リューシマケー

リューシマケー古希: Λυσιμάχη, Lȳsimachē, : Lysimache)は、ギリシア神話の女性である。長母音を省略してリュシマケとも表記される。主に、

の2人が知られている。以下に説明する。

アバースの娘

このリューシマケーは、アルゴスの王メラムプースの子アバースの娘である。タラオスと結婚し、5人の息子アドラーストス(後にアルゴス王)、パルテノパイオスプローナクスメーキステウスアリストマコスと、1人の娘エリピューレーを生んだ。彼女の息子たちは後にテーバイ攻めの七将として、テーバイ遠征軍の将となった[1]。またエリピューレーは予言者アムピアラーオスと結婚したが[1]、夫の死と後の悲劇の原因を作った[2]

プリアモスの娘

このリューシマケーは、トローイアの王プリアモスの娘である。50人いたとされるプリアムスの子供の1人ではあるが、ヘカベーの子に含まれておらず、母の名前は伝わっていない[3]

脚注

  1. ^ a b アポロドーロス、1巻9・13。
  2. ^ アポロドーロス、3巻6・2以下。
  3. ^ アポロドーロス、3巻12・5。

参考文献

神々
オリュンポス神
オリュンポス
十二神
下位神
ティーターン
ティーターン
十二神
後裔の神々
原初の神々
海洋の神々
河川の神々
ポタモイ
冥界の神々
クトニオス
その他の神々
ニュンペー
オーケアニス
ネーレーイス
ナーイアス
プレイアス
ヘスペリス
その他
怪物
英雄
出来事
アイテム
神殿
原典
芸術
関連項目
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