後楽橋

後楽橋
小石川橋より。中央の緑色の橋が後楽橋で、その後方でシートに覆われているのは後楽園ブリッジ(補修作業中)。右側に分かれるのは日本橋川。橋手前で右側から川に突き出している建物は三崎町中継所の積込設備。
基本情報
日本の旗 日本
所在地 東京都千代田区文京区
交差物件 神田川
建設 1927年11月2日
座標 北緯35度42分9.2秒 東経139度45分6.7秒 / 北緯35.702556度 東経139.751861度 / 35.702556; 139.751861
構造諸元
形式 上路式アーチ橋
材料
全長 21m
22.56m
関連項目
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式
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後楽橋(こうらくばし)は、東京都千代田区文京区の間を流れる神田川に架かる橋である。右岸(南側)が千代田区神田三崎町二・三丁目、左岸は文京区後楽一丁目となる。

歴史

関東大震災の復興橋の一つとして、1927年昭和2年)11月2日に架設された[1]。緑色に塗装された鋼製のアーチ橋で、石造りの親柱を持つ。橋の名称は、北側にある小石川後楽園から採られている[2]1964年には、東隣に歩行者専用の後楽園ブリッジが架けられた[3]

周辺

橋の左岸(北側)は、東西に走る外堀通りと、南に延びる水道橋西通りとのT字路の後楽橋交差点であり、本橋は水道橋西通りを通す。南側にはJR中央・総武緩行線水道橋駅西口があり、北側は東京ドーム後楽園ホールウインズ後楽園などがある東京ドームシティが広がる。催事開催日を中心に人通りは多い。後楽橋を渡った先は外堀通りと平面交差しているのに対し、後楽園ブリッジは水道橋駅前から外堀通りの上を越え、東京ドームシティの「黄色いビル」に直結する。上流側の小石川橋との間で日本橋川が分岐する。この分流点と後楽橋の間には千代田清掃事務所三崎町中継所があり、千代田区と文京区で出される不燃ごみがに積み込まれて、神田川を通って臨海部の処理センターまで水上輸送される[4]。左岸上流側には、芳文社の本社ビルが隣接する。

隣接する橋

  • 神田川

(上流側) - 小石川橋 - (日本橋川分流点) - 後楽橋・後楽園ブリッジ - 水道橋 - (下流側)

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ “千代田の橋 後楽橋”. 千代田区観光協会. 2015年4月12日閲覧。
  2. ^ 千代田区景観まちづくり重要物件42 後楽橋 (PDF)
  3. ^ 橋ガール#02 後楽園ブリッジ(三井住友建設
  4. ^ .知られざる水運の力 ―ごみ運搬船から見えるもの―(日本大学文理学部社会学科)
神田川の橋

(上流) - 和田見橋 - 富士見橋 - 高砂橋 - 寿橋 - 本郷橋 - 柳橋 - 千代田橋 - 氷川橋 - 中野新橋 - 桜橋 - 花見橋 - 月見橋 - 中ノ橋 - 皐月橋 - 桔梗橋 - 東郷橋 - 長者橋 - 宝橋 - 菖蒲橋 - 相生橋 - 豊水橋 - 淀橋 - 栄橋 - 伏見橋 - 末広橋 - 柏橋 - 新開橋 - 万亀橋 - JR中央線鉄橋 - 大東橋 - 南小滝橋 - 亀齢橋 - 小滝橋 - 久保前橋 - せせらぎ橋 - 新堀橋 - 瀧澤橋 - 落合橋 - 宮田橋 - 田島橋 - 清水川橋 - JR山手線高田馬場駅~目白駅間鉄橋 - 西武新宿線高田馬場駅~下落合駅間鉄橋 - 神高橋 - 高塚橋 - 戸田平橋 - 源水橋 - 高田橋 - 高戸橋 - 曙橋 - 面影橋 - 三島橋 - 仲之橋 - 豊橋 - 駒塚橋 - 大滝橋 - 一休橋 - 江戸川橋 - 華水橋 - 掃部橋 - 古川橋 - 石切橋 - 西江戸川橋 - 小桜橋 - 中之橋 - 新白鳥橋 - 白鳥橋 - 新隆慶橋 - 隆慶橋 - 船河原橋 - 小石川橋 - 後楽橋 - 後楽園ブリッジ - 水道橋 (神田川) - お茶の水橋 - 聖橋 - 神田川橋梁 (東京メトロ丸ノ内線) - 神田川橋梁 (総武本線) - 昌平橋 - 万世橋 - JR各線秋葉原駅~神田駅間鉄橋 - 神田ふれあい橋 - 和泉橋 - 美倉橋 - 左衛門橋 - 浅草橋 - 柳橋 (神田川) - (隅田川へ合流)

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