マーク・ベランガー

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マーク・ベランジャー

マーク・ベランガー
*Mark Belanger*
基本情報
ボルチモア・オリオールズでの現役時代 (1977年)
国籍	アメリカ合衆国
出身地	マサチューセッツ州バークシャー郡ピッツフィールド
生年月日	(1944-06-08) 1944年 6月8日（79歳）
没年月日	(1998-10-06) 1998年 10月6日（54歳没）
身長体重	6' 1" ＝約185.4 cm 170 lb ＝約77.1 kg
選手情報
投球・打席	右投右打
ポジション	遊撃手
プロ入り	1962年
初出場	1965年8月7日
最終出場	1982年10月2日
経歴（括弧内はプロチーム在籍年度）
選手歴ピッツフィールド高等学校（英語版）ボルチモア・オリオールズ (1965 - 1981) ロサンゼルス・ドジャース (1982)
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マーク・ヘンリー・ベランガー（Mark Henry Belanger, 1944年 6月8日 - 1998年 10月6日）は、アメリカ合衆国マサチューセッツ州バークシャー郡ピッツフィールド出身の元プロ野球選手（遊撃手）^[1]。右投右打。愛称はザ・ブレード（The Blade - 剣）。

メディアによっては「ベランジャー」と表記されることもある。

経歴

1962年にボルチモア・オリオールズと契約してプロ入り。

1965年にメジャーデビューすると、1968年より正遊撃手として活躍した。派手さはないが強肩と堅実なグラブさばきに加え、常に研鑽を怠らない真摯な姿勢で、8度のゴールドグラブ賞に輝く史上屈指の名手となった。また、通算守備率.977は史上7位にランクされる。

一方、打撃の方はさっぱりで、レギュラーを務めた1968年から1980年の間に打率.230を超えたのは3回だけだった。1976年だけは打率.270、27盗塁と例外的に活躍し、オールスターにも選出された^[2]。

その後、カル・リプケン・ジュニアの台頭により1982年にはロサンゼルス・ドジャースへ移籍し、同年限りで引退した。

現役時代から選手会のリーダーとして精力的に活動しており、引退後も選手会の会長特別補佐として働いた。肺ガンを患って1998年に死去したが、真面目な人柄で、病床でも仕事を続けていたと言われている^[3]。

詳細情報

年度別打撃成績

年度	球団	試合	打席	打数	得点	安打	二塁打	三塁打	本塁打	塁打	打点	盗塁	盗塁死	犠打	犠飛	四球	敬遠	死球	三振	併殺打	打率	出塁率	長打率	O P S
1965	BAL	11	3	3	1	1	0	0	0	1	0	0	1	0	0	0	0	0	0	0	.333	.333	.333	.667
1966		8	20	19	2	3	1	0	0	4	0	0	0	1	0	0	0	0	3	0	.158	.158	.211	.368
1967		69	205	184	19	32	5	0	1	40	10	6	1	9	0	12	1	0	46	3	.174	.224	.217	.442
1968		145	531	472	40	98	13	0	2	117	21	10	1	9	6	40	2	4	114	9	.208	.272	.248	.520
1969		150	594	530	76	152	17	4	2	183	50	14	6	4	5	53	5	2	54	13	.287	.351	.345	.696
1970		145	527	459	53	100	6	5	1	119	36	13	2	9	2	52	3	5	65	4	.218	.303	.259	.562
1971		150	590	500	67	133	19	4	0	160	35	10	8	6	4	73	6	7	48	9	.266	.365	.320	.685
1972		113	313	285	36	53	9	1	2	70	16	6	3	4	4	18	1	2	53	3	.186	.236	.246	.482
1973		154	544	470	60	106	15	1	0	123	27	13	6	15	5	49	1	5	54	9	.226	.302	.262	.564
1974		155	570	493	54	111	14	4	5	148	36	17	7	20	4	51	0	2	69	4	.225	.298	.300	.598
1975		152	502	442	44	100	11	1	3	122	27	16	4	23	0	36	0	1	53	2	.226	.286	.276	.562
1976		153	589	522	66	141	22	2	1	170	40	27	17	11	3	51	0	2	64	6	.270	.336	.326	.661
1977		144	458	402	39	83	13	4	2	110	30	15	8	8	2	43	1	3	68	7	.206	.287	.274	.560
1978		135	408	348	39	74	13	0	0	87	16	6	6	7	7	40	1	6	55	4	.213	.299	.250	.549
1979		101	242	198	28	33	6	2	0	43	9	5	1	11	3	29	0	1	33	3	.167	.273	.217	.490
1980		113	291	268	37	61	7	3	0	74	22	6	3	11	0	12	0	0	25	1	.228	.261	.276	.537
1981		64	158	139	9	23	3	2	1	33	10	2	1	5	0	12	0	2	25	4	.165	.242	.237	.479
1982	LAD	54	57	50	6	12	1	0	0	13	4	1	0	2	0	5	1	0	10	2	.240	.309	.260	.569
MLB：18年		2016	6602	5784	676	1316	175	33	20	1617	389	167	75	155	45	576	22	42	839	83	.228	.300	.280	.580

表彰

ゴールドグラブ賞：8回（1969年、1971年、1973年 - 1978年）

記録

MLBオールスターゲーム選出：1回（1976年）
守備のみの通算WAR：39.5（歴代2位）^[4]

背番号

33（1965年）
7（1966年 - 1981年）
8（1982年）

脚注

^ Goldstein, Richard (1998年10月7日). “Mark Belanger, 54, a Shortstop On Orioles Known for Fielding”. 2018年9月11日閲覧。
^ 出野哲也『改訂新版メジャー・リーグ人名事典』言視舎、2013年、515頁頁。ISBN 978-4-905369-67-7。
^ 「Baseball Card History」『月刊メジャー・リーグ』 2004年8月号ベースボール・マガジン社 45頁
^ https://www.baseball-reference.com/leaders/WAR_def_career.shtml

外部リンク

選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)

表話編歴ボルチモア・オリオールズ
球団	歴史選手監督成績
歴代本拠地	ロイド・ストリート・グラウンズスポーツマンズ・パークメモリアル・スタジアムオリオール・パーク・アット・カムデン・ヤーズ
文化	ザ・オリオール・バード
永久欠番	4 5 8 20 22 33 42
オリオールズ球団殿堂	ブルックス・ロビンソンフランク・ロビンソンデーブ・マクナリーブーグ・パウエルガス・トリアンドスマイク・クェイヤールイス・アパリシオマーク・ベランガーアール・ウィーバーポール・ブレアーポール・リチャーズミルト・パパスジム・パーマーケン・シングルトンアル・バンブリースティーブ・バーバージム・ジェンタイルステュ・ミラーディック・ホールスコット・マクレガーハンク・バウアーハル・ブラウンジーン・ウッドリングドン・ビュフォードマイク・フラナガンジョージ・バンバーガーチャック・トンプソンジェリー・ホフバーガービリー・ハンターカル・リプケン・シニアハリー・ダルトンデービー・ジョンソンリック・デンプシーリー・メイボビー・グリッチリー・マクフェイルエディ・マレーフランク・キャッシェンジャック・ダン3世エディ・ワットティッピー・マルティネスハンク・ピーターズエルロッド・ヘンドリックスマイク・ボディッカーレックス・バーニーデニス・マルティネスホイト・ウィルヘルムボブ・ブラウンカル・リプケン・ジュニアアーニー・タイラーブレイディ・アンダーソンエディ・ワイドナーラルフ・サルボンダグ・デシンセイクリス・ホイルズ B.J.サーホフビル・オドネルグレッグ・オルソンフィル・イツゾーワイルド・ビル・ヘギージュリー・ワグナーハロルド・ベインズレニー・ジョンストンレイ・ミラージョニー・オーツマイク・ボーディックリッチー・バンセルスマイク・ムッシーナウォルター・ユースリッチ・ダウアーロベルト・アロマードン・プリーズジョン・ローウェンスタインゲイリー・レニキーメルビン・モーラフレッド・ウルマンブライアン・ロバーツフレッド・マンフラモー・ガバ
ワールドシリーズ優勝（3回）	1966 1970 1983
ワールドシリーズ敗退（4回）	1944 1969 1971 1979
リーグ優勝（7回）	1944 1966 1969 1970 1971 1979 1983
できごと	1999年のキューバ代表との親善試合
傘下マイナーチーム	ノーフォーク・タイズ（AAA級）ボウイ・ベイソックス（AA級）アバディーン・アイアンバーズ（High-A級）デルマーバ・ショアバーズ（Low-A級）フロリダ・コンプレックスリーグ・オリオールズ（Rookie級）ドミニカン・サマーリーグ・オリオールズ（Rookie級）

ボルチモア・オリオールズ 1970年のワールドシリーズロースター

選手
05 ブルックス・ロビンソン（シリーズMVP）
06 ポール・ブレアー
07 マーク・ベランガー
08 アンディ・エチェバレン
09 ドン・ビュフォード
10 エルロッド・ヘンドリックス
14 マーブ・レッテンマンド
15 デービー・ジョンソン
19 デーブ・マクナリー
20 フランク・ロビンソン

22 ジム・パーマー
24 ピート・リッカート
25 モー・ドラボウスキー
26 ブーグ・パウエル
29 ディック・ホール
30 チコ・サーモン
32 マルセリーノ・ロペス
35 マイク・クェイヤー
36 トム・フィーバス
37 テリー・クロウリー
39 エディ・ワット

監督
04 アール・ウィーバー

コーチ
31 ジョージ・バンバーガー（投手）
41 ジム・フライ（打撃・ブルペン）
48 ジョージ・ストーラー（一塁）
55 ビリー・ハンター（三塁）

表話編歴アメリカンリーグゴールドグラブ賞（遊撃手）
1950年代	58 ルイス・アパリシオ 59 ルイス・アパリシオ
1960年代	60 ルイス・アパリシオ 61 ルイス・アパリシオ 62 ルイス・アパリシオ 63 ソイロ・ベルサイエス 64 ルイス・アパリシオ 65 ソイロ・ベルサイエス 66 ルイス・アパリシオ 67 ジム・フレゴシ 68 ルイス・アパリシオ 69 マーク・ベランガー
1970年代	70 ルイス・アパリシオ 71 マーク・ベランガー 72 エド・ブリンクマン（英語版） 73 マーク・ベランガー 74 マーク・ベランガー 75 マーク・ベランガー 76 マーク・ベランガー 77 マーク・ベランガー 78 マーク・ベランガー 79 リック・バールソン
1980年代	80 アラン・トランメル 81 アラン・トランメル 82 ロビン・ヨーント 83 アラン・トランメル 84 アラン・トランメル 85 アルフレド・グリフィン 86 トニー・フェルナンデス 87 トニー・フェルナンデス 88 トニー・フェルナンデス 89 トニー・フェルナンデス
1990年代	90 オジー・ギーエン 91 カル・リプケン・ジュニア 92 カル・リプケン・ジュニア 93 オマー・ビスケル 94 オマー・ビスケル 95 オマー・ビスケル 96 オマー・ビスケル 97 オマー・ビスケル 98 オマー・ビスケル 99 オマー・ビスケル
2000年代	00 オマー・ビスケル 01 オマー・ビスケル 02 アレックス・ロドリゲス 03 アレックス・ロドリゲス 04 デレク・ジーター 05 デレク・ジーター 06 デレク・ジーター 07 オーランド・カブレラ 08 マイケル・ヤング 09 デレク・ジーター
2010年代	10 デレク・ジーター 11 エリック・アイバー 12 J.J.ハーディ 13 J.J.ハーディ 14 J.J.ハーディ 15 アルシデス・エスコバー 16 フランシスコ・リンドーア 17 アンドレルトン・シモンズ 18 アンドレルトン・シモンズ 19 フランシスコ・リンドーア
2020年代	20 J.P.クロフォード 21 カルロス・コレア 22 ジェレミー・ペーニャ 23 アンソニー・ボルピー
投手捕手一塁手二塁手三塁手外野手