ガルム

曖昧さ回避 この項目では、北欧神話に登場する番犬について説明しています。その他の用法については「ガルム (曖昧さ回避)」をご覧ください。
ヘルとガルム
ウィキメディア・コモンズには、ガルムに関連するメディアがあります。

ガルムGarm)は、北欧神話に登場する番犬

ヘルヘイムにあるヘルの館「エーリューズニル」の番犬で、入り口にある洞窟グニパヘリルに繋がれている。無闇に冥界へと近づく者たちを追い払い、冥界から逃げ出そうとする死者を見張る。 『グリームニルの言葉』では「犬のうち最高のもの」と評されている。ラグナロクの際に自由になり、ガルムが死に際にテュールの喉を噛み切り相打ちになる。

見た目は狼犬に似て巨大な身体であり、胸元には渇いた血がついており、その胸元の血は死者の血である。フェンリルと同一視されることがある。

脚注

参考文献

  • V. G. ネッケル他 編『エッダ 古代北欧歌謡集』谷口幸男訳、新潮社、1973年。ISBN 4-10-313701-0。 
神々
英雄
登場人物
アース神族
ヴァン神族
男神
女神
その他
ミョルニルを象ったペンダント スウェーデンのスコーネ、1877年
生物(カテゴリ)
地名(カテゴリ)
九つの世界
その他
神器(カテゴリ)
出来事(カテゴリ:北欧神話)
原典資料(カテゴリ)
社会
その他
  • ポータル:神話伝承
  • カテゴリ
  • 表示
  • 編集