太字で強調された言語は10万人以上の話者がいるもの。†印付きの言語は既に死語となっているもの。
祖語
サモエード語派
北部サモエード語群
南部サモエード語群
フィン・ウゴル語派
ウゴル諸語
ペルム諸語
ボルガ・フィン諸語
サーミ諸語
バルト・フィン諸語
特徴
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