白馬岳

白馬岳
丸山から望む白馬岳と山小屋(夏)
丸山から望む白馬岳と山小屋(夏)
標高 2,932.24[1] m
所在地 日本の旗 日本
長野県北安曇郡白馬村
富山県黒部市下新川郡朝日町[2]
位置 北緯36度45分31秒 東経137度45分31秒 / 北緯36.75861度 東経137.75861度 / 36.75861; 137.75861座標: 北緯36度45分31秒 東経137度45分31秒 / 北緯36.75861度 東経137.75861度 / 36.75861; 137.75861
山系 飛騨山脈後立山連峰
種類 褶曲隆起
初登頂 1883年(北安曇郡長ら)[出 1]
白馬岳の位置(富山県内)
白馬岳
白馬岳 (富山県)
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白馬岳の位置(長野県内)
白馬岳
白馬岳 (長野県)
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白馬岳の位置(日本内)
白馬岳
白馬岳 (日本)
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プロジェクト 山
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白馬岳(右)と高山植物小蓮華山方面より)

白馬岳(しろうまだけ、はくばだけ)は、飛騨山脈(北アルプス)北部の後立山連峰にある標高2,932 m長野県富山県とにまたがり、中部山岳国立公園[3]内にある。

概要

白馬岳は杓子岳白馬鑓ヶ岳とともに白馬三山と呼ばれている[4]。南に続く後立山連峰の山々とともに、南北に伸びる稜線の両側の傾斜が著しく異なる非対称山稜が発達している特徴的な山容を持つ[注釈 1]。山頂を含む南北700 mの地帯は県境が設定されていない。山頂には一等三角点があり[1]一等三角点百名山に選定されている[出 2]

東側の谷筋には冬季の膨大な積雪と周囲の山塊からの雪崩が集積した日本最大の雪渓である白馬大雪渓がある。雪渓の上部は夏期には日本有数の高山植物のお花畑が広がる。白馬大雪渓は日本三大雪渓のひとつとして有名[5]日本百名山[出 3]新日本百名山[出 4]花の百名山[出 5]及び新・花の百名山[出 6]に選定されている。

鑓ヶ岳中腹の標高2,100 m地点には、日本有数の高所にある温泉である白馬鑓温泉があり、白馬大池の北麓には蓮華温泉がある。

雪渓、お花畑、岩場、山の温泉と様々に楽しめる要素があり、交通の便も比較的良いことから、夏季にはたくさんの登山者が訪れて混雑する。夏期の登山者の大半は大雪渓を経由して登るため、夏休みの時期には大雪渓上は長蛇の列となることが多い。

なお、白馬岳山頂は日本郵便から交通困難地に指定されており、通年にわたり地外から当地宛の郵便物を送ることができない[6]

人間とのかかわり

山名の由来

山名の由来となった6月頃に現れる代掻き馬の黒い岩肌

江戸時代の中期頃までは信州側では「西岳」や「西山」と呼ばれ、越中越後では白馬岳・小蓮華山・白馬乗鞍岳をの花に見えることから「大蓮華岳(山)」と呼ばれていた[出 11][出 18]。今でも北に連なり新潟県の最高峰である小蓮華山や蓮華温泉にその名残が見られる。また西側の越中では上駒ヶ嶽と呼んでいた。これに対する下駒ヶ嶽が北に存在している。 「しろうま岳」の名前の由来は春になると雪解けで岩が露出し黒い「代掻き馬」の雪形が現れることから、「代掻き馬」→「代馬」→「しろうま」となったものである[4]。つまり本来の表記は黒い「代馬岳」であったわけである。

しかし、地元の山岳関係者からは、シロウマ説に異論が出てきており、東京中心の山岳史観に一石を投げかけている[9]

1883年(明治16年)に北安曇野郡長と大町小学校長渡辺敏ら登頂の際に、「白馬登山記」の表記を残している[出 7]1915年(大正4年)には陸地測量部による五万分の一の地形図に「代馬岳」ではなく「白馬岳」と記された。地元で「しろうま岳」が早くから「白馬岳」と記述されていたことによる表記の変更であることをうかがわせる。白馬岳の南に位置する杓子岳と鎚ヶ岳を併せた「白馬三山」の呼称もある[10]

環境

黒部川源流部と白馬岳(右上)

飛騨山脈(北アルプス)主稜線の北部に位置し、後立山連峰の最高峰である。

気候

北アルプスの北部に位置するこの山塊は雪も深く、夏期に入っても残雪の豊富なのが特徴である。5月の連休の頃には冬型の気圧配置もなくなり、春山の季節になる。しかし5月に、遅い雪のため大雪渓で大雪崩の出たことも近年[いつ?]あるので安心はできない。2012年の5月上旬には、猛烈な吹雪により、ベテラン登山家6名が遭難し全員が低体温症死亡する事故が発生した。遭難者の体の一部は厚さ10センチメートルほどの氷に覆われた氷漬けとなっていたという。

5〜6月は比較的天候は安定することが多いが、梅雨末期の7月中旬は雨の日が多く、雪解け水で沢は増水する。梅雨明けの7月下旬からは晴天に恵まれるが、午後の夕立の季節でもある。

夏とはいえ、稜線では朝晩は冷え込む。8月中旬を過ぎれば、山は秋の気配も深まる。9月は秋雨前線の冷たい雨が降るようになるが、秋の高気圧に覆われた時は爽やかな秋晴れに紅葉の美しい季節となる。10月になれば稜線は初雪に薄化粧され、体育の日前後でだいたい小屋も閉じる。一般の登山者もこの頃までで、山は急速に厳しい冬山に変わる[10]

周辺の山

白馬岳、杓子岳、鑓ヶ岳を併せて「白馬三山」という。

源流の河川

以下が主な源流の河川日本海へ流れる[出 19]

白馬岳からの眺望

植物相

タカネリンドウ(シロウマリンドウ)

山域では高山植物の固有種や希少種も多く、高山植物群落の規模も大きいため、日本を代表する高山植物帯・特殊岩石地(蛇紋岩、石灰岩)植物群落として、特別天然記念物「白馬連山高山植物帯」に指定されている。「高山植物の宝庫」と言われ、明治から植物学者による研究が行われ、昭和になって高橋秀男が345種あることを報告した[出 6]作家田中澄江は2度この山に登り、その著書で代表する花としてイワイチョウ、シロウマアサツキ、コマクサ、リンネソウなどを紹介した[出 5][出 6]。山の上部は森林限界ハイマツ帯でライチョウの生息地となっている。白馬では、コブシやオオヤマザクラ、ウメ、モモの木の花や、フクジュソウ、キクザキイチゲ、カタクリが競うように、ほとんど同時に花開く[10]

  • 「シロウマ」を冠する和名の種
10種以上のシロウマを冠する種が自生している[出 20][11][12]。シロウマアカバナ、シロウマイタチシダ、シロウマスゲ、シロウマチドリ、シロウマヒメスゲ、タカネリンドウ(シロウマリンドウ)は、白馬岳の固有種である[12]
一部の種は長野県、富山県、新潟県レッドリスト準絶滅危惧 絶滅危惧IA類(Critically Endangered, CR)、絶滅危惧IB類(Endangered, EN)、準絶滅危惧(Near Threatened, NT)に指定されている[13]
「シロウマ」を冠する和名の種一覧を表示するには、右の [表示] をクリックしてください
和名 学名 絶滅危惧分類
シロウマアカバナ・白馬赤花 Epilobium hornemannii var.shiroumense アカバナ属Epilobium アカバナ科・Onagraceae NT・長野県
シロウマアサツキ・白馬浅葱 Allium schoenoprasum var. orientale ネギ属Allium ユリ科・Liliaceae EN・長野県
シロウマアザミ・白馬薊 Cirsium nipponicum var. shiroumense アザミ属Cirsium キク科・Asteraceae CR・長野県
シロウマイタチシダ Dryopteris shiroumensis オシダ属・Dryopteris オシダ科・Dryopteridaceae EN・長野県
シロウマウスユキソウ・白馬薄雪草 ウスユキソウ属Leontopodium キク科・Asteraceae
シロウマエビラフジ・白馬箙藤 Vicia venosa ssp. cuspidata var. glabristyla ソラマメ属Vicia マメ科・Fabaceae EN・長野県
シロウマオウギ・白馬黄耆 Astragalus shiroumensis ゲンゲ属Astragalus マメ科・Fabaceae
シロウマオトギリ・白馬弟切 Hypericum asahinae Makino var. siroumense オトギリソウ属Hypericum オトギリソウ科・Clusiaceae
シロウマスゲ(アシボソスゲ)・白馬菅 Carex scita var. brevisquamata スゲ属Carex カヤツリグサ科・Cyperaceae NT・長野県
シロウマゼキショウ(タカネイ)・白馬石菖 Juncus triglumis イグサ属・Juncus イグサ科・Juncaceae CR・長野県
シロウマタンポポ・白馬蒲公英 Taraxacum alpicola var. shiroumense Kitam タンポポ属Taraxacum キク科・Asteraceae
シロウマチドリ・白馬千鳥 Platanthera hyperborea ツレサギソウ属Platanthera ラン科・Orchidaceae EN・長野県
シロウマツガザクラ・白馬栂桜 Phyllodoce hybrida ツガザクラ属Phyllodoce ツツジ科・Ericaceae
シロウマナズナ・白馬薺 Draba shiroumana イヌナズナ属・Draba アブラナ科・Brassicaceae EN・長野県
シロウマノガリヤス・白馬野刈安 Calamagrostis fauriei var. intermedia ノガリヤス属・Calamagrostis イネ科・Poaceae
シロウマヒメスゲ(ヌイオスゲ)・白馬姫菅 Carex vanheurckii スゲ属・Carex カヤツリグサ科・Cyperaceae
シロウマフウロ・白馬風露(白山風露) Geranium yesoemse var. nipponicum フウロソウ属Geranium フウロソウ科・Geraniaceae
シロウマヨモギ・白馬蓬(高嶺蓬) Artemisia sinanensis ヨモギ属Artemisia キク科・Asteraceae
シロウマリンドウ・白馬竜胆 Calamagrostis fauriei var. intermedia リンドウ属Gentiana リンドウ科・Gentianaceae CR・長野県
シロウマレイジンソウ・白馬伶人草 トリカブト属Aconitum キンポウゲ科・Ranunculaceae
ウルップソウとミヤマシオガマ
主な高山植物

雪解け後順次、以下の非常に多くの高山植物が見られ、白馬大雪渓上部の葱平(ねぶかっぴら)ではシロウマアサツキが多く見られる[出 21][出 22]

登山

登山道

大雪渓を行く登山者

白馬岳の登山道開拓は松沢貞逸の功績が大きく、白馬岳の開山祭は「貞逸祭」として開催されている[4]。各方面からの以下の登山道がある[出 19][出 23]

JR白馬駅 - 猿倉からのルート
  • (大雪渓ルート)白馬岳への最もポピュラーなコースで、入山者も圧倒的に多い。一般的には、猿倉までバスで入ることになる。乗車時間は30分ほどで、シーズンには登山者の数に応じて臨時便を運行するなどの対応をしている[10]。駅前では四本爪アイゼンも借りられる。猿倉では、樹林帯の中に猿倉荘がある[5]。八方- 猿倉 - 白馬尻 - 白馬大雪渓 - 白馬岳(所要時間 上り 7時間、下り 5時間)[14]
  • (白馬鑓温泉ルート)八方 - 猿倉 - 白馬鑓温泉 - 鑓ヶ岳 - 白馬岳
JR平岩駅 - 蓮華温泉からのルート
  • 蓮華温泉 - 白馬大池 - 小蓮華山 - 白馬岳(所要時間 上り 6時間30分、下り 5時間40分)
  • 蓮華温泉 - 三国境 - 白馬岳
JR白馬大池駅 - 栂池高原からのルート
  • (栂池自然公園ルート)栂池高原 - 栂池自然公園 - 天狗原 - 白馬大池 - 小蓮華山 - 白馬岳(所要時間 上り 7時間、下り: 4時間55分)白馬駅から落倉経由と白馬大池駅経由で栂池高原まで、通年運行のバスがある。今まではここからバスやタクシーで栂池自然園まで入っていたが、自動車の乗り入れは禁止され、ゴンドラとロープウェイを乗り継いで行く。夏でも始発7時、下りが終発17時[10]
  • (白馬乗鞍岳ルート)栂池 - 白馬乗鞍岳 - 白馬大池 - 小蓮華山 - 白馬岳
欅平駅(黒部峡谷鉄道)からのルート
欅平駅-祖母谷温泉 - 清水岳 - 白馬岳
後立山連峰縦走
  • (北側の主稜線からのルート)朝日岳方面より - 朝日岳 - 雪倉岳 - 白馬岳
  • (南側の主稜線からのルート)針ノ木岳・唐松岳方面より - 唐松岳 - 白馬槍ヶ岳 - 杓子岳 - 白馬岳

周辺の山小屋

2大チェーンによる大規模な山小屋経営が行われている。白馬山荘をはじめとする白馬連峰一帯の山小屋を経営している株式会社白馬館は、1890年明治23年)に現在の白馬駅前にあたる場所に登山者向けの旅館「山木旅館」を建設し、1916年大正5年)には「白馬館」と改名した。また、1906年(明治39年)には現在の白馬山荘の位置に山小屋「頂上小屋」を設置し、1915年(大正4年)には「白馬山頂小屋」と改名している。1908年(明治41年)には白馬尻小屋を設置した。この小屋は降雪地帯の白馬大雪渓の下部に位置するため、阿曽原温泉小屋白馬鑓温泉小屋などと同様に毎年登山シーズン終了時の秋に小屋を解体し、夏季のシーズン前に除雪し再組立てを行っている。

  • 白馬山荘グループの白馬鑓温泉小屋、白馬大池山荘、白馬尻テント場の各テント場は完全予約制である[15]。また、村営白馬岳頂上宿舎・天狗山荘のテント場も完全予約制である[16]
    • 針ノ木岳方面で白馬山荘、村営白馬岳頂上宿舎の次のテント指定地は村営天狗山荘である。
    • 白馬岳下山路で白馬山荘、村営白馬岳頂上宿舎の次のテント指定地は白馬大池山荘、白馬尻小屋である。
株式会社白馬館系
白馬山荘(収容人数800人[15])、白馬大池山荘、白馬尻小屋、栂池ヒュッテ、白馬鑓温泉小屋、五竜山荘、キレット小屋。
村営系
白馬岳頂上宿舎日本で3番目の規模の山小屋[要出典]・シーズン中は白馬山頂簡易郵便局が設置される)、猿倉荘、天狗山荘、八方池山荘(白馬尻荘は2007年から休業、2010年に廃止届が提出される[17])。
その他
祖母谷温泉小屋黒部峡谷側登山口)、不帰岳避難小屋、雪倉岳避難小屋、朝日小屋、白馬岳蓮華温泉ロッジ、唐松岳頂上山荘
名称 所在地 白馬岳からの
方角と距離(km)
[注釈 3]
標高
(m)
収容
人数
キャンプ
指定地
備考
白馬山荘
丸山から望む白馬山荘。
白馬岳頂上直下 0.1 2832 800
[15]
なし 明治38年(1905年)開業。
白馬岳頂上宿舎
白馬岳山頂方面から望む白馬岳頂上宿舎 (2015年8月)
白馬岳頂上 0.202 2,730 300 テント120張 幼児無料、食事はセルフテイク方式(バイキング)
白馬大池山荘 白馬大池北西畔 0.552 2,380 150 50張 テント泊料金に学生割引
白馬尻テント場 白馬大雪渓下 1.375 1,560 0 山小屋の開設はなし
白馬岳 0 2,932
村営天狗山荘
村営天狗山荘、天狗ノ頭の北、天狗池畔(2018年7月20日撮影)
天狗ノ頭の北、天狗池畔 2.02 2,730 88 テント50張 1958年建造[18]

交通・アクセス

大雪渓・白馬鑓温泉
JR東日本大糸線白馬駅からアルピコ交通の路線バスで猿倉へ
白馬大池
JR東日本大糸線白馬駅・信濃森上駅・JR東日本白馬大池駅から路線バスで栂池高原、更にロープウェーで栂池まで
JR西日本大糸線平岩駅から糸魚川バスの路線バスで蓮華温泉
欅平
黒部峡谷鉄道本線欅平駅より
県道
長野県道322号白馬岳線
長野県道325号白馬岳大町線

「はくば」かの論争

山小屋の名前
「白馬」は「しろうま」の当て字であるから「はくば」と読むのは本来は誤りだが、地元で「白馬」を「はくば」と読むことは古くから行われており、白馬山荘をはじめとする白馬連峰一帯の山小屋を経営している株式会社白馬館は、1890年に現在の白馬駅前にあたる場所に登山者向けの旅館「山木旅館」を建設し、1916年(大正5年)には「白馬館」と改名した。また、1907年(明治40年)には現在[いつ?]の白馬山荘の位置に山小屋「頂上小屋」を設置し、1915年(大正4年)には「白馬山頂小屋」と改名している。また、1908年(明治41年)には白馬尻小屋を設置しているが、これらは「白馬」を称した当初からすでに「はくば」と読ませており[要出典]、その他の「白馬」がつく山小屋名もすべて「はくば」と読むのが正式である。
村名
その後も1956年(昭和31年)9月30日に合併で発足した白馬村は「はくばむら」と呼ばれ、1932年(昭和7年)11月20日に開業した大糸線信濃四ツ谷駅1968年(昭和43年)10月1日白馬駅と改名され「はくばえき」と呼ばれている。
スキー場
現在[いつ?]では山や雪渓の名称と高山植物の名称以外のほとんどが「はくば」と読む。すべての「白馬」のつくスキー場もすべて「はくば」が正式の読みとなっており、スキーヤーも「はくば」読みが主流である[要出典]地元村民も山の名も含めて「はくば」読みをする人が多いが、登山ガイドブック・登山雑誌に一時期「はくばの読みはおかしい」という主張が掲載された影響か、登山者は「しろうま」派が主流である[要出典]。また放送局、新聞などのメディアでも「しろうまだけ」と呼ばれている[要出典]
植物の名称
最初にこの山で発見された高山植物の和名には「シロウマ」を冠するものは多数あるが、「ハクバ」を冠するものは全くない[出 20]。学術的な名称には山の正式名称が採用される傾向にあるからである。ただ、動物ではハクバサンショウウオが存在する。これは白馬岳ではなく白馬村から名付けられたからである[要出典]

テレビ番組

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ 富山県側がなだらかな斜面であるのに対して、長野県側はフォッサマグナ糸魚川静岡構造線に面した急峻な斜面となっている
  2. ^ 宗教登山に由来する山小屋としては日本最古の山小屋は、18世紀に建立されて立山室堂小屋である。
  3. ^ 白馬岳からの山小屋までの距離は、登山経路上の距離ではなく、2地点の直線距離。

出典

  1. ^ a b “基準点成果等閲覧サービス”. 国土地理院. 2012年3月17日閲覧。
  2. ^ “日本の主な山岳標高(富山県)”. 国土地理院. 2012年3月17日閲覧。
  3. ^ a b 中部山岳国立公園区域の概要 環境省、2010年12月16日閲覧。
  4. ^ a b c 風景紀行 57 白馬岳 中部森林管理局、2020年12月14日閲覧。
  5. ^ a b 登山ルート・山旅スポット. “大雪渓から白馬岳 登山ルート・難易度・時期”. 山旅旅. 2020年9月28日閲覧。
  6. ^ 別冊(内国郵便約款第79条及び第97条関係)交通困難地・速達取扱地域外一覧 日本郵便(2023年9月1日現在)
  7. ^ “白馬岳頂上宿舎”. 白馬村振興公社. 2016年11月6日閲覧。
  8. ^ “山岳リクリエーションに活かす地形学・地質学白馬しろうま大雪渓2005年落石事故から学ぶもの” (pdf). 地質調査センター (2005年12月2日). 2023年7月16日閲覧。
  9. ^ “「シロウマ」か「ハクバ」か、それが問題だ | PEAKS”. FUNQ [ ファンク ] (2020年7月30日). 2021年8月18日閲覧。
  10. ^ a b c d e 登山ルート・山旅スポット. “白馬岳-2932m 魅力・気象・ルート”. 山旅旅. 2020年8月21日閲覧。
  11. ^ “白馬岳花図鑑”. 白馬館グループ. 2011年6月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年1月31日閲覧。
  12. ^ a b 白馬岳の高山植物 白馬村、2011年1月31日閲覧。
  13. ^ 日本のレッドデータ検索システム エンビジョン環境保全事務局、2011年1月31日閲覧。
  14. ^ “白馬岳 登山ルート”. 運営事業法人 TheJapanAlps (2021年12月22日). 2023年7月13日閲覧。
  15. ^ a b c “白馬館だより”. 白馬館 (2023年7月17日). 2023年7月17日閲覧。
  16. ^ “白馬村営山小屋”. 白馬村営山小屋 白馬岳頂上宿舎・天狗山荘・八方池山荘 (一財)白馬村振興公社 (2023年7月17日). 2023年7月17日閲覧。
  17. ^ 白馬岳頂上宿舎2023年7月17日閲覧。
  18. ^ 金子 (1987)、30頁
出版書籍
  1. ^ a b c 『日本の山1000 山と溪谷社、1992年、ISBN 4-635-09025-6、pp.378-379
  2. ^ 『一等三角点百名山』 山と溪谷社、1988年、ISBN 4635170306
  3. ^ a b 『日本百名山』 深田久弥(著)、朝日新聞社、1982年、ISBN 4-02-260871-4、pp.174-178
  4. ^ 『新日本百名山登山ガイド・下』、』 岩崎元郎(著)、山と溪谷社、2006年、ISBN ISBN 4-635-53047-7、pp.18-21
  5. ^ a b 『花の百名山』 田中澄江(著)、文春文庫、1997年、ISBN 4-16-352790-7、pp.213-216
  6. ^ a b c 『新・花の百名山』 田中澄江(著)、文春文庫、1995年、ISBN 4-16-731304-9、pp.245-248
  7. ^ a b c 『新日本山岳誌』 日本山岳会(著)、ナカニシヤ出版、2005年、ISBN 4-7795-0000-1、pp877-879
  8. ^ 『日本アルプスの登山と探検』 ウォルター・ウェストン(著)、青木枝朗(訳)、岩波文庫、1997年、ISBN 4-00-334741-2、第11章、pp.372-373
  9. ^ 『日本アルプス再訪』 ウォルター・ウェストン(著)、水野勉(訳)、平凡社、1996年、ISBN 4-582-76161-5、p455
  10. ^ a b c d e 『北アルプス山小屋案内』 山と溪谷社、1987年、ISBN-4-635-17022-5、pp.14-30
  11. ^ a b c d 『北アルプス山小屋物語』 柳原修一(著)、東京新聞出版局、1995年、ISBN 4-8083-0374-4、pp.128-146
  12. ^ 『わが山旅五十年』 田部重治(著)、平凡社、1996年、ISBN 4-582-76134-8、p104
  13. ^ 『黒部渓谷』 冠松次郎(著)、平凡社、1996年、ISBN 4-582-76145-3
  14. ^ 『新・北アルプス博物誌』 大町山岳博物館(編)、信濃毎日新聞社、2001年、ISBN 4-784-09906-9、p388
  15. ^ 菊池俊朗『白馬岳の百年 』山と渓谷社、2005年、p21頁。 
  16. ^ 『強力伝・孤島』 新田次郎新潮社、1965年、ISBN 978-4-101122021
  17. ^ 『歩いてみたい日本の名山』 EDICO(著)、西東社、2004年、ISBN 4-791-61227-2、p182
  18. ^ 『コンサイス日本山名辞典』 三省堂、1992年、ISBN 4-385-15403-1、pp.267-268
  19. ^ a b 『白馬岳(山と高原地図34)』 昭文社、2010年、ISBN 978-4-398-75714-2
  20. ^ a b 『日本の高山植物(山溪カラー名鑑)』山と溪谷社、1988年、ISBN 4-635-09019-1、p715
  21. ^ 『花の百名山地図帳』 山と溪谷社、2007年、ISBN 978-4-635-92246-3、pp.152-155
  22. ^ 『花の百名山ガイド(下)』 山と溪谷社、1996年、ISBN 4-635-00489-9、pp.32-33
  23. ^ 『アルペンガイド9 白馬・後立山連峰 (ヤマケイアルペンガイド)』 山と溪谷社、2008年、ISBN 4-635-01353-7
報道資料
  1. ^ 「白馬岳きのう山開き」『朝日新聞』昭和22年7月11日 4面
  2. ^ 白馬岳でも一時は百人『朝日新聞』1976年8月15日朝刊、13版、19面
  3. ^ “NHKクロニクル 保存番組検索結果詳細 日本百名山 白馬岳”. NHK. 2016年11月6日閲覧。
  4. ^ “NHKクロニクル 保存番組検索結果詳細 花の百名山 白馬岳 ウルップソウ”. NHK. 2016年11月6日閲覧。
  5. ^ “小さな旅のバックナンバー(2000年9月10日)”. NHK. 2012年1月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年7月14日閲覧。
  6. ^ “おすすめの山(白馬岳)”. NHK. 2012年1月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年7月14日閲覧。
  7. ^ “小さな旅のバックナンバー(2008年6月1日)”. NHK. 2012年1月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年7月14日閲覧。
  8. ^ “NHKクロニクル 保存番組検索結果詳細 金とく 秋の北アルプス 紅葉と雲上の絶景”. NHK. 2016年11月6日閲覧。
  9. ^ “土曜スペシャルのバックナンバー”. テレビ東京. 2011年7月14日閲覧。土曜スペシャルで谷川真理福島和可菜が白馬大雪渓から登頂した。
  10. ^ “山オトコ☆山ガールが行く~北アルプスまるごと山遊び”. 信越放送. 2012年7月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年3月17日閲覧。
  11. ^ “金とくトップページ”. NHK名古屋放送局. 2013年11月1日閲覧。

関連書籍

  • 『白馬岳』 水越武(著)、山と溪谷社、1976年、ASIN B000J9H1NG
  • 『白馬の植物と植生』 土田勝義(著)、信濃毎日新聞社、1985年、ASIN B000J6LYEG
  • 『白馬岳 (日本の名山)』 串田孫一今福龍太今井通子(編)、博品社、1997年、ISBN 4-938-70640-7
  • 『白馬岳 (花の山旅)』 竹内真一(著)、山と溪谷社、2000年、ISBN 4-635-01405-3
  • 『白馬岳を歩く』 磯貝猛(著)、山と溪谷社、2000年、ISBN 4-635-17046-2
  • 『白馬岳殺人事件』 梓林太郎(著)、山岳ミステリー角川文庫、2000年、ISBN 4-041692091
  • 『白馬自然観察ガイド』 中村至伸(著)、山と溪谷社、2003年5月、ISBN 4635420264
  • 『白馬岳の百年―近代登山発祥の地と最初の山小屋』 菊池哲男(著)、山と溪谷社、2005年、ISBN 4-635-17170-1
  • 『新版・日本雪山登山ルート集』 山と溪谷社、2006年、ISBN 4-635-18009-3
  • 『白馬岳-自然の息吹き』 菊池哲男(著)、写真集、山と溪谷社、2011年6月、ISBN 9784635546515

関連項目

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外部リンク

  • 白馬村観光局-登山トレッキング-
  • 朝日岳から白馬岳へ/朝日町ホームページ
  • 地図閲覧サービス(白馬岳) - 国土地理院
  • 白馬岳の情報 - 日本気象協会
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