MAKI VI

MAKI VI
浅川マキライブ・アルバム
リリース
録音 1974年9月19日
神田共立講堂 含む[1]
ジャンル ジャズブルース
時間
レーベル EXPRESS
プロデュース 寺本幸司、柏原卓、谷古宇広光、関根ゆき子
チャート最高順位
浅川マキ アルバム 年表
裏窓
1973年
MAKI VI
1974年
灯ともし頃
1976年
特記事項:オリジナルレコード盤に録音場所やライブ録音との記載なし。
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MAKI VI(マキ シックス)は、1974年12月20日に発表された浅川マキの2作目(通算6枚目)のライブ・アルバムである。1974年12月20日に東芝EMI - エキスプレス・レーベル(現:ユニバーサルミュージック合同会社内のEMIレコーズ・ジャパンレーベル)より発売された。

解説

  • 前作『裏窓』から約1年振りのアルバムで、当時の告知には緊急発売と記載されていた。1974年初頭の東芝EMI-エキスプレスレコードのチラシには同年6月にアルバム発売予定との記載があったが発売されず、12月に本アルバムが発売となった。
  • 今作では山下洋輔トリオ、稲葉国光等のジャズミュージシャン達が参加している。
  • ライヴ・アルバムであるが、オリジナル・レコード盤に録音場所やライブ録音との記載はなく、浅川自身のオフィシャル・ページ(現在なし)、及び山下洋輔のオフィシャルページに記載があるのみである。また4年後に発売されたライヴ・アルバム「浅川マキ・ライヴ・夜」(1978年)のインナーにて浅川本人が「完全なライヴレコードは七年ぶり」[2]と記していることから、このアルバムの録音が完全なライブ音源なのか不明である。
  • このライヴの一部はラジオにて放送された。なおラジオでは本アルバム未収録である「Left Alone(英語版)」(この曲は浅川マキの初期レパートリーであり正式音源は未発売)、「奇妙な果実 STRANGE FRUIT」(『ブルー・スピリット・ブルース』収録)のライヴ音源2曲も放送された。
  • 2011年1月に、1970年代のアルバム10作、6月に本作を含む1980年代のアルバム14作がデジタルリマスタリングされた音源に、オリジナルLP盤の歌詞(歌詩)カード(一部の作品に例外、及び色や紙質などの差異あり)、レコードレーベルを再現した紙ジャケット仕様で復刻(初CD化作品含む)。ただし、帯は紙ジャケットシリーズで新たにデザインされたものに統一され、オリジナルレコード帯は再現されていない。また『WHO'S KNOCKING ON MY DOOR』(1983年)以降はオリジナルレコード盤に元々帯がなく、帯代わりのステッカーが添付されていたが、こちらも再現されていない。

収録曲

Side A

  1. わたしの金曜日
  2. 港町
    • 作詩:Langston Hughes/作曲:山下洋輔/日本語詩:斎藤忠利
    • JASRACデータベース上では、作詞:斉藤忠利/作曲:山下洋輔 と登録されている[4]
    ※後にアルバム『マイ・マン』にてスタジオ録音される。
  3. ジン・ハウス・ブルース
    • 作詩・作曲:Henry Troy-Fletcher Henderson/日本語詩:浅川マキ
    ※オリジナルはアルバム『MAKI II』収録。
    • JASRACデータベース上では、作詩:Henry Troy-Fletcher Henderson/作曲:Henry Troy と登録されている[4]
  4. キャバレー
    • 作詩:Langston Hughes/作曲:山下洋輔/日本語詩:斎藤忠利
    • JASRACデータベース上では、作詩:斉藤忠利/作曲:山下洋輔 と登録されている[4]

Side B

  1. あんな女ははじめてのブルース
    • 作詩:Langston Hughes/作曲:山下洋輔/日本語詩:斎藤忠利
    • JASRACデータベース上では、作詩:斉藤忠利/作曲:山下洋輔 と登録されている[4]
  2. 今夜はおしまい
    • 作詩・作曲:浅川マキ
    ※後にアルバム『マイ・マン』にてスタジオ録音される。
  3. 戸を叩くのは、誰
  4. ボロと古鉄 RAGS AND OLD IRON
    • 作詩:Oscer Brown Jr./作曲:N.Cautis-O.Brown Jr./日本語詩:浅川マキ
    • JASRACデータベース上では、作詩・作曲:OSCAR BROWN JR/作曲:NORMAN CURTIS と登録されている[4]

クレジット

演奏者

スタッフ

  • 寺本幸司 - Producer
  • 柏原卓 - Producer
  • 谷古宇広光 - Producer
  • 関根ゆき子 - Producer
  • 渋谷森久 - Director
  • 森知明 - Mixer
  • 周東圀夫 - Designer
  • 内田巧 - Colatoning
  • 瀬村真理 - Recording Manager
  • TAKE ONE - Special Thanks
  • 音楽工房モス・ファミリイ株式会社 - Produce

発売形態

形態 発売日 品番 発売元 備考
LP 1974年12月20日 ETP-72001 東芝EMI オリジナル発売日。
CT 1974年12月20日 ZA-1532 東芝EMI
CD 2011年01月21日 TOCT-27046 EMIミュージック・ジャパン 【初CD化】※完全限定生産盤
2011年デジタルリマスタリング/紙ジャケット仕様。
歌詞(詩)カードの歌詞(詩)掲載ページがオリジナルレコード盤では白地だったが、薄グレー地になっている。
一度生産終了後、2016年2月24日に同一規格で1970年代のアルバム10作がアンコール・プレス。

脚注・出典

  1. ^ 浅川自身のオフィシャル・ページ(現在なし)、及び山下洋輔のオフィシャルページより。
  2. ^ 「浅川マキ・ライヴ・夜」インナー(歌詞(詩)カード)のライナーより。
  3. ^ 浅川マキの作品は「作詞(日本語詞)」「「作詩(日本語詩)」とクレジットされているものがあるが、本作のレコード盤及びCD盤の歌詞(歌詩)カードには“詩”と表記されているので、この表現を用いた。
  4. ^ a b c d e JASRAC作品データベース検索サービス J-WID 検索結果
シングル

1.東京挽歌 / アーメン・ジロー - 2.夜が明けたら / かもめ - 3.ちっちゃな時から - 4.港の彼岸花 - 5.少年 - 6.こんな風に過ぎて行くのなら - 7.裏窓 / 翔べないカラス - 8.夕凪のとき - 9.マイ・マン - 10.こころ隠して - 11.コントロール - 12.見えないカメラ

アルバム
1970年代作品
1980年代作品
1990年代作品

BLACK-blackにgood luck- - 黒い空間 - こんな風に過ぎて行くのなら - 闇のなかに置き去りにして

ベスト・その他アルバム

コンパクト盤「浅川マキ」 - Selected Album by MAKI - DARKNESS - DARKNESS I - DARKNESS II - DARKNESS III - DARKNESS IV - Long Good-bye - スキャンダル 京大西部講堂1982

映像作品

幻の男たち LIVE1984 - 浅川マキがいた頃

楽曲

夜が明けたら - かもめ - ふしあわせという名の猫 - ロング・グッド・バイ - 赤い橋 - 朝日のあたる家 (朝日樓) - 奇妙な果実 - あなたなしで - それはスポットライトではない - センチメンタル・ジャーニー - あのひとは行った - 私のブギウギ - ナイロン・カバーリング - 暗い日曜日 - 都会に雨が降る頃 - マイ・マン - 町の汽船 - コントロール - 炎の向こうに - アメリカの夜 - 夜のカーニバル

著書

幻の男たち - こんな風に過ぎて行くのなら

関連人物
関連項目

新宿 - 池袋 - アンダーグラウンド - - 白黒写真 - 蠍座 - 京大西部講堂 - 文芸坐ル・ピリエ - 新宿 PIT INN - 東芝EMI - EXPRESS - EASTWORLD - 音楽出版JUN & KEI - 小澤音楽事務所 - せなまる舎 - アビオン・レコード - ユニバーサルミュージック合同会社 - ジャズ - ブルース - ゴスペル

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