スペースシャトル・インディペンデンス

スペースシャトル・インディペンデンス英語: Space Shuttle Independence、NASA型名:OV-100)は、ヒューストン宇宙センターに展示されているスペースシャトル・オービターの実物大の模型。かつてはエクスプローラーExplorer)という名称で、ケネディ宇宙センター・ビジター・コンプレックスに展示されていた。

エクスプローラー時代には、脇にエレベーター付の見物塔があり、観光客はペイロードやコックピットのモックアップ、シャトル初期に宇宙飛行士が着用したオレンジ色の与圧服を着たマネキンなどを見ることが出来た。またエクスプローラーの横には2本の固体燃料補助ロケットがつけられた外部燃料タンクも展示されていた[1]

このビジター・コンプレックスにはスペースシャトル・アトランティスの実機が提供されることになったため、エクスプローラーは2011年12月に移動を開始し、2012年6月にNASAジョンソン宇宙センターに隣接して設置されている見学施設であるヒューストン宇宙センターへと移された[2]。ここでは退役したシャトル輸送機(SCA)の上に載った状態で展示される予定で、オービタの名前も新たに募集が行われた[3]

名称の公募を基に2013年10月5日に発表された新しい名前は「インディペンデンス」となった[4]

ギャラリー

  • インディペンデンス時代の写真
    インディペンデンス時代の写真
  • エクスプローラー時代の写真
    エクスプローラー時代の写真
  • 前方から撮影されたエクスプローラー。左側に見える建物が見物塔
    前方から撮影されたエクスプローラー。左側に見える建物が見物塔
  • エクスプローラー内部。Hughes Communications衛星のモックアップでSTS-49で打ち上げられた衛星の一つと類似する。
    エクスプローラー内部。Hughes Communications衛星のモックアップでSTS-49で打ち上げられた衛星の一つと類似する。

参考文献

  1. ^ Space Shuttle Plaza Kennedy Space Center
  2. ^ “Sunday drive: Shuttle replica's road trip to Space Center Houston”. collectSPACE.com. (2012年6月3日). http://www.collectspace.com/news/news-060312a.html 2013年7月30日閲覧。 
  3. ^ “Houston museum to top historic NASA jet with mock space shuttle”. collectSPACE.com. (2013年5月2日). http://www.collectspace.com/news/news-050213b.html 2013年7月30日閲覧。 
  4. ^ “Houston's space shuttle replica christened 'Independence'”. collectSPACE.com. (2013年10月5日). http://www.collectspace.com/news/news-100513a.html 2013年10月26日閲覧。 

関連項目

ウィキメディア・コモンズには、スペースシャトル・インディペンデンスに関連するカテゴリがあります。

座標: 北緯28度31分32秒 西経80度40分49秒 / 北緯28.52556度 西経80.68028度 / 28.52556; -80.68028

中心項目



構成要素
オービター
オービター拡張機能
クルー
ミッション
試験
事故
支援系
射場・着陸場
特別プログラム
  • D-1 (STS-61-A)
  • ゲットアウェイスペシャル (GAS)(英語版)
  • ティーチャー・イン・スペースプロジェクト (TISP)(英語版)
  • シャトル・ミール計画
  • ヒッチハイカー計画(英語版)
派生物
関連項目
その他
  • スペースシャトル計画への批判(英語版)