近江の茶
近江の茶(おうみのちゃ)は、滋賀県で生産されているお茶(緑茶)の総称である。甲賀市で最も多く生産されている[1]。
歴史
805年に延暦寺開祖の最澄が唐から持ち帰ったお茶の種子を、比叡山山麓坂本の日吉茶園(日本茶発祥の地)に播いたのが始まりとされている[1][2]。
日本後記には815年に嵯峨天皇が現在の大津市に向かう途中、梵釈寺を過ぎたところで、永忠という僧侶が茶を煎じて献上したことが記載されている。これが茶事に関する日本最初の記録とされている[2]。
特徴
昼夜の温暖差が激しく霧が発生しやすい、お茶の栽培に適した場所が多く、風味豊かで上品な高級煎茶が栽培されている[1]。
近江の茶に属するブランド
「近江の茶」として販売される以外に、一部ではさらに産地を限定した地域ブランドが存在する。
脚注
[脚注の使い方]
- ^ a b c “新茶の季節あらためて知りたい甲賀の茶”. 甲賀市. 2019年6月27日閲覧。
- ^ a b 井本拓志 (2017年6月7日). “日本茶「起源」初摘み”. 中日新聞
関連項目
外部リンク
- 一般社団法人滋賀県茶業会議所
- 近江の茶(全国農業協同組合連合会 滋賀県本部)
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