リトル・ジョー2号

曖昧さ回避 アポロ計画で使用された発射機については「リトル・ジョーII」をご覧ください。
リトル・ジョー2号
リトル・ジョー2号の発射
任務種別緊急脱出用ロケット発射試験
運用者NASA
任務期間11分6秒
飛行距離312キロメートル
遠地点85キロメートル
特性
宇宙機種別マーキュリー宇宙船実物大模型
製造者マクドネル・エアクラフト
打ち上げ時重量1,007キログラム
任務開始
打ち上げ日1959年12月4日 16:20UTC
ロケットリトル・ジョー
打上げ場所ワロップス飛行施設 LA-1発射台
任務終了
着陸日1959年12月4日 16:31UTC
マーキュリー計画
緊急脱出試験

リトル・ジョー2号(リトル・ジョー2ごう、: Little Joe 2)は、マーキュリー宇宙船の開発のために行われた飛行試験である。宇宙空間で人間にかかる様々な負担を調べるため、アカゲザルサム (SAM) を機体に乗せ、宇宙の一歩手前まで送った。

リトル・ジョー2号に乗せられる、宇宙に行った動物の中の一頭であるサム

機体は1959年12月4日、米東部標準時11:15にアメリカ合衆国バージニア州ワロップス島から発射され、高度88キロメートルに到達した。搭載されていた猿のサムは駆逐艦USSボーリー (USS Borie) によって大西洋上で無事回収された。サムは宇宙に行った動物の中の一頭であり、サン・アントニオの航空医学学校 (School of Aviation Medicine) から送られたもので、名前は同校の頭文字からつけられた。

飛行に使用されたマーキュリー宇宙船の実物大模型は、現在はバージニア州ハンプトンの空軍公園博物館に展示されている[1]

脚注

  1. ^ “Mercury Little Joe 2 spacecraft display page on A Field Guide to American Spacecraft website=”. 2017年11月22日閲覧。

パブリックドメイン この記事にはパブリックドメインである、アメリカ合衆国連邦政府のウェブサイトもしくは文書本文を含む。

関連項目

全般
Mercury program capsule
Mercury program capsule
ミッション
有人
  • 弾道 : フリーダム7
  • リバティー・ベル7
    地球周回軌道 : フレンドシップ7
  • オーロラ7
  • シグマ7
  • フェイス7
    中止 : マーキュリー・アトラス10号(英語版)
無人
動物
  • サム
  • ミス・サム
    弾道 : ハム
    地球周回軌道 : エノス (チンパンジー)(英語版)
宇宙飛行士
全般
宇宙飛行士
(飛行順)
装備
派生した計画
企業
ロケット
  • アトラス LV-3B(英語版)
  • レッドストーン・ロケット(英語版)
  • RM-90 ブルー・スカウト II(英語版)
  • リトル・ジョー
  • PGM-19 ジュピター (proposed)
打ち上げ施設
や管制施設
関連計画
アメリカ
ソ連
その他
  • Manned Space Flight Network(英語版)
  • マーキュリー13 (NASAでは無いがマーキュリー計画に触発されたプロジェクト)
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